LIFE STYLE
戸賀編集長インタビュー
百貨店サイトのイメージを全面的に覆したい
9月15日にリニューアルを迎えるJ PRIME。数々の男性誌に携わってきた戸賀敬城が編集長に就任し、日本で数パーセントしかいない高年収を得ている人に向けたオープンメディアとして新たなスタートを切ります。リニューアルに先立ち、新たなメディアとしての初めの一歩をお届けします。
「まずはこの場を借りて今回このような機会を与えてくださった皆さまに感謝を申し上げたいと思います。 僕は約27年編集者として仕事をし、その内17年間は編集長としてファッションをはじめ、時計やクルマなど男性の興味がどこに向いているのかを常に考えてきました。紙媒体が主流だった時期からウェブをはじめとしたデジタルの時代に突入し、情報がより増えてきたことはもちろん、さまざまなことで多様化が進んでいることも実感しています。
今年54歳になりますが、50歳で独立し、ラグジュアリーな世界、富裕層の世界に向けたプロジェクトやコンテンツにも多く携わらせていただきました。自分自身でもそうありたいと思い、モノ・コト・ヒトすべてで富裕層の世界に触れ、体感したことをJ PRIMEで発信していくことに活かしていくつもりです。
正直なところ百貨店のメディアというものには魅力を感じていませんでした。でも百貨店で買い物をすることはあるんです。やはりワクワクする場であってほしいというのが僕が百貨店に対して求めていること。それは店頭だけでなく、ウェブを通しても同じであってほしいと思っていました。
販売するためのツールとしてウェブサイトがあるということはもちろん理解していますが、ただ買うだけであればもっと便利なサイトは存在していることは周知の通り。百貨店ができること…それはよいものを取り扱うだけでなく、様々な人に向かって提案していくこと。前述した通り、多様化が進んでいる今の時代。
一重に富裕層と言っても十人十色の個性や価値観、趣味思考が存在します。百貨店を超え千貨店、万貨店といわれるくらいそれぞれの人に対してアプローチしていく必要がある。今まであった百貨店のサイトのイメージを覆し、J PRIMEを富裕層が多方面から満足できるサイトにしていきたいと思っています」。
J PRIMEにしかできないこと、やるべきことを具現化する
「興味をもってサイトに足を運んでくださる方々の興味をそそるものは取り上げられたアイテムだけではないでしょう。モノだけではなく、コトだって多く存在すると思います。J PRIMEは大丸・松坂屋のサイトであると同時にメディアです。富裕層の皆さんが求めているものであれば時計やファッション、食はもちろんのこと、クルマや最先端医療に至るまで取り上げたいと考えています。
それは大丸・松坂屋で取り扱っているものだけに留める気はありません。そして新型コロナウイルスが落ち着いた暁には、ミシュランレストランを貸し切りにして読者の皆さまと美味しい料理とお酒を堪能しながら特別な夜を過ごすなど、リアルな場でお会いし、さまざまなお話をさせていただくことでお互いにとって有意義な時間も作り出したい。
さらに店頭にはないクルーザーや高級車などの購買意欲にも火をつけたいですし、サーキット走行会やJ PRIMEでしか取り扱えないミシュランの特別なテイクアウトを作成するなど、メディアを超えた取り組みをおこなっていくことが僕の目標です。
編集長として携わりますが、どうしたら皆さんに満足していただけるかを常に考えるコンシェルジュのトップという気持ちで向き合っていくつもりです」。
百貨店とメディアの融合により ニューリッチ層をさらに満足させたい
「今、売上を優先するあまり、身動きがとれなくなっている百貨店は多いと思うんです。売れ線ばかりをセレクトするなど、それによって五十貨店や十貨店になってしまっているのではないかと…。メディアを活発化することによって、千や万にまでもっていきたい。百貨店にはそのポテンシャルがずっとあることは言うまでもないでしょう。J PRIMEはもしかしたら小さな歯車のひとつかもしれませんが、ここをベースに大きな歯車を動かせるような衝撃を与えたいと思っています」。
「メディアは斜陽と言われていますが、僕自身はそんなふうには思ってきませんでした。もちろん大変なこともたくさんありましたし、ピンチこそチャンスだという気もありません。しかし大なり小なりその時々にチャンスはあると思うんです。
SNS全盛の時代にあって1億人がメディアになれる時代かもしれませんが、メディアのよさと百貨店のよさを融合しアウトプットができる媒体は極わずか。両者の良さを最大限に生かした場にすることでトレンドや提案を富裕層の方に向けて、より強く発信していきます。共有したことに共感してくれる人と、モノ・コトを作っていくことも目指していきたいですね。
J PRIMEがターゲットにする富裕層は人口の比率から見たら1%を切っているかもしれません。しかしそれは百万人規模に相当します。逆に言えば富裕層が百万人規模もあるのならば十分ビジネスチャンスもあると思う。ましてや、これからこの世界に足を踏み入れる方もいるでしょう。ここに特化したサービスやモノ、コトをやっていくことが僕たちに課せられた使命です。このプロジェクトは自分としての期待値も高く、本質に注力できるから楽しみで仕方がありません。
リニューアルし新たなスタートを切るのは2021年9月15日。PV増に至る一過性のメディアではなく、富裕層の方に長くお付き合いいただけるメディアを目指しますので、ぜひお付き合いください」。
戸賀敬城 1967年、東京生まれ。学生時代から『Begin』編集部(世界文化社) でアルバイト、大学 卒業後にそのまま配属となる。1994年Men’s Ex(世界文化社)の創刊スタッフ、2002年 Men’s Ex編集長に。2005年時計『Begin』(世界文化社)編集長、及びメルセデスマガ ジン編集長兼任。2006年『UOMO』(集英社)エディトリアル・ディレクター就任。 2007年4月に10代目『メンズクラブ』編集長に就任。2016年10月に創刊した『Esquire The Big Black Book』の編集長も兼任。2017年5月より独立。
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