FASHION
トガオシ。Vol.324
戸賀敬城が推す「BLANC..」の選び方
「夏本番を前に新調したいものがある」ということで、B.R.SHOPを訪れた戸賀編集長が、チェックしていたのはサングラス。たしかにこの時期の必需品ですよね。ブランドはもちろん、フレームデザイン、レンズカラーなど、戸賀さん流の選びのポイントを伺いました。
夏の必需品サングラスにもトレンドあり!?
▲ブラン/セルフレーム サングラス/BE011 ¥38,500(税込)
サングラスを求めてBRへ来たということは、ショップが箱推しするBLANC..を求めていらしたのは明らか。なにしろ、毎年この時期になるとBLANC..のインプレッションをされているのですから。実際、何本もお持ちのことと思いますが、今年のサングラスはどんなものを探されているのでしょうか?
「ずっと同じブランドを掛けている人もいるけど、基本的にはサングラスにもトレンドがあるので、そこは押さえておきたい派。以前はアイウェア・オブ・ザ・イヤーの審査委員会もやっていたのでね」
10年ほど前、世界最大級の国際メガネ展示会・iOFTでは錚々たるアイウェア業界の権威の方々とともに、その年のNo.1アイウェアを決定する評議会の審査員を務めていただけあって、アイウェアを見る目も一流の戸賀編集長。今年選ぶなら、どんなものが良いのでしょうか
「服もそうなんだけど“ヴィンテージ感”っていうのが、トレンドキーワードになってるよね。セルフレームなら少し太めでゴツい感じ。いまでは技術力が上がって細いセルもできるんだけど、あえて昔の表情を残したフレームや、蝶番使いのデザインがなんとなく新鮮だ。でも、まんまヴィンテージだと古着好きみたいになっちゃうから、そのあたりの匙加減は重要」
そういって手にしたのがBLANC..のセルフレーム BE-011。フレンチヴィンテージを独自解釈した最新モデルは、ブリッジを高い位置に設定したストレートテンプルのウェリントンフレームでした。ヨロイ部分の3ポイントも、どこか懐かしい印象。こういうところがヴィンテージ感を漂わせるんですね。
「世界的に評価の高い鯖江フレームは、かけたときのフィット感が抜群だし、メンテナンスフリーで長く使えるところがいいんだ。じつは先週、愛用してたサングラスを失くしてね。それが鯖江製のサングラスだったので、やっぱり鯖江のサングラスを買い足したいってのも本音なんだ(笑)」
ヴィンテージディテールを採用した最新セルフレーム
▲ブラン/セルフレーム サングラス/BE011 ¥38,500(税込)
日本人のデザイナーが手掛けているそれにBLANC..だからこそ、日本人の顔型に合わせやすいフレームデザイン。ストレートテンプルの左先端だけ、アクセントカラーになっているのがBLANC..の証です。ちょっとゴツめで立体的なセルフレームですが、リムの裾部分にアクセントが入っていたり、ストレートテンプルの中にヴィンテージアイウェアによく見られるテンプル芯を採用するなど、随所にこだわりが見られます。
「海外フレームはマメにメンテナンスしないとフィッティングが緩んだり、左右のバランスが崩れたりしがちだけど、鯖江製のフレームは職人が一本ずつ手作業で削り出していて、金具の取り付けも強固で確か。長く使えるのがいいよね。失くしちゃったらどうしようもないけど(笑)」
ファッションとも合わせやすいクリアセルフレーム
▲ブラン/PHOTOCHROMIC セルフレーム サングラス (調光レンズ) ¥38,500(税込)
こちらはクリアセルのシリーズB0033で、先程とは違いフレーム形状がやや小ぶりのウェリントン。クリアセルフレームは顔の印象が伝わりやすいので、相手に威圧感を与えないところがいいですね。
「サングラスはどうしても視線がわかりにくいので。相手を不安にさせがち。人に会うとき、レンズはあまり色が濃すぎないもののほうがいいよね。その点、こちらは調光レンズを採用したモデルなので、昼間の屋外では安心のグレー、室内や夜などはレンズカラーが薄くなってスタイリッシュな雰囲気なんだ」
遊び心も感じさせながら、機能性も備えたクリアセルには、ほどよいリゾートな気分も誘います。白のサマーニットにワンポイント色を挿す意味でも、アクセサリー的に使えるとあって、戸賀編集長も気に入った様子です。
「サングラスはアクセサリーであると同時に、紫外線をカットして目を保護する大切な役割もあって、目の疲れを軽減してくれる道具。ブランドやファッション性だけでなく、機能もしっかり考慮して選びたいよね」
1日中掛けていられる調光レンズモデル
▲ブラン/PHOTOCHROMIC セルフレーム サングラス (調光レンズ) ¥38,500(税込)
フロントとテンプルの色調を変えることで、モダンな印象を醸したB0033シリーズ。カラーコンビネーションにもこだわって、洗練された印象に仕上げられています。小ぶりのウェリントンは日本人に似合うフレーミングで、男女を問わず掛けられるモデルです。
「調光レンズを採用しているので、1日中掛けたままでいられるし、意外とどんなスタイルにも似合うデザインなところがすごいと思う。カジュアルでもスーツでも、奇抜な感じはないので、合わせやすいんじゃないかな。掛け心地はさすがの鯖江製。フレームが小ぶりなので、女性にも似合いそうだね」
コレクションには知的な大人のチタンフレームも
▲ブラン/PHOTOCHROMIC チタンフレーム サングラス (調光レンズ) ¥40,700(税込)
最後に一点、お店からおすすめとして紹介していただいたのはチタンフレームサングラスB0036シリーズ。丸目のボストンフレームは人気のデザインで、波打ったテンプルの形状には3D状で工学的な美意識も漂います。
リムには少し厚みをもたせ、ブリッジは山型。調光セミフラットレンズを採用することで、スタイリッシュなアクセサリーとしても洒落たイメージ。チタンの軽さと、すっきりシャープなメタル感は、知的な大人に似合いそうなデザインです。もちろん左テンプルエンドのアクセントも健在です。
3タイプのBLANC..を掛け比べた戸賀編集長が、最終的にどれを選んだかはお店で聞いてみてもらえれば。戸賀編集長のプライベートは、Amebaブログの「トガブロ。」でも日々更新されているので、きっとそのうちBLANC..姿もアップされるはずです。
▼こちらの記事はB.R.ONLINEでもご覧頂けます。
Producer:大和一彦/Photographer:鈴木泰之/Writer:池田保行 (ゼロヨン)/Designer:中野慎一郎
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