CAR
TOGA×MINI Car Impression
戸賀編集長が語るMINIインプレッション〈緊急試乗〉
「これぞ“小さな高級車”にワクワクどきどき!」

自他共に認める“大の”クルマ好きのJ PRIME戸賀編集長がつい最近試乗したのが、THE MINI JOHN COOPER WORKS.(THE MINI ジョンクーパー ワークス)。その印象を、ちょっと独断と偏見が入った“戸賀目線”で語ります。聞き手は彼の雑誌編集者時代の先輩、フリーランスエディターの高(『“クルマ通”戸賀編集長の愛車遍歴」参照)です。
「クルマ好きのリッチなオジサンが大喜びするクルマです」
戸賀 (ズギョギョギョ〜〜ンと勇ましいエンジン&エキゾースト・サウンドをなびかせながら登場)。高さん、お早うございます。
高 おおっと、凄い音だねえ。しかも、フロントスポイラーと大型エア・インテーク、それにリアスポイラー、18インチ・アロイホイールを纏ったエクステリアも迫力だねぇ。

戸賀 クラシックMINIの時代に、MINIのチューンナップを手がけたジョン・クーパーですが、彼の名を現代のMINIに蘇らせたハイパフォーマンスモデル「ジョンクーパー ワークス」です。エンジンは2リットルの直列4気筒DOHCターボで、最高出力は231PSです。車両重量がたった1290kgですから、走りは強烈ですよ。なにしろ0-100km/h加速は6.1秒、最高速度は250km/hですから。さぁ、早く乗ってください。走りに行きますよ!(高が乗り込むや否や、ズギョギョギョ〜〜ンと発進!)。
高 これってターボだっけ!? さっきトガッチが言ったとおり、パワフルだねえ。で、そのパワーに負けないようにサスペンションをかなりチューンしてあるようだけど、いやはや固いねぇ。
戸賀 このジョンクーパーワークスのスポーツサスペンションは、ニュルブルクリンクで鍛えた専用設定なんですよ。ダイナミックな走りとともに優れた安定性を発揮しますが…まぁ、運転している僕はまるでゴーカート感覚で楽しいですけど、助手席の高さんはちと辛いですかね。もうジジイですし(笑)。でも、足回りのセッティングといい、ターボの出力特性のセッティングといい、長年のレース活動で培った経験によって最適のチューニングを施しているところは、さすがジョンクーパーワークスですね。


高 うむ。走る愉しさを詰め込んだジョンクーパーワークスの性能は、ジジイでも苦にならないよ(笑)。でも、女性には辛いんじゃないかなぁ。音も乗り心地も、すべてが男っぽいもんね。でも、なぜまた突然にMINIなの?
戸賀 いやいやいや、全然「突然」じゃないですよ。僕は以前にもMINIに乗っていたんですから! 僕が35歳くらいだったかな…初代MINI ONEが出てすぐに故・徳大寺有恒さんが買って、それをちょくちょく乗せてもらってたんですよ。でも、チョイ乗りするにはとても楽しかったんですが、当時はまだ若かったこともあり、小型車=MINI ONEの本当の良さを理解できなかったなぁ。そこで、大人になった今、改めてMINIに乗れば、また違った見解ができるんじゃないかと思ったんですよ。
高 なるほど。で、印象は変わったの? 新しい発見はあったのかな?
戸賀 MINIも4代目になりますが、少なくとも20年間ず〜っと進化してきたと思います。そこで僕が注目したいのは、デザインが変わったとかパワーが上がったとかよりも、目に見えないところがじっくりと熟成していることです。例えば、ステアリングに付属しているスイッチやドアのパワーウィンドウのスイッチなどの「作動感」が、とても剛性感があって、それでいてしっとりとしていること! 高さんも助手席のパワーウィンドウのスイッチを触ってみてください。


高 (クイッとスイッチを作動)う〜む、確かに良いねえ。スイッチを入れる瞬間どこにも引っかかる感じがなく、とてもタッチが軽い。それなのに決してスカスカではなく、そのまま作動終了まで同じ入力が続く…って感じ。そういえばシートの感触も同様だね。ヘッドレスト一体型スポーツシートの表層はすごくしなやかでソフトなんだけど、座るとズシッと手応えがあって身体を包み込むように支えてくれる。それでいて走行中に身体が上下に揺すられても、決してクッションの底に突き当たらないんだよ。
戸賀 そうそう、やっぱり感じましたか!! そういうタッチや作動感って、設計や素材がよっぽどきちんとしていないと実現しないですよね。新しいMINIはそういうところに、手間と技術とお金をつぎ込んでいるんです。それが凄いと思います。そういう目に見えないところにまで気を配って作られたMINIこそ、高級車だと言えるんじゃないでしょうか。先日もハンティング・ワールド ゴルフのキャディバッグを積んでゴルフに行ったんですけど、とにかく速い! ボディはかなりしっかりしているし、締め上げられた足まわりはMINIらしくゴーカート感覚で走れます。狙ったラインをイメージどおりにトレースできるうえに、思いどおりにスピードを制御できるブレーキも凄い。かといって、悪路でもドタバタと突き上げるような不快な乗り心地じゃないところも好印象! とにかく楽しく快適なクルマですよ。
高 うむ。人とクルマが触れるところが心地よく、そして乗って楽しいTHE MINIジョンクーパーワークスは、まさに大人の男のクルマと言えるね。そして、俺たちもそれがようやく理解できる大人になったんだね。

THE MINI JOHN COOPER WORKS.
●エンジン:直列4気筒DOHCターボ(1998cc)
●最高出力:170kW(231PS)/5200rpm
●最大トルク:320Nm/1450〜4800rpm
●全長×全幅×全高:3880×1725×1430mm
●車両重量:1290kg
●価格:¥4,900,000〜(税込)
MINI TOKYO BAY
http://www.tokyo-bay.mini.jp/
MINIカスタマー・インタラクション・センター
☎︎0120-3298-14
https://www.mini.jp/
撮影 杉田裕一 文 高 成浩(POW-DER)

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