リッチなオジサンの合言葉は
“一日一贅”

CAR

リッチなオジサンが認めるステーションワゴン

アウディ最強のワゴン「RS 6 Avant GT」が、世界限定660台限定のスペシャルエディションとして登場!

2024.02.16

Facebook
Instagram
アウディ最強のワゴン「RS 6 Avant GT」が、世界限定660台限定のスペシャルエディションとして登場!

Audi RS 6 Avantといえば、ステーションワゴンというカテゴリーで、リッチなオジサンが認める1台として知られる非常に稀有なモデルです。

今回発表された新型Audi RS 6 Avant GTは、その稀有なモデルであるRS 6 Avantを進化させ、さらにquattro誕生40周年を記念した『RS 6 GTO concept』と、1989年に登場したレーシングカーである「90クワトロ IMSA GTO」の2モデルから得られたインスピレーションをもとに作り上げられ、まさにスペシャルな1台として誕生しました。

お披露目されたRS 6 Avant GTを前にして、まず目に付くのが、「アウディ90クワトロIMSA GTO」でも見られた大型のダブルウイングを始めとする、過激とも取れるエクステリアデザインです。
『RS 6 GTO concept』ほど過激ではないものの、随所に散りばめられたレーシングカー然とした雰囲気からは、「90クワトロ IMSA GTO」から脈々と流れるレーシングカーのDNAの存在を感じとることができます。

RS 6 Avant GTだけではなく、歴代のRSモデルの製造を手掛けてきたアウディ・スポーツは、今回RS 6 Avant GTのためだけに、ボンネットのデザインを初めてリニューアルしたと発表。さらに、ボンネットの素材にカーボンファイバーを採用することで、軽量化を現実のものとしています。
また、ボンネットと同様に、RS 6 Avant GT専用の22インチ6スポークデザインの大径ホイールが収められるフェンダーも、カーボンファイバーのみで製作。
カーボンファイバーをパネル等の素材として採用するのは、バネ下重量の軽減を常に目標としているレース業界では基本の1つですが、市販車における、このチャレンジングな試みには、レーシングカーのDNAを感じること以上に、市販車開発に対するアウディのこだわりを強く感じることができます。
さらにRS 6 Avant GTでは、初代RS 6 Avantから続いてきたアイコンの一つ、ルーフレールを廃止。これによって、RS 6 Avant GTというモデルは、「ステーションワゴンであることよりも、スポーツカーであることを選んだ」という、メッセージと捉えることもできるのではないでしょうか。

ワゴンでありながら、そのエンジンは圧倒的なパフォーマンスを実現

今回の新型Audi RS 6 Avant GTに搭載されるエンジンは、ベースモデルとなるRS 6 Avantと同じ、4リッターV型8気筒ツインターボ「4.0TFSI」。 しかし、その最高出力が463kW(630PS)、最大トルクは850Nmと発表されたことから、ベースとなるRS 6 Avantのエンジンと比べ、パワーで22kW(30㎰)、トルクで50Nmのパワーアップしたことが分かります。

この出力向上も相まって、0~100km/h加速は、RS 6 Avantよりも0.3秒速い3.3秒を記録。さらに0~200km/h加速では、0.5秒速い11.5秒という圧倒的なパフォーマンスを発揮し、最高速度は305km/hを達成。Audi RS 6 Avant GTが、疑いようのない最強のワゴンであることが証明されています。

またブレーキには、RSモデルに標準装備されるセラミックブレーキシステムを搭載。
また駆動系にはquattroフルタイム4輪駆動システム、さらにはRS 6 Avant GT専用のコイルオーバーサスペンション&リヤアクスルのquattroスポーツディファレンシャルを採用することで、俊敏性と精度の高いハンドリングを実現。
すべてが最新、もしくはAudi RS 6 Avant GTだけの特別なチューニングが施されていることから、ドライブエクスペリエンスが大きく向上していると容易に想像することができます。

最終的な組み立ては、熟練のスタッフによる手作業

RS 6 Avant GTは標準のRS 6 Avantと異なり、ネッカーズルム工場でボディの製造および塗装工程が終了すると、Audi R8、Audi e-tron GT quattro、Audi RS e-tron GTといったモデルが少量生産されている、ベーリンガーホフ工場へと車両が送られます。
ベーリンガーホフ工場では、7人の経験豊富なスタッフの手作業によって、ボンネット、フェンダー、ロッカーパネル、ダブルウイング、フロントおよびリアエプロン、アジャスタブルコイルオーバーサスペンションといったすべてのGT専用装備が取り付けられ、RS 6 Avant GTは完成するとアナウンスされています。

現在、日本で購入可能な最新のRS 6 Avant performanceの価格は、1910万円。
対して、シリーズの最高峰に位置するスペシャルエディションである、RS 6 Avant GTのドイツ本国での価格は、21万9355ユーロ(約3530万円)と発表されています。この価格差をどう捉えるかは、まさにあなた価値観次第。
この特別な1台は、欧州では2024年第2四半期からデリバリーが開始される予定です。

RS 6 Avant performance

文 菅原 晃

Facebook
Instagram
TOPTOP