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リッチなオジサンを楽しませるJ PRIME的THE BEST OF BEST5〜クルマ〜

走りと所有欲を満たすのは、最後!?の純粋な内燃機関の【スーパーカー】

2023.09.26

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走りと所有欲を満たすのは、最後!?の純粋な内燃機関の【スーパーカー】

リッチなオジサンにとってクルマは道具ではなく趣味のひとつだからこそ、走りを楽しむための一台はこだわりたいもの。環境問題を度返しにすることはせずとも、やっぱり内燃機関を積むクルマには触手を動かされることでしょう。

スポーツカーだからこそ内燃機関の一台にこだわりたい

電動化が加速している自動車業界において、スーパーカーというカテゴリーもまた、ハイブリッド、そしてEVが台頭してきているのは間違いようの無い事実です。これは裏を返せば、スーパーカーというカテゴリーで、今後、純粋なガソリンエンジン搭載車が新たに登場する可能性は、ほぼ無いであろうということ。スポーツカー、スーパーカーは軽量であることこそが正義。これはJ PRIMEが変わらず言い続けていることですが、ハイブリッド化、そしてEV化が進めば、それさえも難しくなることは、火を見るより明らかです。ノンハイブリッドのスーパーカーならではの軽快な走りを、新車で愉しめるチャンスは、すでに残り少ない現状。最後の純粋なガソリンエンジンを選ぶのは、本物の走りを知る、リッチなオジサンだけの特権です。

英国の名門が送り出す、最後の純ガソリンエンジン搭載車となるか?

1913年の設立以来、英国を代表する高級スポーツカーメーカーとしての歩みを進めてきたアストンマーティン社。J PRIMEの読者ならば、幼少の頃から映画『007シリーズ』のボンドカーとして、多くのDBシリーズが登場していることをご存じの方も少なくないはずです。もちろんモータースポーツでも、1959年のル・マン24時間レースでの優勝を始まり、現在も2021年からアストンマーティンF1としてワークス参戦していることもあり、スーパーカーブランドとしての素地は必要にして十分。今回選出したDB12は、そのアストンマーティン社が追い求め続けたカタチのひとつの完成形と考えて間違いはありません。

「スーパーカーだけが持つハイパフォーマンスだけではなく、高品質であり、何よりもエレガントな美しさを追求するアストンマーティ。さらに極上のラグジュアリーが加味された世界初のスーパーツアラーDB12は、違いが分かるリッチなオジサンにしか乗りこなせない1台です」(編集部)

「アストンマーティンDB12」
全長×全幅×全高:4725mm×2135mm×1295mm
ホイールベース:2805mm
車両重量:1788kg
エンジン:4リッターV8 DOHC 32バルブ ターボ
駆動方式:FR
トランスミッション:8AT
最高出力:680PS(500kW)/6000rpm
最大トルク:800N・m(81.6kgf・m)/2750-6000rpm
価格:¥29,900,000(税込)

Aston Martin(アストンマーティン)
www.astonmartin.com
※外部サイトに移動します

歴史が証明する、最新のポルシェが最高のポルシェである事実

リッチなオジサン世代=スーパーカー世代。ならば当然、ポルシェ、それもターボモデルは外すことができません。ポルシェのエンジニア達は、新たなターボモデルを創り上げる時、『これまでで最も完璧なスポーツカー』を目指しているとうのは、クルマ好きなら誰でもしっている話。最新のポルシェが最高のポルシェという言葉の通り、最新のターボSには最高出力650ps、最大トルク800Nmを発生する3.8リッター水平対向6気筒ツインターボが搭載されています。ここにターボ専用の8速DCTを組み合わせることで、0-100km/h加速は2.7秒、最高速は330km/hを実現(駆動方式は4WD)。ポルシェはいつの時代も、スーパーカーの指標となる存在なのです。

「ポルシェは、いつの時代もレースで勝つために、どのメーカーよりもターボの技術を磨いてきたメーカです。そんな“ターボ屋”であるポルシェが手がけたターボエンジンは、いよいよ完成の域に到達したと言ってもいいでしょう。今後電動化の時代が来るのは間違いのない事実ですから、最後に今の911ターボに乗っておきたいですね」(戸賀編集長)

「ポルシェ911ターボS」
全長×全幅×全高:4535mm×2024mm×1303mm
ホイールベース:2450mm
車両重量:1715kg
エンジン: 3.8リッター水平対向6気筒ツインターボ
駆動方式:4WD
トランスミッション: 8速DCT
最高出力:650PS(478kW)/6750rpm
最大トルク:800N・m(81.6kgf・m)/2500-4000rpm
価格:¥32,790,000(税込)

