GOLF
センスアピールの追加の一手、ヘッドカバーの選び方
視線を集める油断ならないアクセサリー! お洒落はウエアに、センスはヘッドカバーに現れる
![視線を集める油断ならないアクセサリー! お洒落はウエアに、センスはヘッドカバーに現れる](/wp-content/uploads/2023/07/headcover_0701_2023_00.jpg)
ドライバーやフェアウェイウッドなど、大切なゴルフクラブを傷から守るヘッドカバーは実用的なアクセサリーであると同時に、使い手のセンスが如実に現れる部分です。ウェアがお洒落を決定づけるなら、ゴルフアクセサリーであるヘッドカバー選びはプレーヤーのセンスを現すものと言っても過言ではありません!
アクセサリーにはゴルフ愛をリッチに演出するコンセプトが大切!
ゴルフはスコアがよければ女性や後輩から羨望の眼差して見られるかというと…そこだけではないのが面白いところ。ウエアやアクセサリーといったプレー意外の部分も相まってこそ一目置かれるオジサンゴルファーといえるでしょう。
クラブやシューズ、ウエアなど直接身に着け、スコアに直結するモノにはめいっぱいこだわるタイプでも、プレーに付随して必要となるアクセサリー類がおろそかになっている人は少なくありません。裏返して言えば、アクセサリー類へのこだわりは、使い手のゴルフや道具に対する愛情が表出したものといえるのです。
スコアに執着しすぎる同伴プレーヤーとのラウンドより、「ゴルフが大好きなんだろうなぁ」がにじみ出るプレーヤーと回りたいと思うのがプレーヤー心理ではないでしょうか。例えば、メーカー違いの純正ヘッドカバーが乱立したキャディバッグと、色や柄を統一したヘッドカバーが整然と並んだキャディバッグ、どちらのバッグのオーナーとラウンドしたいかは明白です。
”ヘッドカバーは人のためならず”ではないですが、マイクラブの傷付きを防止する実用的な価値以上に、ヘッドカバーへのこだわりは、同伴者との良好なコミュニケーションや巡り巡ってスコアにも影響するといっても過言ではないのです。
だからこそ揃える際にはセンスやコンセプトメイク、テーマ性が大切というわけです。
今回、ゴルフ雑誌などで活躍し、自信のゴルフウエアブランドも立ち上げるほど“ゴルフが好き過ぎるスタイリスト”尾後啓太氏にリッチなオジサンにハマるヘッドカバーのセットを選んでもらいました。
「大人な方々なので、主張が強すぎず、かといって保守的すぎず、多少のあざとさが感じられたり、同伴者とカブり知らずなレアものなど、同伴プレーヤーとの自然なコミュニケーションが生まれ、それでいてラグジュアリーさもある、そんなイメージでセレクトしてみました」と尾後氏。
女子ウケ系、海外ゴルフでもウケるニット系、同伴者とのカブり知らずな別注&コラボ系、キャディバッグとのブランド合わせ、以上4つのお手本を元にセンス溢れるヘッドカバーで、キャディバッグを個性的にセンスよく演出してみましょう。
スコア平均80台すら頭をよぎらせるキャラ系
![](/wp-content/uploads/2023/07/headcover_0627_2023_01.jpg)
2014年にヘッドカバーからスタートした東京発のブランド、monzee(モンジー)。代名詞となっているのがヴィンテージやデッドストックの生地などをリメイクしたロバの形をモチーフとしたヘッドカバーで、職人のハンドメイドによる希少性などからファッション好きなゴルファーから人気です。国内男女ツアーで時々選手が使っている姿も散見されます。手作りのため同じものはなく、ゴルフの実用品でありながらアート作品のような意味合いも持つ逸品です。内側は毛足の長いボア素材でクラブヘッドをばっちりカバーできます。
「男性がぬいぐるみのヘッドカバーを持っていると女性ウケ狙いの”あざとさ”や”痛さ”が目についてしまいがちですが、モンジーのロバなら話は別。リメイクした一点もののヘッドカバーはゴルファーなら知る人ぞ知るレアものであり、ラグジュアリーさもある逸品です。表情のないロバのぬいぐるみなので子供っぽくなりすぎず、それでいてしっかり女性ウケも期待できる(笑)。ドライバー用にお気に入りの子を選び、それにあった色柄のFWやUT用のヘッドカバーを選ぶと良いでしょう」(スタイリスト尾後さん)
右から
¥77,000(税込)
¥88,000(税込)
¥110,000(税込)
monzee(モンジー)
https://monzee.jp
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色合わせでもセンスを感じさせるニット系
![](/wp-content/uploads/2023/07/headcover_0627_2023_02.jpg)
1960年代にアメリカ・シカゴで創業し、今なお、現地の熟練した職人によるウール100%の手編みにこだわって生産されているニットヘッドカバーの代名詞的ブランド。ジャック・二クラスら米ツアーのレジェンドらが往時に使用したことで知名度を上げました。基本的に現地では柄やポンポンのサイズなどを指定するオーダーメイドのブランドですが、日本ではインポート系のショップがオーダーしたものを購入することができます。アメリカのカレッジカラーなど色の相性が良く、コーディネートしやすいものが中心なので、どれを選んでも失敗はしないはず。
「米ツアーのレジェンドがこぞって使ったことから、当時を知るベテランゴルファーから若いゴルファーまで人気のニットヘッドカバーです。シンプルなデザインなので飽きずに使えますし、しっかり厚手のニットはかなり丈夫です。キャディバッグとのマッチングが良く、アスリートでもカジュアルなスタイルにもピッタリ。世界的にも知られているブランドですし、海外でのゴルフでも効くことでしょう」(スタイリスト尾後さん)
ニットヘッドカバー
DR ¥16,500(税込)
FW ¥14,850(税込)
JAN CRAIG(ジャンクレイグ)/取り扱い店 ジル&ロウズ広尾店
https://www.kneedeep.jp/SHOP/78417/78779/list.html
