CAR
J PRIMEリニューアル1周年! 加藤章太郎×戸賀編集長が振り返る Vol.4
支払い能力とは反する相棒(クルマ)事情でも愛が止まらないのがリッチなオジサン
リッチなオジサンになるとクルマの使い方も変わってくるでしょう。ステータスであり趣味であることに加えてライフスタイルに合わせた使い方も求められることは言わずもがな。市場も変化したクルマの世界で感じさせる幅と余裕とは一体どのようなことなのか、加藤章太郎氏と戸賀編集長が改めて考えます。
買えないクルマ事情はもはや酒のつまみか!?
加藤 J PRIMEの愛車遍歴の連載も読ませてもらっていますが、戸賀さんは本当にクルマがお好きですよね。
戸賀 幸運なことに免許をとってからさまざまなクルマに乗ることができて、酸いも甘いもたくさんの経験をさせてもらったよ(笑)。章太郎くんも結構乗ってきたんだよね。
加藤 初めて買ったクルマはルノーのサンクでした。18歳のときにメンズクラブのロケで言ったパリで見て、どうしても欲しくて。
戸賀 あの頃はイタリア車とかフランス車がどんどん入ってきて、本当に素敵に見えたよね。
加藤 そうなんです。その後はBMWのM3とかラングラーなど、さまざまなクルマに乗りました。唯一2シーターのスーパーカーは乗っていないですね。選びの基準に一貫性はなくて、本当にそのときの気分で選んでいる感じですね。
戸賀 幅広く乗っていくのも楽しいよね!
加藤 とはいえ…時計と同様にクルマもまったく買えませんよね。お金があるのに買えないってなかなか考えられない状況というか…。
戸賀 本当にそうだよね…。ゲレンデは注文すら受け付けていない状況だし、ポルシェもタルガやカブリオレが2年待ち…。レクサスの一部だって同じような状態。新型のレンジローバーだって街で見るようになったのはここ半年みたいな状態だからね。
加藤 リッチなオジサンにとってはクルマは趣味性の高いものだと思うので、遊びをひとつ削られたような気持ちになっている人も多いですよね。
戸賀 僕もその一人(笑)。クルマをとりまく環境は僕たちが若いころと全然変わったよね。
加藤 本当ですね。若い子はクルマに興味がないなんて言いますし。でも僕はクルマがない人生なんてあり得ないと思っていますから。
戸賀 リッチなオジサンたちは同じことを思っているだろうね! 加えて最近は全面EV化も進んでいたり、クルマを趣味にしている人からすると少し窮屈な感じもしてしまうよ。
加藤 それでも興味や欲を失わない魅力があるのもクルマ。そうじゃないとこんな話になりませんよね。
戸賀 その通り! 好きだからこそ年齢やライフスタイルに応じた使い方の変化も感じているんだ。若いころはデートの道具である部分も多分にあったんだけれど、今は違うよね。ゴルフ、レジャーに家族との時間だったりね。
事情をふまえてのクルマ選びこそ経験の見せ所
戸賀 少し前に新型レンジローバーの撮影をしたのだけれど、やはり大きいよね…。狙っていたのだけれど、うちの立体駐車場には止められない…。
加藤 駐車場事情は都心に住んでいると切実な問題ですよね。大きいラグジュアリーカーに一部の人しか乗れないというのは残念だなって感じることもありますよ。
戸賀 残念ではあるけれど、諦める必要がないのも事実! 立体駐車場に止められるという条件をふまえて選ぶことも意外と楽しかったりするしね。僕もサイズはかなり調べたよ。その時間も有意義だったし。
加藤 さすがですね! 昔よりも車種選びの幅も広がった気がするのですが、それも楽しいですよね。
戸賀 クルマも他と同じく幅が広がるよね。家族を乗せることと所有欲の両方を満たすラグジュアリーSUV、パートナーの運転も考慮したDセグメントがあって、走りを楽しむガソリン車のスポーツカーみたいにね。すべてを満たす一台を探すのではなくて、リッチなオジサンなら用途に合わせての2台、3台を所持できるわけだから。
加藤 加えて若いころは憧れだったメルセデスやレクサスなどをコンサバな選択肢としてリストアップしているのもリッチなオジサンってイメージです。
戸賀 そうそう。それも幅だしセンスだよね! まさに余裕を感じるクルマ選びだし。
加藤 数台乗り継いだだけではいきつけない、経験の裏付けとかがあったうえで至ることですもんね。
戸賀 もっと歳を重ねたら今のように長い距離とか毎日運転するとかできなくなると思うから、自分の10年後は何を選ぶのかなってすでに考えたりしているよ(笑)。
加藤 さすがに早くないですか?(笑)。今だってフェラーリを楽しんでいるじゃないですか!
戸賀 いやいや、これが最後のスポーツカーになるかもって思いもあるんだよ。本当にそうかは…予定は未定だけれど(笑)。
加藤 年齢のこととか考えると…ガソリン車が楽しめるうちにもう一回乗りたくなってきましたよ。
戸賀 日常で使えるクルマはハイブリットやEVも選択肢に上がってくるけれど、やっぱりまだスポーツカーはノンハイブリットに乗りたいなよね。ガソリン車のスポーツカーの記事はアクセスも良いから、みんな同じこと思っているのかなって。
加藤 環境問題を度返しにするのは違いますが、リッチなオジサンにとってのクルマは移動手段よりも趣味性が高いですからね。乗り分けるのもありですよね。
戸賀 これからも趣味性を求めたクルマの紹介は続けていくし、リッチなオジサンとEVの付き合い方とか運転手がいらっしゃる場合のクルマとかも提案してみたいなと思っているよ。
着用衣装
加藤章太郎/
ジャケット¥47,300(税込)
パンツ¥26,400(税込)
ともにアウール/AOURE 大丸東京店
https://aoure.jp
ニット¥34,100(税込)
フィリッポ デ ローレンティス/トヨダトレーディング プレスルーム
https://toyodatrading.com
*上記URLは外部サイトに移動します
戸賀編集長/
ニット¥24,200(税込)
アウール/AOURE 大丸東京店
https://aoure.jp
パンツ¥27,500(税込)
ブリリア 1949/ともにトヨダトレーディング プレスルーム
https://toyodatrading.com
*上記URLは外部サイトに移動します
撮影 杉田裕一
スタイリング 鈴木 肇
ヘア&メイク 米尾太一
文 藤倉大輔
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