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ヴァシュロン・コンスタンタン
旅好きにぴったりのラグスポ・コンプリケーション
VACHERON CONSTANTIN(ヴァシュロン・コンスタンタン) 「オーヴァーシーズ・ トゥールビヨン」
今、名門時計ブランドの製品の中で、世界中のセレブリティにもっとも人気があるのが、カジュアルな着こなしに映えるラグスポでしょう。そしてどのブランドの時計も1970年代のモデルがそのルーツです。
1755年創業、つまり250266年以上も途切れることなく時計作りを続けてきた世界最古の時計ブランド、ヴァシュロン・コンスタンタンが1996年に世に送り出した、旅のスピリットを表現したコレクション「オーヴァーシーズ」。今回ご紹介するのは、その頂点に君臨するトゥールビヨンモデルです。
コレクションのルーツになった時計は1977年に創業222周年を記念して発売された「222」。デザイナーは20世紀のスイスを代表するウォッチデザイナー、ヨルグ・イゼックです。このモデルでは文字盤5時位置、印象的なベゼルの外側に、ヴァシュロン・コンスタンタンのアイコンであるゴールドの「マルタ十字」がアクセントとして埋め込まれていました。
このシンボルは文字盤12時位置に加えて、6時位置にあるこの時計の最大の魅力であり特長である複雑機構、1分間に1回転してスモールセコンドの役割も果たすトゥールビヨン(脱進機)のデザインにも取り入れられています。
フランス語で「うずまき」を意味するトゥールビヨンは、18世紀から19世紀に活躍した時計史上最高の天才アブラアン・ルイ・ブレゲが懐中時計の時間精度を向上させるために開発し1801年に特許を取得した、複雑時計機構の代表ともいえるメカニズムです。
時計の中で最も高速で動き、最高峰の工作精度が要求される脱進調速機にさらにこの機構を盛り込みきちんと動作させることは、懐中時計でも腕時計でも難しいこと。回転するこのメカニズム自体が「機械の芸術品」そのものです。
しかもこのモデルは、トゥールビヨン機構を搭載し、自動巻きモデルながら、ペリフェラルローターを使った巻き上げ機構の採用で、ケース厚10.39mmという超薄型に仕上げられています。そのうえ、パワーリザーブも約80時間とトゥールビヨンモデルとしては異例の長さ。これは実用性を考えた結果です。また、ブレスレットに加えてアリゲーターストラップ、ラバーストラップが付属。ドレススタイルに主に登場する一本になるかと思いますが、ストラップを自分の手で簡単に交換できるので、使うシーンや季節、着こなしに合わせて変更可能です。
メカニズム好きはもちろん、旅好きにもぴったりのトゥールビヨンモデルといえるでしょう。
参考価格 ¥19,712,000(税込)*時価
SPEC
ケース径:42.5mm
ケース:ピンクゴールド
ストラップ:18Kピンクゴールドブレスレット、ブルーのアリゲーターレザー、ブルーのラバーストラップ計3本が付属
ムーブメント:キャリバー2160(自動巻き)
パワーリザーブ:約80時間
防水性:5気圧防水
●トゥールビヨンとは?
機械式時計には、地球の重力が原因で起こる、時計の地球に対する位置によって時計が進んだり遅れたりする「姿勢差」という問題が付きまといます。そこでブレゲは、この姿勢差を平均化することを考えました。そして考案したのがトゥールビヨン。姿勢差に関与する機械式時計の心臓部、ガンギ車とアンクル、テンプ、ヒゲゼンマイで構成される脱進調速機をケージ(カゴ)に入れて、常に回転させることで、重力の影響を相対的に平均化、より優れた時間精度を実現します。
VACHERON CONSTANTIN(ヴァシュロン・コンスタンタン)
https://www.vacheron-constantin.com/jp/home.html
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