ブルガリ「オクト フィニッシモ」がコンプリケーションの進化で雲上モデル拡充

2014年の登場以来、世界記録を達成した驚異的な薄型と、8角形とラウンドを融合した独創的スタイルにより、時計界において特別な存在感を発揮してきたブルガリ「オクト フィニッシモ」。今年はミニッツリピーター、クロノグラフ＆GMT、トゥールビヨン＆クロノグラフの3つのコンプリケーションが新作として加わりました。超絶機構をサラリと嫌味なく身に纏うことができる薄型ハイコンプリケーション。デイリーに使えるラグスポウォッチ「フィニッシモ」は、酸いも甘いも噛みわけるリッチなオジサンにこそ相応しい逸品なのです。

時計好きとミーハー心をくすぐる薄型軽量なミニッツリピーター

同コレクション誕生から2年後の2016年、初めて登場したコンプリケーションモデルがミニッツリピーターでした。新しい「オクト フィニッシモ ミニッツリピーター」は、複雑系の中でもっとも製作が困難といわれるミニッツリピーター機構を搭載しながら、自社製キャリバーBVL362の厚さはわずか3.12ミリ。これによりケース厚は6.61ミリと超薄型なうえ、ケース素材に軽量なチタンを採用したことで抜群の装着感を実現しています。

また、本作では文字盤の素材にも同じくチタンを採用。表面をマットブルーに染め上げ、インデックスおよびスモールセコンドをスタイリッシュなオープンワーク仕様にしたことで、チタンがもつ優れたミニッツリピーターの音響効果をさらに高めています。ケース裏にはシースルーバックが導入され、機械式最高峰の複雑機構を誇るムーブメントの様子も鑑賞できます。

「オクト フィニッシモ ミニッツリピーター」
￥23,254,000（税込予価）　7月発売予定

ケース径：40mm
ケース素材：チタン
ストラップ：ラバー
ムーブメント：Cal.BVL362（手巻き）
パワーリザーブ：42時間
防水性：3気圧防水

自動巻きでありながら厚さが押さえられ、シャツ袖にもなじむフォルム

2019年に初登場した「オクト フィニッシモ クロノグラフ GMT」は、ムーブメントの厚さがわずか3.3ミリという世界最薄記録を打ち立て、その名を世界中に知らしめた1本です。今回、このモデルがオールステンレススティール仕様で蘇りました。

サテン仕上げを施したステンレススティール製の文字盤には、3時位置に24時間表示（GMT）、6時位置に30分積算計、9時位置にスモールセコンドと、3つのサブダイヤルを同じシルバーカラーであしらい、モダンかつ控えめなトーン・オン・トーンの表情を生み出しています。また、ブレスレットはしっくりと腕になじむブラッシュ仕上げのステンレススティール製で、ケース、ベゼル、文字盤、ブレスレットのすべてを同素材で統一することにより、シックでスポーティなモダンデザインに仕上げました。内部にはプラチナ製ペリフェラルローターを備えた自社製キャリバーBVL318を搭載し、自動巻きながら厚さ8.75ミリのフィット感に優れたスタイルを実現しています。

「オクト フィニッシモ クロノグラフ GMT」
2,134,000円（税込予価）　6月発売予定

ケース径：43mm
ケース素材：ステンレススティール
ストラップ：ステンレススティール
ムーブメント：Cal.BVL318（自動巻き）
パワーリザーブ：55時間
防水性：10気圧防水

ブルガリが演出するラグジュアリーを極めたトゥールビヨン

2020年、ブルガリは「オクト フィニッシモ トゥールビヨン クロノグラフ スケルトン」で6年連続の世界記録を打ち立てました。クロノグラフとトゥールビヨンを併載しつつ、本作の自社製キャリバーBVL388は厚さわずか3.5ミリの薄型を達成したのです。この超薄型コンプリケーションが、新たにプラチナケースをまとって登場しました。

直径43ミリ、厚さ7.4ミリのプラチナケースには、トップにブラックセラミックをあしらったホワイトゴールド製のリューズと、ホワイトゴールド製の角型プッシュボタンを装備。文字盤にはオープンワークが施され、3・6時位置のホワイトのサブダイヤルと対をなすように、スケルトン化された12時位置の香箱および6時位置のトゥールビヨンゲージが見渡せます。センターの時分針などにはブルースティール針を用いることで、視認性を高めるとともにモダンデザインにエレガントな彩りを加えています。まさにブルガリの実力を示すラグジュアリーな薄型コンプリケーションです。

「オクト フィニッシモ トゥールビヨン クロノグラフ スケルトン」
¥25,047,000（税込予価）　4月発売

ケース径：43mm
ケース素材：プラチナ
ストラップ：アリゲーター
ムーブメント：Cal.BVL388（自動巻き）
パワーリザーブ：52時間
防水性：3気圧防水

BVLGARI（ブルガリ）
https://www.bulgari.com/ja-jp/

文 岡崎隆奈

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