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アストンマーティンのフラッグシップ「DBS 770 Ultimate」デビュー

生産台数たった499台のアストンマーティンのスーパーGT! 究極のパフォーマンスとプレミアム性でリッチなオジサンの物欲を逆撫で!?

2023.01.18

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生産台数たった499台のアストンマーティンのスーパーGT! 究極のパフォーマンスとプレミアム性でリッチなオジサンの物欲を逆撫で!?

アストンマーティンの歴史の中で、長きにわたって洗練されたスタイルと魅力的なパフォーマンスでファンを魅了してきたDBS。その最終型である「DBS 770 Ultimate」がデビューしました。

DBS 770 UltimateがアストンマーティンのラグジュアリーGTモデルの“有終の美”を飾る!

今から約1年前…2022年の春にアストンマーティンの名車「V12ヴァンテージ」がファイナルエディション・モデルをもって、その由緒正しい歴史に幕を下ろしました。そして今…2023年1月にアストンマーティンのスーパーGTフラッグシップ「DBS」が、ファイナルモデルのDBS 770 Ultimateで有終の美を飾ることになりました。

そもそもDBSは1967年にデビューした、アストンマーディンの当時のラインナップの中ではモダンさが売りのGTです。先代のDB6よりもスタイリッシュなエクステリアと、よりラグジュアリーで広いインテリアが魅力…つまり、よりGT=グランツーリスモ的な雰囲気が色濃くなったモデルなんですが、それが1973年に70台の特別なDBSが「ヴァンテージ」を持って終了するのです。そして2007年、映画『007 カジノ・ロワイヤル』とその続編『007 慰めの報酬』に起用される特別モデルとして、DBSが復活! 2018年以降はV12ツインターボ・エンジンを搭載することによって、その鮮烈なパフォーマンスと比類なきスタイリングでアストンマーティン量産モデルの頂点に君臨してきました。

このようにいつの時代もDBSは、世界中のラグジュアリーなGTが好きなリッチなオジサンたちを魅了してきました。ポルシェともフェラーリとも違う、アストンマーティンならではの上質な雰囲気で、独特の世界観を作り出しています。
実際のところ、アストンマーティン自らもSUVである「DBX」をラインナップして、ライバルとのSUV競争に参戦していますし。そんな背景の中、現行世代のDBSが終焉を迎えるにあたって、アストンマーティンは過去のすべてのDBSを凌駕する特別なDBSを発表しました。それがこのDBS 770 Ultimateです。

アストンマーティン・チーフ・クリエイティブ・オフィサーのマレク・ライヒマン氏曰く、「より多くのパワー、より純粋なパフォーマンス、そしてより洗練されたテイストを注入した結果、獰猛でありながらも美しく、見る者を魅了するスタイリングが実現しました」。

DBS 770 Ultimateはアストンマーティン最強ユニットとして名高い、5.2リットルV12エンジンを搭載。その名が示すとおり最高出力770PS(最大トルク900Nm)を誇り、0-100km/h加速3.4秒、最高速度340km/hを実現。まさに車名のとおりUltimate=究極のモデルなのです。
そのパワーに見合うべくZF8速ATは専用のトランスミッション・キャリブレーションが施され、よりダイレクトかつスピーディな変速を可能にしています。また、フロント&リアのディスクブレーキにはアストンマーティンのカーボンセラミック・ブレーキ(CCB)を採用し、強烈無比な制動力を実現しています。さらにソリッドマウント・ステアリングコラムを採用するなど、もともと定評があったダイレクトなステアリング・レスポンスにも磨きがかかっています。つまるところDBS 770 Ultimateはその名に恥じない“究極”のスポーティドライビングを、ドライバーにもたらせてくれるってわけです。

インテリアは基本的に現行DBSのキャビン環境を維持しながら、さらに際立たせる斬新なデザイン処理が施されています。縦方向のキルティングとパフォレーテッド・パターンを特徴とする、フルセミアニリン・レザーおよびアルカンターラ張りのスポーツプラス・シートなどが、DBS 770 Ultimateの魅力です。

「こういった卓越したパフォーマンスがこのDBS 770 Ultimateの魅力であることは間違いありませんが、実は真の価値が別にあります。すなわち、このクルマは紛れもなく大排気量&多気筒エンジンを搭載していること! 地球規模で環境問題が騒がれる昨今、クルマのエンジンはどんどんダウンサイジングされています。アストンマーティンでさえも2022年にPHEVのヴァルハラを発表し、ゆくゆくはフル電動化へと移行するようですから。そんな中、最終モデルとして5.2リットルV12エンジンを搭載したことこそ、アストンマーティンのブランドの真の価値だと思います。アストンマーティン独特のエンジン&エキゾーストサウンドとともに、770PSがもたらす究極のドライビングを満喫したいですね」と、J PRIME戸賀編集長は語ります。

ただし、究極のドライビングを満喫できるのは、世界でたった499人のみ!…(なにしろDBS 770 Ultimateの生産台数は全世界で僅か499台なんです)。納車は2023年の秋くらいを予定しているみたいですが…なにやら車両はすでに完売しているとか!?
12気筒を積んだスーパースポーツもいよいよ最期でしょう。499人の中に友人知人がいるだけでもラッキーというものです。

●エンジン:5.2リットルV型12気筒DOHCツインターボ
●最高出力:770PS/6500rpm
●最大トルク:900Nm/1800〜5000rpm
●全長×全幅×全高:4715×2145×4715mm
●車両重量:1845kg

アストンマーティン ジャパン
www.astonmartin.com
※外部サイトに移動します

文 J PRIME編集部

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