Porsche(ポルシェ)
https://www.porsche.com/japan/jp/
※外部サイトに移動します

純内燃機関の最高峰、V型12気筒自然吸気エンジンを所有する最後のチャンス⁉

クルマ好きを公言して憚らないリッチなおじさんであるならば、一度は所有すべきエンジンとして、純ガソリンエンジンのV型12気筒を外すことはできません。しかし、世界的に電動化が進められている現在、あのフェラーリでさえ、自然吸気のV型12気筒エンジンとしては、「812スーパーファスト」に搭載される6.5リッターV型12気筒自然吸気エンジンが、最後のユニットになるのでは? と言われているのが現状。V型12気筒にしか奏でることができない、特別なエキゾーストノートと極上のエンジンフィール。経験できるチャンスはあと僅かかも知れません。

「V型12気筒エンジンといえば、イタリアンスーパーカーの代名詞。812スーパーファストに搭載される6.5リッターV型12気筒自然吸気エンジンは、340km/hのトップスピードと、0-100km/h加速2.9秒を現実のものとします。まさに純内燃機関の最高峰に相応しい走り。経験するなら今しかない⁉」(編集部)

「フェラーリ812 スーパーファスト」
全長×全幅×全高:4657mm×1971mm×1276mm
ホイールベース:2720mm
車両重量:1630kg
エンジン:6.5リッター V12 気筒DOHC 48バルブ
駆動方式:FR
トランスミッション:8速AT
最高出力:800PS(588kW )/8500rpm
最大トルク:718Nm(73.2kgm)/7000rpm
価格:¥39,100,000(税込)

Ferrari(フェラーリ)
http://www.ferrari.com/
※外部サイトに移動します

スポーツカーの正常進化を基本忠実に遂行

先代モデルを、徹底的に分析した上で開発が進められ、その最適解としてリリースされた『750S』。分析を始める上で、最初に手が付けられたであろう軽量化は、カーボンファイバー製モノコック構造等の採用により、720Sに比べ30㎏減らすことに成功し、わずか1277kgの乾燥重量を実現しています。搭載されるエンジンは、720Sにも採用された、4.0リッターV型8気筒ツインターボエンジンを強化したもので、その最高出力は750ps。その結果、750Sは、0-100km/h加速2.8秒、最高速332km/hという驚きの数値を実現しています。スポーツカーの正常進化を語るのであれば、軽量化は一番の正義と考えるのがJPRIME。それを具現化した750Sは、選んで欲しい1台です。

「スポーツカーは軽量であることが絶対条件といっても過言ではありません。だから750Sが720Sより、30㎏シェイプされたのはスポーツカーとして正しい進化ですよね。軽量化され、最高出力も30ps向上したのなら、パワーウエイトレシオもかなり上がっているはず。乗ってみたい1台」(戸賀編集長)

「マクラーレン750S」
全長×全幅×全高:4569 mm×1976mm×1196mm
ホイールベース:1930mm
車両重量:1277kg
エンジン:4リッターV型8気筒ツインターボ
駆動方式:RWD
トランスミッション: 7速SSG
最高出力:750PS/7500rpm
最大トルク:800Nm/5500rpm
価格:¥39,300,000(税込)

McLaren Automotive(マクラーレンオートモーティブ)
https://cars.mclaren.com/jp-ja
*外部サイトに移動します

フル電動モデルとの比較ができる数少ない1台

スーパーカーというカテゴリーにいて、マセラティから選ぶならMC20でしょ? と疑問に思ったオジサンも多いことでしょう。その気持ち、確かに分かります。が、今回Jprimeでは、敢えてグラントゥーリズモを推したいと考えています。それは、グラントゥーリズモには、純粋にクルマを操る楽しさ、快適性、卓越したマセラティならではのロングツーリング性、さらにモータースポーツの伝統が息づくスポーツ性が、1台のなかに組み込まれているから。さらに、グラントゥーリズモには、「MC20」にも搭載されるマセラティ社製のネットゥーノV6エンジンが搭載され、ハイパフォーマンス仕様のトロフェオならば、0〜100km/h加速は3,5秒、最高速度は320km/hを叩き出します。全方位的にスーパーな仕上がりのクルマ、スーパーカーであることに間違いはありません。

「マセラティ グラントゥーリズモには、フル電動モデル「フォルゴーレ」もラインナップされています。こちらはフォーミュラEで培われた最先端の電動パワートレイン技術がフィードバックされたモデルで、最高システム出力は約760psを発揮。しかし車重は2260㎏と、ガソリンエンジン搭載モデルの1795㎏から約465㎏の車重増。まだまだ差は大きいです」(編集部)

「マセラティ グラントゥーリズモ トロフェオ」
全長×全幅×全高:4966mm×1957mm×1353mm
ホイールベース:2929mm
車両重量:1795kg
エンジン:3リッターV型6気筒ネットゥーノ ツインターボ
駆動方式:FR
トランスミッション: 8速AT
最高出力: 550PS(410 kW)/6500rpm
最大トルク:650Nm/3000rpm
価格:¥29,980,000(税込)

Maserati(マセラティ)
https://www.maserati.com/
*外部サイトに移動します

文 菅原 晃

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