リッチなオジサンの合言葉は
“一日一贅”

FASHION

リッチなオジサンを格上げするJ PRIME的THE BEST OF BEST5〜ファッション〜

堅苦しく見せない、けれどカジュアルに上品さをキープさせる【スリッポン】

2023.09.08

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堅苦しく見せない、けれどカジュアルに上品さをキープさせる【スリッポン】

ビジネススタイルが多様化し、さらに休日カジュアルもオジサンが堂々と遊びのあるコーデを楽しめる時代になりました。つまり、ファッションの幅をより自由に楽しめるようになったってこと。でも抜きすぎは禁物。それを足元から止めてくれるのがスリッポンなのです。

スリッポンをスニーカー感覚で履ける余裕

働き方改革、またテレワークの浸透などを受けてビジネススタイルがカジュアル化した今、ローファーや一部のスニーカーはビジネスでもよしとされるようになりました。つまり、ローファーはカジュアルでもビジネスでも活躍してくれる、いわば全能の神ともいえるアイテムになったのですが、そこをカジュアル靴として改めて割り切って履くのが余裕を感じさせるポイントでしょう。
仕事も遊びもバリバリとこなすリッチなオジサンにとって、コレほど頼りになる存在はありません。カジュアルスタイルにおいて、スニーカーだと若者っぽさが強くなりますが、ドレスシューズはファッショニスタ感が…。そんなときに上品さとヌケ感を兼備したスリッポンが活躍してくれるというわけ。また、仕事終わりにスーツからジャケパンに着替えて夜遊びに出かけても、シューズはそのままでいいですからね。脱ぎ履きが楽チンなのも、大きな魅力。座敷の上がり下りも、スマートに行えます。一番のポイントは、紐靴よりも靴下や素肌が見える面積が増すことによる抜け感と色気の演出! 今の時代、粋がって見栄ばかりを張るオジサンより、リッチなのにちょっと肩の力が抜けたオジサンの方が断然カッコいいですし、女性ウケもよいですから。

履き心地と美フォルムを備えた上品ローファーの筆頭

1950年にビスポークによって誕生した「ロペス」。1981年に同ブランドが既成靴ラインをスタートさせた際にラインナップ入りされ、今ではブランドを代表する人気モデルに。ハンドソーイングされたエプロン、またサドル以外を1枚革で仕上がるなど、ローファーでありながらその作りは実にドレス然としています。

「一言でいえば、ローファーの王様。僕も複数足愛用しています。一番の魅力は、英国的なスマートさとイタリア的な色気、その中にアメリカ的な力強さもあること。つまり、どんなスタイルにもマッチするってこと。女性に例えるなら才色兼備といったところでしょうか(笑)」(戸賀編集長)

JOHN LOBB(ジョンロブ)「ロペス」
¥239,800(税込)
ジョンロブ
https://www.johnlobb.com/
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ずっと履き続けたい、トレンドもスタイルも選ばない優秀さ

誕生は1946年。スリッポン界における代表的名作で、ゴルフと並びブランドのアイコンとされています。グッドイヤーウェルト製法を採用し、ややサイドウォールが立ったラストはどこかアメリカ的でもありつつ、その佇まいはやはりエレガント。フランスらしい品の良さに溢れます。男女共に支持されているのが、その証でしょう。

「実にフランスらしいローファーです。しっかりとした作りで、無駄な捨て寸のないコンパクトなシルエットは、ドレスパンツにもデニムにもマッチ。女性から見れば、きちんとエスコートしてくれるジェントルマンといったところかと」(編集部)

J.M. WESTON(ジェイエムウエストン)「シグニチャーローファー♯180」
137,500(税込)
ジェイエムウエストン 青山店
https://jmweston.jp
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絶妙なボリューム感がオジサンの足元に遊びを加える

立ち上がったサイドウォールやボリュームのあるトゥ、そして太ステッチといったアメリカブランドのスリッポンらしい無骨さが、まさに質実剛健といったところ。アメリカ製ですしね。それでいて、ホーウィン社のシェル・コードヴァンの美しい輝きやシングルレザーのソールが、野暮ったさをまるで感じさせません。

「なんとなく物足りなさを感じがちな秋コーデに、オールデンのペニーローファーはお役立ち。足元に存在感を与えられますからね。長く履き込めば、より存在感が増します。男なら何足持っていてもよい、そんなローファーだと思います」(編集部)

ALDEN(オールデン)「99162 ペニーローファー」
¥188,100(税込)
ラコタハウス丸の内店
https://www.lakotahouse.com/
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スリッポンがセクシーだということを教えてくれる一足

創業者の名を冠したアンドレア。ヴァンプが浅く、その分だけ足の甲が露出するとあって、すっきりと色気のある足元を演出してくれます。アッパーには上質なスエードを。モカ縫い部分のコバを美しく仕上げることで、さりげないアクセントになっています。伝統的なグッドイヤー製法を独自にアレンジし、屈曲性に優れている復刻モデルというのも見どころです。

「ローファーで色気を出す。そのことについて、ここは実に頼りになります。この1足も、ベルジャンシューズのような浅い甲が、実にセクシー。太陽の下でというより、リッチな大人の夜遊びシーンがハマるローファーではないでしょうか」(編集部)

Santoni(サントーニ)「アンドレア」
¥144,100(税込)
https://www.regal.co.jp/brand/santoni
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旅のお供にもつい選んでしまう極上な履き心地

ドライビングシューズとして誕生したゴンミーニ。こちらは、最大の特徴であるペブルソールを、オールラバーにアレンジしたシティ ゴンミーニの新作です。やわらかな履き心地を継承しつつ、ダブルTメタルが足元にラグジュアリー感を宿してくれます。もちろんドライブで履いてもOK。つまりはオールラウンドな一足というわけです。

「日常の中で結局選んでしまうスリッポンといえば、やっぱりコレでしょう。車も街も、そしてメタル飾りがデートにもマッチしてくれますから。極上にソフトな履き心地は、ラグジュアリーにして抜け感あり。1足持っておいて損のないスリッポンです」(編集部)

TOD’S(トッズ)「シティ ゴンミーニ」
¥97,900(税込)
トッズ松坂屋名古屋店 052-264-2647

文 安岡将文

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