リッチなオジサンの合言葉は
“一日一贅”

GOLF

オジサンゴルファーは腰使いが上手なんです

“ジャケットへ挿すチーフ”のごとく、ベルトで魅せるゴルフウエアの着こなし

2023.05.11

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“ジャケットへ挿すチーフ”のごとく、ベルトで魅せるゴルフウエアの着こなし

「この人ゴルフが好きだな」とか「ゴルフウエアの着こなしが洒落だな!」などを一緒にラウンドする人に思わせたいのであれば、夏場はウエアよりもベルト使いといっても過言ではないでしょう! 小さいものですが、コレ、とても大きいことなんですよ。

「何がよい?」ではなく「何がしたい」で選ぶべき

ポロシャツ×パンツというシンプルな構成になる春夏ゴルフの着こなしは、インパクト重視の“勝負ウエア”についつい頼ってしまいがちです。ゴルフとは非日常、ハレの舞台にコスプレ的要素を否定しませんが、アイテム単体に頼っている内は、同伴者との“ウェアカブり”ややりすぎ感というリスクがつきまといます。

ならば一体どうすべきか? 答えはいたってシンプル、コーディネート全体のセンスで勝負すれば良いのです。「そんなの一朝一夕では無理」なんて匙を投げずに聞いてください。要は他者とは競合しない部分に強味を持ってくるのです。「神は細部に宿る」と言いますが、一般に着こなしにおいて“脇役”扱いの「ベルト」に気を遣うだけで、グッとセンスアップできるのです。

普段、シューズとベルトの“合わせ”を気にすることはあっても、ゴルフ用となると白と黒の編み込みベルトのみ、なんてゴルファーは多いはずです。その分、ここを変える効果は想像以上に大きいはず。
例えば、取引先や上司と名門コースでのプレーなら、派手な出で立ちはご法度ですが、モノトーンやネイビー、ベージュなどのベーシックな上下に淡色カラーのベルトを利かせると品良く洒落感が演出できるでしょう。リバーシブルタイプのベルトが1本あれば、同伴競技者やコースの格などTPOに合わせて使い回すことも可能です。ドレスコードが緩いカジュアルなゴルフ場やリゾートでは、シャツをアウトで着ることもありますが、そんな無作法をしなくとも、タックインしたパンツと同色のベルトを合わせれば、ウエストの位置を高く見せる視覚効果でスタイルアップした着こなしが可能です。

ゴルフの着こなしにおけるベルトとは、いわばジャケットにおけるチーフと同義。手持ちのウエアを活かしながら、ライバルたちに手軽に差をつけられる、とっておきのベルト使いを指南しましょう。

Style1.タックインのショーツと同系色ベルトで脚長オジサンに

昨今、夏ゴルフのボトムスは余程の名門でもなければショーツスタイルが主流でしょう。涼しいという一点においてこれ以上の機能性はないマストアイテムなわけですが、丈感やわたりの太さ、着こなし方次第では“夏休み感”すなわち、子供っぽく見えてしまうこともあるわけです。そうならないためにはショーツと同系色のベルトを選び、色数を抑えたタックインのスタイルに。同系色を選ぶことで通常よりも視覚的に腰高に見せられ、美脚&スタイルアップ効果も期待できます。

サークルスカルのギボシバックルが印象的な、ラグジュアリゴルフアパレルによる目の細かいメッシュベルト。ストレッチ性の高いゴムメッシュベルトが、昼食後や体調に合わせて自由にサイズ調整できる。コーディネートしやすいベーシックカラーのネイビーとブラック、ホワイトから選べ、同系色の本牛革とのコンビデザインも上質。3.5cm幅、M103cm、L117cm。

MARK&LONA(マーク&ロナ)
ベルト¥24,200(税込)
https://www.markandlona.com
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世界中のツアーで愛される、アスリート御用達ブランドによるメッシュベルト。伸縮性のある天然ゴムとポリプロピレンによる帯素材にシボ感のある合成皮革のパーツを組み合わせ。メッシュ仕立てなのでフィット感抜群。グレー(写真)、ブラック、ネイビーの全3色。

footjoy(フットジョイ)
ベルト¥5,500(税込)
http://www.footjoy.jp/
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Style2.オジサンのこなれた上品スタイルは淡色ベルトを挿し色に

