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リッチなオジサン世代にドンピシャ

3代目プレリュードは、俺たちのナンバー1デートカーだった!

2025.01.30

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3代目プレリュードは、俺たちのナンバー1デートカーだった!

戸賀編集長が「今」気になっているクルマということで、前回は彼が足グルマの購入を考える時、常に候補に挙がる『マツダ・ロードスター』にスポットを当ててみました。 そして今回は、J PRIME読者のリッチなオジサン世代にドンピシャな1台、ホンダのプレリュードに注目。戸賀編集長もかなり気になっているようですが、残念ながら新型プレリュードはまだ発表前。
ということで今回は、リッチなオジサン世代の青春時代を彩ったナンバー1デートカー「3代目プレリュード」を中心にお話を進めさせていただきたいとます。

戸賀 初代のプレリュードは1978年に販売が開始されたから、俺たちはまだ小学生。だから初代にはプレリュードについてはあまり詳しくない。とういうことで、初代には触れないで話しを始めるよ。

菅原 了解。確かに初代はあまり記憶に残ってないかも。

やっぱりリトラクタブル・ヘッドライトは魅力

戸賀 だろ? やっぱり俺たちの世代にとって、プレリュードと言えばリトラクタブル・ヘッドライトなんだよ。リトラクタブルを初めて採用したのは2代目プレリュード。このモデルが発売されたのは1982年だから、俺たちもついに中学生だった訳だ。男の子ならクルマや単車に興味を持ち始める頃。でも俺には、まったくこの2代目プレリュードが刺さらなかった。

ホンダの2代目プレリュード

菅原 そうなの? 一応、2代目プレリュードは日本車離れしたワイド&ローなボディ形状とか言われて人気のモデルじゃなかったっけ?

戸賀 そうなんだけど、なぜか俺にはまったく刺さらなかった。なんかホンダらしくないし、当時はスペシャリティーカーとかデートカーなんて呼ばれていたけど、「ホンダの色気ってこんなもんか」「これって、モテないデートカーじゃねぇの?」っていう印象でしかなかった。あの頃の俺は単車のレースにも出ていたし、クルマにおいても硬派っていうか、分かりやすく言うと走り屋だったんだよ。だからデートカーとかスペシャリティーカーなんて呼ばれているクルマは、チャラい以外の何ものでもなかった。

菅原 まぁ、走り屋からしてみれば、スペシャリティーカーとかデートカーのチャラさには興味ないよな(笑)。ちなみにトガは、35年以上経った今でも走り屋気質が抜けてないけど。

ペッタンコなスタイリングにもやられた!

戸賀 うるさいよ(笑)。そんなこともあって、2代目プレリュードは、俺には響かなかったんだよね。 でもこれが1987年に登場した3代目になると、俺の中でのプレリュードに対する評価が大きく変わることになる。3代目プレリュードは2代目からのキープコンセプトで、ワイド&ローなボディ形状なんだけど、さらにボディがペッタンコになったイメージがあるんだよ。あのペッタンコに19歳の俺はやられた。

ホンダの3代目プレリュードのサイド
ホンダの3代目プレリュードのリア

菅原 俺もやられた(笑)。っていうか、あの頃の10代、20代の男はみんなやられていたと思うよ。確かに2代目もリトラクタブル・ヘッドライトだったけど、黒い樹脂みたいな部分があったからちょっと厚みを感じるし、何か野暮ったかったイメージがある。だからボディとリトラクタブル・ヘッドライトが同色だったシンプルデザインの3代目の方が圧倒的にカッコ良く見えたのかもね。

戸賀 確かに。そうそうスガ、3代目プレリュードのオートマのシフトノブが縦型なのは知ってる?

ホンダの3代目プレリュードの運転席
ホンダの3代目プレリュードのシート

菅原 オートマは知らないなぁ。

戸賀 前回のマツダ ロードスターの時にも言ったけど、20歳の頃の俺はガソリンスタンドでバイトしていたんだよ。だからお客さんのプレリュードに触れる機会があったんだけど、あのオートマのシフトノブ形状と操作感には、さすがに痺れた。そしてあの小指一本でも回せるくらい軽いパワステにも痺れた。 当時、操縦性という観点で見るとパワステがそんなに軽くて良いのか? って書いているジャーナリストもたくさんいたけど、実際に運転してみると本当に楽チンなんだよ。さらにここに乗用車で世界初となる4WSをオプションで付けると、車庫入れがむちゃくちゃ楽だった。少し慣れは必要だったけどね。

乗用車で世界初となる4WS

菅原 お~、4WS! 当時は気になって仕方なかった記憶がある。世界初とか言われるとなおさら気になるんだよね(笑)。あの頃のホンダって、そういうところが上手かったよな。

戸賀 本当にそう。俺は『3代目プレリュードこそ本物のデートカーだ』って、この時思ったんだけど、『本物のリッチなデートカー』は、やっぱりソアラなんだよ。ちなみに残念ながらレパードではない。あれはパクリだから(笑)。俺たち世代なら、「本当はソアラが欲しかった」ってヤツが多いのは間違いないと思うよ。

菅原 パクリって(笑)。でもあの当時の評価がそうだったからな。

戸賀 そう、だから仕方ない(笑)。プレリュードに話しを戻すけど、あれから35年以上時が経っているけど、いまだに3代目は気になっているんだよね。この間も、新幹線での移動中に時間ができたから、カーセンサーで現在の状況をチェックしてしまった。暇すぎたっていうのもあるけど。

菅原 ちなみに今って、いくら位で売ってるの?

