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アクセントと個性を出す手首のコーデ

時計とブレスレットの重ね付けで傷を恐れずリッチな手元を作る完全ガイド

2024.08.14

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時計とブレスレットの重ね付けで傷を恐れずリッチな手元を作る完全ガイド

メンズでも時計とブレスレットの重ね付けは、着こなしを格上げするテクニックとして個性とスタイルを表現するファッションステートメントとなりました。とはいえ、正解がない世界だけに重ね付けにはバランスとテクニックが求められることは言うまでもありません。今回は重ね付け歴20年の『J PRIME』戸賀編集長にスタイリッシュかつラグジュアリーな手元を演出するための合わせ方と傷との向き合い方について伺いました。

重ね付けマスターからのアドバイス! メンズの重ね付けの理想的な組み合わせとは?

インタビューに応える戸賀敬城

「時計のボリュームに合わせて選ぶことも大切です。ボリュームがある時計ならば主張が強いブレスレットでも合いますし、逆にスマートな時計ならば華奢なブレスレットの方がしっくりくると思います。重ね付けの本数は組み合わせとして不自然でなければ何本でもよいと思いますが、僕は3本がマックス。正解がないとはいえ…あまり多いと違和感やチャラさみたいのが拭えませんから」

長年カルティエの「LOVE ブレスレット」と時計を重ね付けしていましたが、最近はフォッペのブレスレットを複数本重ねて合わせているとのこと。

「もうひとつ、よく聞かれるのは時計の傷です。これは皆さんケースにブレスレットがあたって傷がつくと思われていますが、実はもっとも傷がつくのは裏蓋なんです。というのもブレスレットが動いて時計の下に潜り込んでしまう。角張ったブレスレットを着けていると裏蓋は確かに傷がつくので、気になるという方はエッジがゆるやかなものやレザーなどの柔らかい素材で重ね付けするのがよいかもしれません。また重ね付けをするなら時計のベルトはジャストが良いと思います。ゆるめだとブレスレットが動きやすくなってしまい、時計と干渉してしまいますから」

時計への傷を気にするならエッジが角張っていないものを

カルティエのジュストアンクルとロレックスのデイトナの重ね付け

「でも…ラグジュアリーな手首にするためにはメゾンブランドのゴールドやシルバーで重ね付けしたいですよね。バランスや時計との相性、傷も意識するならば、やはり丸みを帯びた形状のブレスレットを選ぶとよいと思います。仮に時計の下に潜ってしまっても角張っていなければ傷はつきにくいです。
以前J PRIMEで取材させてもらったスタイリスト櫻井賢之くんが着けていたカルティエの『ジュスト アン クル』も丸みを帯びた形状なのでラグジュアリーでいて時計への傷も最小限で着けられると思います」

リシャールミルの時計とフォッペのブレスレットの重ね付け

「フォッペの『EKA TINY FLEX’IT ブレスレット』も形状的に傷がつきにくいですね。アイテムとしても機能的でありながら高級感がありますし、時計との重ね付けを意識して選ぶならイチオシです」

時計とブレスレットの重ね付けは、ファッションのアクセントとしてだけでなく、個性も表現するテクニック。加えて組み合わせるアイテム次第ではラグジュアリーな雰囲気も重ね付けできるというもの。まだまだTシャツの季節は続くので、スタイリッシュな手元を創出し、装いに新たな魅力を加えてみてください。

撮影(戸賀編集長写真) 杉田裕一
文 藤倉大輔

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