メルセデス・ベンツ「AMG GLE63 S 4MATIC＋」「AMG GLE63 S 4MATIC＋クーペ」の改良モデルを発売開始

メルセデス・ベンツ日本は11月20日、内外装デザインを刷新した新型「メルセデス AMG GLE 63 S 4MATIC＋」「メルセデスAMG GLE 63 S 4MATIC＋クーペ」の導入を発表し、同日発売を開始しました。

今回発売された2モデルに搭載されるパワートレーンは、メルセデスAMGが完全自社開発した、最高出力450kW（612PS）、最大トルク850Nmを発生するV型8気筒 4.0リッター直噴ツインターボエンジンに、最高出力21PS、最大トルク250N・mの電気モーターISG（インテグレーテッドスタータージェネレーター）を組み合わせたもの。
さらに9速AT（AMGスピードシフトTCT 9G）、そしてパフォーマンス志向の四輪駆動システム「4MATIC＋」を採用することで、0-100km/h加速3.9秒、最高速280km/h（リミッター作動）を誇る、「メルセデス・ベンツGLE／GLEクーペ」の頂点となるモデルが誕生しました。

エクステリアデザインの主な変更点は、よりシャープな新デザインのヘッドライトやテールランプの採用、そしてボンネットに装着されるエンブレムのリニューアルが挙げられ、インテリアに目を向けると、ナビゲーションやインストルメントクラスター内の各種設定、安全運転支援システムの設定をすべて手元で完結させることが可能な、メルセデス・ベンツの最新世代のステアリングホイールの採用が目を引きます。
さらに、対話型インフォテインメントシステム「MBUX」や「MBUX ARナビゲーション」を標準装備としているあたりも注目すべき点と言えるでしょう。

また、スイッチを操作するだけで、エンジンやトランスミッションの特性を切り替えることができるダイナミックセレクトには、「オフロード」モードも追加され、雪道や悪路での走破性も向上しただけではなく、急な下り坂でも安定した走行をサポートしてくれる「DSR（ダウンヒルスピードレギュレーション）」も採用されているので、これからの季節、ウインタースポーツに向かう道中も安心です。
さらにオフロードモードでは、360度カメラシステムを使うことで、メディアディスプレイにクルマのフロント部分下方の路面の映像を仮想的に映し出す「トランスペアレントボンネット機能」も採用。
進路上にある大きな石や深いくぼみなどの障害を車外に出ることなく確認することを可能としました。

価格はAMG GLE63 S 4MATIC＋が2418万円、AMG GLE63 S 4MATIC＋クーペが2454万円。クーペにのみ、左ハンドル車が導入されることがアナウンスされています。

「僕ら古いオジサンにとっては、まさに待っていた一台だよね。EクラスのハイパフォーマンスSUVで、クーペモデルには左ハンドルが設定されている。言う事なし、ただ軽く2000万円を超えてきたのには時代を感じたよ (笑)。ただG63も、ほぼ3000万円ということを考えると、なかなかいい選択肢だと思う。あらためてスペックを見てみたら、車重がクーペで2460kg、SUVで2500kgなんだよ。一瞬、クーペなら立体駐車場に入るかもって考えたんだけど、全幅が2ｍを超えているから、やっぱり立体駐車場には入らない。駐車場問題で好きなクルマに乗れないこの現状、何とかならないものなのか？」戸賀編集長

AMG GLE63 S 4MATIC＋
全長×全幅×全高：4955mm×2020mm×1785mm
車重：2500kg
ホイールベース：2995mm
駆動方式：4WD
最高出力：612ps(450kW)/5250rpm
最大トルク：86.7kg･m(850N･m)/2500～4500rpm
エンジン：V型8気筒DOHCツインターボ＋モーター
総排気量：3982cc
価格：￥24,180,000

AMG GLE63 S 4MATIC＋クーペ
全長×全幅×全高：4960mm×2020mm×1715mm
車重：2460kg
ホイールベース：2995mm
駆動方式：4WD
最高出力：612ps(450kW)/5250rpm
最大トルク：86.7kg･m(850N･m)/2500～4500rpm
エンジン：V型8気筒DOHCツインターボ＋モーター
総排気量：3982cc
価格：￥24,540,000

文 菅原 晃

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