名作モナコの55周年記念となるスプリットセコンドクロノグラフモデル

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WATCHES AND WONDERS GENEVA 2024 TAG Heuer

2024.04.26

タグ・ホイヤーは、精密さとアヴァンギャルドデザインを象徴するスイスの高級時計ブランドとして、Watches & Wonders 2024のジュネーブにて、まったく新しい「モナコ」を発表。この注目すべき複雑クロノグラフウォッチは、レッドとブルーの2色展開。チタンとサファイヤクリスタルを駆使した構造により、優れた視認性と同時にモダンなデザイン性、そして軽やかさまで表現しています。これにより注目のスプリットセコンドクロノグラフ機械であるキャリバーTH81-00が、表から裏から十分に鑑賞可能。見て楽しい、見せて注目を集める高機能でファッショナブルなコンプリケーションに仕上がっているのです。

チタンとサファイア使いでまさかの超軽量85グラム！

タグ・ホイヤーの歴史のなかで、クロノグラフの開発は重要な位置を占めるトピックです。なかでも1916年に開発されたマイクログラフは、1/100秒単位の計測機能を備えることで、1920年代から1930年代にかけてオリンピックの計時機器として推奨された名機。あふれるパイオニア精神はその後マイクロスプリットに受け継がれ、マイクログラフ同様の1/100秒の精度とスプリットセコンド機能も加え注目を浴びました。そしてモータースポーツのパドックに欠かすことが出来ない計測アイテムとなったのが1960年代。スプリットセコンドクロノグラフを内蔵し、1/10秒単位の正確な計測機能を実現したRef.11.402は、強豪レーシングチーム、スクーデリア・フェラーリにてタイムキーパーを任されたジャン・カンピチェが採用したことで、さらにタグ・ホイヤーの名を世に知らしめる切っ掛けとなりました。そんなレーシングの現場ではぐくまれた純血種とも言える同社のクロノグラフ。ついに名作モナコに伝家の複雑機構、スプリットセコンド機能をドッキングさせ完全体となったのです。

タグ・ホイヤーCEOのジュリアン・トルナーレは、「モナコスプリットセコンドクロノグラフ」の発表が、豊かな伝統の継承だけでなく革新的なオートオルロジュリーの未来におけるポジティブなニュースだと述べ、自信をのぞかせました。

55周年を迎えるモナココレクションの記念モデルである本作は、デザインが一新されグレード5チタンとサファイアガラスを使用し、わずか85グラムの軽量モデルであることも大きな特徴です。
センターブリッジにはタグ・ホイヤーのシンボルであるチェッカーボード模様を施し、サテン仕上げのテンワブリッジの面取り部分はポリッシュ仕上げ。これらすべてが手作業で造られており、最高レベルの仕上げにかけるメゾンの情熱が表れています。サンドブラスト加工の表面とポリッシュ仕上げのスクリューがさらに、ムーブメントの仕上げに注がれた熟練のクラフツマンシップを際立たせます。ダイヤルもやはりサファイアガラス製で、機能性と美しさが調和した姿は息をのむほど。透明なキャンバス地ともいえるこのダイヤルは、その奥にある精巧な機構を見せると同時に、正確に計時する確かな視認性、それに軽やかさまで実現しています。
もちろん、完全自社製キャリバーTH81-00も見どころであり、タグ・ホイヤーと世界的に有名なヴォーシェ・マニュファクチュール・フルリエとのコラボにより生まれた自動巻クロノグラフムーブメントの中でも、特に高精度かつ最軽量を誇ります。

最新コレクションは、ダイナミックなレッドとクラシックなブルーの2色で登場し、各色ともにタグ・ホイヤーのレーシングスポーツのDNAや初代モナコへのリスペクトを表した特別なカラーリング。装いを情熱的かつクールに引き立てる、洒落たアクセントとなるルックスです。