戸賀 これが驚き。上物は余裕で100万円台後半で売っています。当時の新車価格に近いよね。本当に今でも人気のあるクルマなんだよ。 考えてみればあの頃のホンダは、シティとシティカブリオレでお洒落さん達が振り向くようなブランドになり始めていた。シティカブリオレなんかは、流行に敏感な人がセカンドカーで乗ったり、サーファーにも人気だったよね。

1980年代のシティカブリオレ

菅原 確かにシティカブリオレは、今でも熱烈なファンが多い。

戸賀 だろ? でも初代、2代目プレリュードでは、そのお洒落さん達の層を獲得できていなかったんだよ。そこに満を持して発売されたのが3代目プレリュード。あのペッタンコなスタイリングとリトラクタブル・ヘッドライトに当時の若者はみんなやられた。あの頃にプレリュードでサーファーだったら、モテない人は居なかったんじゃないの?(笑)。赤、白、ネイビーのメタリックとかのボディカラーもカッコ良かったよなぁ。

テレビCMもカッコ良かった

菅原 テレビCMで使われていたのが赤だったよな。俺は、あのCMで使われていた曲を今でもしっかり覚えているよ。ちょっと調べてみたら、地下室のメロディーっていう映画のテーマ曲らしいんだけど、あのCMもカッコ良かったよなぁ。

戸賀 確かにあれはカッコ良かった。

(遠い目のふたり)

菅原 話は変わるけど、4代目のプレリュードって、トガ的にどうなの?

戸賀 1992年に出たやつだろ? 全くキャラクターを変えてきたよね。走り寄りにに振ったクルマになった。VTECも積んできたし。でも、ロードスターの時にも言ったけど、日本車ってこういう宗旨変えを平気でしちゃうんだよ。 良いクルマだとは思うけど、まったく思い入れはないかなぁ。だからカーセンサーで現在の状況をチェックすることもない(笑)。

菅原 なるほどね。ちなみに、当時トガが気になっていたクルマって、他に何かある?

戸賀 スガが乗っていたCRXとかシビックのSiなども良かったと思う。MR2もあったし、忘れちゃいけない86もあった。気が付いたら、まったくデートカーには向かない、走り屋御用達のクルマばっかりだな(笑)。

菅原 トガだから仕方ない(笑)。でもあの頃は、ちょっとバイトを頑張れば買えるような気がするクルマがたくさんあったよな。走り屋向けのクルマも、デートカーも。

戸賀 本当にそうだった。中でも3代目プレリュードは、ソアラなんかは到底買えないけどバイトを頑張ればなんとか買えるかも知れないという夢を見せてくれた1台だった。でもそれだけじゃなく、当時の俺にとってはF1に参戦していたホンダのDNAを手に入れられて、所有欲も満たしてくれるナンバー1デートカーだったんだよ。

菅原 でもトガって、3代目プレリュードを所有したことってあったっけ?

戸賀 無い(笑)。でもいまだに気になるクルマであることは間違いない。だから今年デビューする新型プレリュードは、『昭和42年生まれの俺たちにとって、他人ごとではすまされない事案』、というまとめでどうだろう? 

菅原 良いと思います(笑)。

戸賀 そうだスガ、俺たちの青春時代に人気だったクルマで、もう一台気になっているクルマがあるんだよ。

菅原 お、良いねぇ~(笑)。そのクルマとは?

戸賀 パジェロです。新型がデビューするという噂もあるし、ちょっと気になるんだよね。

菅原 よし! 次回は三菱パジェロにスポットを当ててみよう。

ホワイトの新型プレリュード

とは言え気になる、発表前の新型プレリュード情報!

まだ正式な発表がなされていない現状ですが、ほぼ確実と思われる情報を集めてみました。
まず気になるパワートレインですが、こちらはホンダが「スポーティな制御機能をもつハイブリッドシステムを搭載する」ことを明言しています。ということは、昨年末にお披露目された、2リッターの直噴4気筒ユニットに2つのモーターを組み合わせた、ホンダ独自のハイブリッドシステム「e:HEV」の次世代型が搭載されることが有力と思われます。
また、e:HEVの特性を生かしながら、ドライバーの「操る喜び」を追求した新機能「Honda S+ Shift」を新型プレリュードに採用することもホンダは明言。この機能は、「エンジン回転数に応じた迫力あるサウンドともに、ドライバーの高揚感をかき立て、鋭いシフトフィーリングを実現し、クルマとの一体感を増幅するもの」とアナウンスされていることから、ホンダらしいスポーティな走りが継承されていることは間違いありません。
まだまだ情報の少ない新型プレリュードですが、発売時期は2025年の秋頃とされています。続報が入り次第アップさせて頂きますので、お楽しみに

エクステリアデザインはこちら↓

赤の新型プレリュードのフロント
赤の新型プレリュードのリア 赤の新型プレリュードのサイド 赤の新型プレリュードのエンジンボタン

文 菅原 晃

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2024年12月8日(日)パネライ大丸心斎橋ブティックにて戸賀編集長のショッピングアドバイス

2024年12月8日(日)パネライ大丸心斎橋ブティックにて戸賀編集長のショッピングアドバイス

【オープニングトークショー】
2024年12月8日(日曜)15時より
J PRIME戸賀編集長によるトーク後におこなわれるショッピングアドバイス(1組15分間 記念写真撮影込み)は

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