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去る10月13日(水)、東京都渋谷区にある新時代に対応したおしゃれかつスマートなプレイス「TRUNK」にて、V6エンジンを搭載した新世代PHVの発表会が行われました。その名もフェラーリ296GTB。その真価はいかに!?

単なるハイブリッドカーじゃない! 新世代スーパーカーだ!!

いやはや、地球規模で環境問題が騒がれている昨今、クルマメーカーはこぞって「EVを発表したり、エンジンをダウンサイジング化したり」と報告したばかりですが…(https://j-prime.jp/archives/2233 参照)。なんと、ついにフェラーリは2010年春に発表した12気筒ハイブリッドモデルのプロトタイプ「599HY-KERS(カーズ)」、2013年春に発表した同じく12気筒ハイブリッドの「ラ フェラーリ」に続いて、新世代のPHVを発表したんです。しかも、今回のエンジンは6気筒ターボというんですから、まさに時代にマッチしたスーパー・フェラーリの登場です。

フェラーリ296GTB
(画像=リア後方には大型のディフーザーが備わり、高速での走行性をアップ。この美しいリアビューを、たくさんの人が見せつけられるんでしょうな。)

さすがフェラーリ、単なるエコや効率性ばかりを謳ったPHVではありません。この296GTBは総排気量2992cc、シリンダーバンク角120度のV型6気筒ターボエンジンを搭載し、それにPHV(プラグインハイブリッド)システムの電気モーターが組み合わされています。

フェラーリ296GTB
(画像=アルミニウム製のV6エンジンは、120度のバンクの間にターボがレイアウトされます。それにしても、なんと荘厳で美しいエンジンでしょうか!)

エンジン単体で最高出力663PSを発生するうえに、167PSを発生する電気モーターによって、システム総合出力は驚異の830PSを実現! これによって0-100km加速は2.9秒、0-200km加速は7.3秒を記録し、最高速度は330km/h以上を誇ります。0-100km/h加速ではV8エンジンモデルのフラッグシップ「F8」と同等ですが、0-200km/hではコンマ3秒も速いんですから、事実上この296GTBがこれからのフェラーリを引っ張っていくのは間違いありません。

なにしろ回転直後からほぼ最大出力を発揮する電気モーターがエンジンをサポートしますから、その加速感といったらこれまでのフェラーリ・ロードゴーイングカーを遥かに凌ぐことでしょう(すみません。まだ試乗していないので明言はできませんが、おそらくアクセルを床まで踏み込めば身体中の穴から体液が出ちゃうと思います)。

それにしても超クールだと思いませんか!? 徹底的にエアロダイナミクスとダウンフォースを強化したスタイリングは、シンプルさとダイナミックさが見事に調和。ブレーキへのエアインテークとセットになったティアドロップシェイプのヘッドライト、2個のラジエターを収めた薄いフロントグリル、グラマーな前後フェンダー、トンネルバックスタイルのエンジンフードまわりなどは、スーパーカー世代のオヤジはもちろん、新しい世代のセレブリティも垂涎しちゃいます。

フェラーリ296GTB
(画像=「非常にスポーティ、そして少しラグジュアリー」な表現が似合うインテリア。助手席側にはパッセンジャーディスプレイが標準装備されます。)

インテリアも、オヤジと若者の琴線をすこぶる刺激します。ヘッドレスト一体型のバケットシートは上質なイタリアンレザーで仕立てられていますし、インパネまわりは変にゴテゴテしていなくて、極めて機能的かつスポーティ!  フルデジタルインターフェースを中心に構築されていますが、だからと言って際立って“SFチック”なデザインではなく、既存のスポーツカーのインパネをより現代風に洗練させたって感じですかね。「アセット・フィオラノパッケージ」装着を選択すれば、カーボンファイバーを始めとした軽量素材が多用されるので、ますます気持ちが昂ぶることでしょう。

エンジンの気筒数や排気量、パワートレーン方式などを超えた新しいスーパーカーのレーゾンデーテル(存在理由)を示したフェラーリ296GTBこそ、クルマ好きのニューリッチに相応しい1台です。

フェラーリ296GTB
(画像=フェラーリ296GTB)

●エンジン:水冷V型6気筒ツインターボ
●排気量:2992cc
●最高出力:610kW(830ps)/8000rpm
●最大トルク:740Nm/6250rpm
●全長×全幅×全高:4565×1958×1187mm
●車両重量:1470kg
●価格:¥36,780,000(編集部調べ)
●問い合わせ:フェラーリジャパン http://www.ferrari.com/

Staff
文_高 成浩


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