時刻を確認するたびに微笑んでしまう！？リシャール・ミルが魅せる笑顔のメカニズム

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一億円を遥かに超えるプライスレスな芸術品

2022.09.30

パンデミックの影響は、人と人との関わりに大きな変化をもたらしました。しかし、こんな時だからこそ、決して笑顔を忘れてはいけない。そんな思いを込めて作られた時計がリシャール・ミルから発表されました。

熟練エングレーバーのオリバー・カーンの技が光る！

ΡΜ 88 オートマティックトゥールビヨンスマイリーは、3年の月日を経て開発された、高度な技術と創造性を併せ持つリシャール・ミルの最新作です。ΡΜ 88の自社製オートマティックトゥールビヨンと、そこに組み込まれる装飾部品のひとつひとつは、スマイリーの世界のポップさを表現。そこには、満開の花、暖かい日差し、美味しそうなパイナップル、生長するサボテン、ピンクフラミンゴ、鮮やかな虹…1滴ずつ味わう祝いのカクテルがネオンポップなグラスの中に描かれています。

特筆すべきディテールは、エングレーバーのオリバー・カーンが製作したゴールドの細密彫刻のサイズと重さにあります。なぜなら組み立てられた各パーツは1g以下かつ、どんな衝撃にも耐えなければならないからです。そして、中央のモチーフであるスマイリーの周りの立体スペースにどのようにパーツを配置すれば、時計職人が最も効果的に、容易にパーツを置いていくことができるかを決めていく必要がありました。解決方法としてはΡΜ 88に2つのプレートを装着すること。 1つはムーブメントを支える技術的プレート、もう1つは文字盤の左側にある装飾を固定する補助プレートです。ムーブメントに装着されたこの2枚目のプレートにより、パーツを斜めに傾けて配置し、ボリューム感をより出すことができるようになったのです。

2つ目のポイントは、いくつものパーツにそれぞれに相応しい仕上げを施し、それぞれの魅力を最大限に引き出すために、十分な空間を持つムーブメントを設計することでした。新開発の自社製キャリバーCRMT7は、時、分、ファンクションディスプレイを備えたスケルトンオートマティックトゥールビヨンムーブメント。ブリッジとマイクロブラスト加工を施した地板はグレード 5 のチタン製で、剛性と平滑性を確保しています。マイクロブラスト加工、面取り加工を施したブリッジとトゥールビヨンには、ブラックとゴールドの複雑なダブルPVDコーティングが施されています。地板の裏側に位置するブリッジにも同じ仕上げが施され、稲妻のようなフォルムが強調されています。秒針は、トゥールビヨンに取り付けられたΑRCAP®の雲の上を滑り、マイクロブラスト加工とサテン仕上げのホワイトゴールドの小さな雲の下に隠れて、雨と晴天の間を1分ごとに行き来します。

立体的で美しく見事な配色によるRM 88 オートマティックトゥールビヨンスマイリーは、リシャール・ミルの時計製造の伝統に則り、仕上げ作業は全て手作業で行われており、夢のような鮮明さを表現しています。遊び心のあるカラフルで詩的で生き生きとした、この作品は50本限定生産。これは、まさに笑顔という世界共通の言葉をポジティブな印象で表現した、魅惑的なマスターピース。笑顔は、健康と幸福をもたらすための必須条件で、そこから生まれるポジティブな気持ちは、体の免疫力を高めてくれる効果も。しかしながら、一億円を優に超えるプロダクトで、ここまでのポップさを秘めた時計は未だかつて存在したでしょうか？　リッチなオジサンをもってしても、持て余してしまいそうな遊び心は、まさにリシャール・ミルならでは。着用して時間を確認するたびに”晴れやかな気持ち”になり、思わず微笑んでしまう。まさにプライスレスな芸術品といって間違い無いでしょう。