ポロシャツやパンツに対してどんな色のベルトを選ぼうかと考えると、つい汎用性のあるモノトーンか派手な色柄のベルトに陥りがちです。そんな時、淡い色味を挿し色にしてみましょう。特にベーシックな着こなしが求められる名門コースや目上の方とのラウンドのような気を遣う場面でも、品の良さやクラス感に配慮しつつ、洒落感のあるスタイルにまとまるはずです。

2色の素材を編み込むことで、単色にはない素材感とパターンを表現したベルト穴を任意の場所に通せる編み込みベルト。剣先と根元に合成皮革、クローム仕上げのバックルなど、上質なつくりはさすが。Mサイズ103cm、Lサイズ:113cmを用意、イエロー(写真)の他、サックス、ネイビーの全3色展開。

and per se(アンパスィ)
各ベルト¥11,000(税込)
https://www.goldwin.co.jp/andperse/
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くすんだカラーが大人のリゾートスタイルにハマりそうなレザー製の編み込みベルトは今季の夏展開。ラウンドだけでなく、普段使いにも使い回しできそうな上質さで、チャームのワンポイントも◎。ブルー(写真)の他、ピンクとグリーンの全3色。

PEARLY GATES(パーリーゲイツ)
ベルト¥19,800(税込)
https://www.pearlygates.net/
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Style3.一本二役のリバーシブルベルトをTPOで使い分け

ゴルフ用のベルトを何本も用意するのはちょっと…そんな時はリバーシブルのモデルが便利です。片面は派手な色柄、その反対の面は逆にシックな色柄が採用されていることがほとんどなので、これを利用すれば上下同じコーディネートでもイメージを簡単に変えることができます。例えばパートナーとのツーサムゴルフでは落ち着いたベーシックカラーのウエアの挿し色として利用。気の置けないゴルフ仲間とのラウンドには派手色パンツに合わせやすいシック柄を合わせるなど、TPOに合わせてアイテムの主張を自由に使い分けることが可能です。夏場の汗やこすれなどに強いモデルが多いのも安心で使いやすいはず。

使いやすい35mm幅のリバーシブル型レザーベルトは、本体の素材に牛革を100%使用。サイズはレディス用の30とメンズ用の38を同デザインが用意され、バックルは回転式で簡単に色変更が可能。一方の面にはロゴを大きくプリント、もう一方の面にはピンクやオレンジ、グリーンなどの挿し色で彩られた全5色が揃います。

DESEMBERMAY(ディセンバーメイ)
ベルト¥23,100(税込)
https://wwwdecembermay.tokyo/
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ゴムを目の細かいメッシュ編みにすることでストレッチ性があり、ベルト止めによるサイズ調整の自由度も高い。表地は無地のネイビー、裏面はレッドのライン入りのデザインになっており、スタイルに分けて使用可能。1サイズのみ。星条旗カラーで気分はUSチーム!?

Munsingwear(マンシングウェア)
ベルト¥9,130(税込)
https://store.descente.co.jp/munsingwear/
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快適なゴムメッシュ構造がプレーヤーの動きにフィット。シンプルなバックル部に「Titleist」の美しいタイポグラフィが刻まれる。ブラック(写真)、ネイビー、レッドの全3色あるモデルは、いずれも裏表両面が同系色という珍しい配色。長さ約100cm、一部に合成皮革を使用。

Titleist(タイトリスト)
ベルト¥7,700(税込)
http://titleist.co.jp/
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Style4.最強白メッシュベルトはコスパ重視で選ぶ

ベルト選びに迷ったら、まずは白のナイロン製メッシュベルト一択、という方法もアリです。白地ならまず間違いなくシューズを含めたアイテムとの相性が良く、ベルト穴を任意の位置に設定できる上、そのもの自体に伸縮性があり、汗などの汚れがついてもメンテナンスが容易なためです。ラウンドの頻度にもよりますが、昨今の夏の猛暑を考えれば、1シーズンの消耗品として割り切り、リーズナブルな価格帯のもの、と割り切ってしまうのもよいでしょう。

ヘッドウエアブランドとして人気のニューエラですが、ゴルフラインの展開当初から隠れて人気だったのがメッシュの編み込みベルト部分を伸縮性のあるポリプロピレンとポリウレタンの混紡素材、両端にレザーを採用し質感を高めている。長さ約110cmのフリーサイズ。

New Era®(ニューエラ)
ベルト¥4,620(税込)
https://www.neweracap/jp/
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撮影 鈴木克典
スタイリング 尾後啓太
文 藤井順一
編集 藤倉大輔

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