リッチなオジサンの合言葉は
“一日一贅”

MA-1と聞いて、裏地がエマージェンシーオレンジの本物を思い浮かべる方ほど、眉をひそめるのではないでしょうか。いまあらためてトレンドに上がっているMA-1は、当時を知らない世代が支えているようですが、リアル世代にも納得のMA-1があるんです。戸賀編集長がそれを証明してくれました。

トレンド×ノスタルジー＝新鮮な大人のショートブルゾンです

▲ムーレー / MA-1 タイプ ブルゾン
▲フェデリ / 8ゲージ クルーネック コットンニット

「今年はショートブルゾンがトレンド！」と、いろいろなところで耳にするものの、「なんとなくオジサンくさくない？」と、なかなか手が出しにくいという声も本音かと。たしかに若い人にはアクティブでいいかもしれませんが、いい大人のショートブルゾンって、作業着っぽく見えやしないか心配です。戸賀さん、そのあたりどうですか？

「たしかにこの手のブルゾンに抵抗のある大人は少なくないみたい。ジップアップのパーカーなら着られるけどジップアップのブルゾンは敬遠されがち。実は戸賀も一時期そう思っていました。でもね、そういう人こそ実際に袖を通してみたほうがいい。今どきのショートブルゾンってかなり進化していて、スタイリッシュに見えるモディファイがされているんです。たとえばこのムーレーのMA-1。昔のMA-1とは別物なぐらい進化しているよ」

一昨年、映画『トップガン・マーヴェリック』が公開されてMA-1人気が復活。いろんなブランドがリリースされ、ノスタルジックに駆られて着てみたものの、大人にはやっぱり無理と諦めた方も多かったのでは。そういえば大学生だった80～90年代に着ていたMA-1は中綿入りでモコモコでしたが、こちらムーレーが手掛けるMA-1は、一枚仕立てでスッキリスマート。そういうところもリアルなフライトジャケットのMA-1とは別物の逸品です。

「形と左腕のポケットまでMA-1のデザインを継承しているけれど、シルエットはすっきり細身に仕上がっているのが大人向けだね。ダブルジップになっている点も進化というか現代的だし、ポケットもジップ式。すっきりモダンに見えてミリタリーの男らしさも程よくあるよね」

80年代のMA-1とは別物のスマートさ

▲ ムーレー / MA-1 タイプ ブルゾン ( ダークグリーン / グレージュ / ブラック )

若い頃、MA-1を着ていた世代にとっては懐かしさもありながら新鮮ですし、MA-1を着たことない人にお受け入れられそうなシンプル＆スマートブルゾン。さらりと羽織ってワンマイルにもよさそうですが、スポーティで気軽なアウターとして活用範囲は広そうですね。

軽くて着やすいムーレーのMA-1タイプブルゾンはグレージュ、ダークグリーン、ブラックの３色展開。白ニット＆白デニムで合わせれば、戸賀さんみたいにすっきり素敵に着こなせそうです。

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Producer : 大和一彦 / Photographer : 鈴木泰之 / Writer : 池田保行 (ゼロヨン) / Designer : 中野慎一郎

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