オメガ

時計の世界には、魅力的なストーリーを持つ伝説的なモデルがいくつか存在します。その中でも「月に行った」ことから、通称“ムーンウォッチ”として知られるオメガのクロノグラフ、正式名称「スピードマスター」ほど、壮大且つ有名なストーリーを持つ時計はないでしょう。

なぜ今、この伝説的なモデルをニューリッチ層であるJ PRIME読者にオススメしたいかというと2022年1月、「スピードマスター」史上もっともプレミアムなモデルが登場したからなのです。「スピードマスター キャリバー321 カノープスゴールド™」は、時計トレンドでもある復刻時計カテゴリーに属する最新作。

長い歴史や伝統、蘊蓄を備えたモデルは、ただでさえミーハーオヤジの物欲をくすぐるロマンが溢れています。さらに、このモデルの最大の特徴は、ケースと文字盤の素材が“プレミアム”な点にあります。ケースにはオメガ独自のホワイト系のゴールド素材の中でも、もっとも美しく強く輝く100%貴金属素材の「カノープスゴールド™」を採用。復刻時計特有のノスタルジックでレトロな雰囲気だけでなく、贅沢な素材を用いたラグジュアリーな逸品になっているというわけなんです。

65年の長きに亘り、全世界で愛され続けてきた時計である「スピードマスター」が得た市民権は別格。黄金比を纏った意匠と、この復刻時計史上究極に“プレミアム”なモデルは、ネオアメカジやイタリアベースのアレンジコーデをはじめ、あらゆるスタイリングに対応する懐の深さを備えています。
“ムーンウォッチ”を愛するスピードマスターのファン、なかでもラグジュアリーでプレミアムなモデルを求める方には見逃せない秀逸作となっているのです。

世界でもっとも多く映像が流れた腕時計

オメガ

1957年にファーストモデルが誕生したこの手巻きクロノグラフが、人類の歴史に残る、20世紀を象徴する偉業である、アメリカの宇宙船・アポロ11号のふたりの宇宙飛行士と共に、地球の唯一の衛星である月の上に降り立ったのは、今から半世紀以上前の1969年7月20日20時17分(協定世界時)、日本時間では21日の朝5時17分のことでした。

世代によっては、テレビでその瞬間を目撃した、そのときのことを鮮明に記憶している方もいるでしょう。ニール・アームストロング、バズ・オルドリン、ふたりの宇宙飛行士が宇宙服を着用し、地球の約1/6しかない月面、「静かの海」と名付けられた着陸地点周辺で、まるで跳躍するように軽快に活動する姿は、世界に大きな衝撃を与えました。ついに人類は地球を離れて、宇宙への第一歩を記した。新しい時代が始まったのだと実感した瞬間でした。

“ムーンウォッチ”は、月に行ったばかりでなく、アポロ11号の以前から、宇宙計画に使われていました。初めて宇宙船で大気圏外を飛行したのは1962年、マーキュリー計画の宇宙船マーキュリー号シグマ7でのことでした。アメリカ航空宇宙局(NASA)の宇宙飛行士ウォルター・シラーの腕に巻かれて地球を6周したのです。

そしてNASAは、人類を月に立たせることを目標にしたアポロ計画のために装備品の選定を開始します。そしてオメガを含む4つの時計ブランドに対して、NASAが行う「宇宙飛行士が着用するクロノグラフ」の認証テストに製品を提出してほしいと要請します。そして過酷なテストに挑んだ3つの時計ブランドの製品の中で唯一合格したのが、オメガの「スピードマスター」でした。この結果から1965年、この時計はアポロ計画で宇宙に挑む宇宙飛行士の正式装備品という栄誉を得たのです。これが“ムーンウォッチ”伝説の始まりでした。

そしてアポロ11号の月着陸成功以降も、伝説はさらに発展します。誰もが生還は不可能と思われた、アポロ13号宇宙船の故障による重大事故で、宇宙飛行士たちの生還に大きな役割を果たしたのです。このエピソードは「アポロ13(サーティーン)」という映画になっていますから、ご存知の方もいらっしゃるでしょう。

ヴィンテージ調のディテールと18Kカノープスゴールドの美しいデザインがプレミアム

オメガ

今回、ご紹介する「スピードマスター キャリバー321 カノープスゴールド™」は、オメガが作り続けてきた、この伝説に連なるスピードマスター・ファミリーの最新の、そしてもっともプレミアムなモデルです。

最大の魅力であり特徴は、1957年に誕生した伝説の序章となる「スピードマスター」のファーストモデルを、現代の技術と最新のプレミアムな素材で完璧に復刻しつつ、進化させていること。

オメガ

時計愛好家にとってまず見逃せないポイントが、当時そのままの仕様、しかも現代の優れた技術で2019年からリプロダクトされたオリジナルムーブメント「キャリバー321」手巻きムーブメントを搭載していること。クロノグラフの操作機構にコラムホイールを採用するなど、マニアにとってこれは垂涎のムーブメントなのです。加えて文字盤は、身に着けた人を守る、邪気を払うパワーストーンとしても知られるブラックオニキス製です。

オメガ

ムーブメントから文字盤、ケースバックのシーホースのエングレービングなど、デザインのディテールまでオリジナルに忠実な復刻版である点に加えて、この2つの高貴な素材を採用している。これはスピードマスターの歴史の中でも初めての画期的なことです。

このモデルで“ムーンウォッチ”は、持つ人のステイタスをさりげなく表現するラグジュアリー・ウォッチの世界に初めて到達しました。

オメガ

「スピードマスター キャリバー321 カノープスゴールド™」
¥9,570,000(税込予定価格)

SPEC
ケース径:38,6mm
ケース厚:13.92mm
ケース&ブレスレット:18Kカノープスゴールド™
ムーブメント:Cal.321B(手巻き)
パワーリザーブ:約55時間
防水性:60m防水

OMEGA(オメガ)
https://www.omegawatches.jp

文 時計ジャーナリスト 渋谷ヤスヒト


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