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永世定番ブランドのコラボなら所有欲を満たし被り防止
![](/wp-content/uploads/2023/07/headcover_0627_2023_03.jpg)
アメリカ・オレゴン州発のゴルフアクセサリーを中心としたブランドです。中でも人気のヘッドカバーは、エイジングが楽しめる本革やスコットランドやアイルランドのタータンなど素材選びに徹底的にこだわることで知られます。メジャー大会のグッズやライダーカップでのアメリカチームの公式ヘッドカバーを手掛けるなど、ライセンス商品やコラボレーションにも積極的なアクサセリーメーカーです。本作はウールのシャツやブランケットなどで知られる「ペンドルトン」とのコラボレーションによるウール製のヘッドカバーで、ドライバー用はトップ部分が本革とのコンビデザインとするなど上質感を追求しています。
「レザーやウールを使った大人が選べるオーセンティックなデザインのヘッドカバーですが、よく見るとネイティブ柄のウール製品で知られるペンドルトンのタグ入り。”それっぽい”柄のヘッドカバーは見つかりますが、表地のウールが本物のペンドルトンなら間違いありません。サイズや柄も豊富でウッド類のトータルコーディネートもしやすいです。ツアーでプロも使用する本格仕様で、ファッション好きにも刺さるWネーム、同伴者とは違うものを使いたい人にもおすすめします」(スタイリスト尾後さん)
ペンドルトン
DR ¥16,500(税込)
UT¥13,200(税込)
SEAMUS(シェイマス)/取り扱い店 ジル&ロウズ広尾店
https://www.kneedeep.jp/SHOP/78417/78781/list.html
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![](/wp-content/uploads/2023/07/headcover_0627_2023_04.jpg)
オレゴン州発のゴルフアクセサリーブランド、シェイマスの最高級VEGAN LEATHERを使用したヘッドカバー(ドライバー&ブレードパター用)と巾着ポーチのセット。親日家でもあるオーナー兼デザイナーが、マスターズでの松山英樹選手の優勝と日本へのリスペクトを形にしたエクスクルーシブな「Sakura」は、ヘッドカバーの内側生地は黄色。
「モードからの流れもあり、昨年あたりからウェアやアクセサリーでよくみかけるグリーンのアイテム。そもそもコースに馴染む色ですし、クリーンなイメージがある他、コース以外はゴルフ好きをそこはかとなくアピールしてくれます。特にグリーン×イエローのマスターズカラーはよく見かけますが、こちらのシェイマスはマスターズの定番モチーフのアザレア(つつじ)ではなくサクラ柄。実は松山英樹選手のマスターズ優勝を記念し、母国である日本を象徴する桜の花をモチーフにした特別なアイテム。セットなのでコーディネートしやすく、コースに馴染む色。ウンチク的にもクラブマニアや外国人ゴルファーとの会話が広がりそうなコミュニケーションアイテムとなるはず」(スタイリスト尾後さん)
Sakuraシリーズ
セット価格 ¥50,600(税込)
SEAMUS(シェイマス)/取り扱い店 ジル&ロウズ広尾店
https://www.kneedeep.jp/SHOP/se_sakura.html
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こだわりが実力すら格上げするキャディバッグとのブランド統一
![](/wp-content/uploads/2023/07/headcover_0627_2023_05.jpg)
機能性や上質さ、肌ざわりの良さなどハイクオリティな素材選びと出自がファッションブランドというデザイン性の高さで知られるブランド。モノトーン基調のラグジュアリーなデザインはゴルフラインでも健在で、写真は上質な人工皮革のキャディバッグと色柄が揃うヘッドカバー。アパレルからアクセサリー類までコーディネートできるのはトータルなライフスタイルブランドならでは。ウノ ピュ ウノ ウグゥーレトレ ゴルフでのキャディバッグとヘッドカバーの組み合わせは戸賀編集長も実践!
キャディバッグ¥132,000(税込)
DR¥16,500(税込)
FW¥14,300(税込)
UT¥12,100(税込)
1PIU1UGUALE3 (ウノ ピュ ウノ ウグゥーレトレ)
https://store.1piu1uguale3.net
*外部サイトに移動します
![](/wp-content/uploads/2023/07/headcover_0627_2023_06.jpg)
ストイックなブラックでの統一も艶っぽさがあるため強い印象与える組み合わせ。キャディバッグは同色系のカモフラ柄。ヘッドカバーには星型が配されて絶妙なアクセントに。トータルに展開するブランドならではのマッチングの良さです。しっとりした素材感もさすが。
キャディバッグ¥77,000(税込)
DR¥11,000(税込)
FW¥9,900(税込)
UT¥8,800(税込)
[V12](ヴィ・トゥエルヴ)
https://v12golf.com
*外部サイトに移動します
「手っ取り早くお洒落にまとめたいなら、キャディバッグとヘッドカバーを同じブランドでトータルにコーディネートするのが間違いなし。とはいえギアメーカーのものはちょっと…という方もいらっしゃるでしょう。それであれば上質な素材感と機能性に加え、アピールも楽しめるブランドで揃えるのがよいでしょう。ヘッドカバーからキャディバッグまでトーンも柄も合わせると、やりすぎ感も漂うものですが、同色系ならまとまりがでて、クラス感を演出できます」(スタイリスト尾後さん)
撮影 鈴木克典
スタイリング 尾後啓太
文 藤井順一
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