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(画像=渡蟹 ¥330,000(税込))

「えっ、生きている!?」。思わず二度見、三度見してしまうほど精巧な蟹に亀、鯛にふぐ。これらの陶製オブジェを手がけたのは、新作を発表するそばから完売続出の人気陶芸家、𫝆井完眞氏。見る人の心を捉えて離さない、その魅力に迫ります。

フォルムや色使い、質感までも計算

星亀 ¥55,000(税込)
(画像=星亀 ¥55,000(税込))

東京藝術大学工芸科在学中に、「第1回中国高嶺国際陶芸展」入選や「京都花鳥館賞奨学金 2011」最優秀賞受賞を果たし、25歳にして「アートフェア東京」に初出展、26歳の時には個展を開催するなど、早くから陶芸家として頭角を現してきた𫝆井完眞氏。 作品は、蟹や亀、蛸といった海洋生物をモチーフにしたものが目立ちますが、それは、「ぬめっとしていたり、つるっとしていたりといった質感が、焼き物と相性が良いから」。フォルムや色使いだけでなく、質感までもリアリズムを追究した作品は、多くの人に支持されています。

“再現”ではなく、見る人の“共感”を重視

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(画像=福来 ¥88,000(税込))

リアリティーのある作品だけに精密な図案を起こすのかと思いきや、「下絵は描かず、自分の頭の中で3D再現しています」と! 「平面で見た時はそれらしく見えても、立体にすると、なんだか違うということは多々あります。なので、実物をじっくり観察することはしても、それをそのまま再現しようとは思っていません。むしろ、“その生き物らしさ”が出るように心がけています。『亀といえば、これだよね』と、見る人に共感してもらえるものをつくりたいという気持ちですね。リアルだと言っていただくことが多いですが、実は、実物と違っている点も多いんじゃないかな。僕のフィルターを通した亀であり、蟹なんです」。

誰が見ても、「きれい」「カワイイ」と思えるような作品を

鯛 ¥450,000(税込)
(画像=鯛 ¥450,000(税込))

「今回の展示会には、蟹の甲羅の形の酒器やトラのリュトン、手に取って楽しめる作品も出品します。見る人が見れば……ではなく、誰が見ても、『きれい』『かわいい』『楽しい』と、魅せられるようなものをつくりたいと思っています」 近年は、海洋生物に限らず、龍やツチノコ、チーターなど、新たなモチーフに取り組んでいる𫝆井完眞氏。来年は鳥類に挑戦する予定だとか。進化し続ける新進作家の活躍に、これからも目が離せません。

新しい陶芸の楽しみ方が見つかる!

若手陶芸家の雄として乗りに乗っている𫝆井氏の作品に出会える「𫝆井完眞 陶展」が11月3日(水)~11月9日(木)、松坂屋名古屋店で開催されます。人気の秘密を探りに出かけてみては?

𫝆井完眞氏
(画像=𫝆井完眞氏)

𫝆井完眞 陶展
2021年11月3日 (水)〜 2021年11月9日 (火)
場所:松坂屋名古屋店 本館8階美術画廊
問い合わせ先:052-251-1111
https://www.matsuzakaya.co.jp/nagoya/access.html


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