リッチなオジサンの合言葉は
“一日一贅”

今も昔もファッションの本場と言えばフランス。愛用の筆頭にフレンチ・ブランドを挙げるオジサンも多いことでしょう。実は、インテリアのフィールドでも、フレンチ・ブランドはスゴいんです！。エレガントさが格上げされること請け合いですよ。トガルーム第７弾は、戸賀編集長も魅了されたフランス発のアイテムをご紹介します！

カラーもサイズも組み合わせを選べて“お気に召すまま”なソファ

1860年、フランス・リヨン郊外で、傘とステッキを製造する木工メーカーとして誕生したroset(ロゼ)。その技術を生かしながら伝統的な家具づくりに着手し、1950年代には、現在のようなモダンな家具を製造。1973年、ligne roset®(リーン・ロゼ)を設立し、パリに１号店をオープンしました。以降、「コンテンポラリーなライフスタイルをトータルに提案する」をコンセプトに掲げ、世界のトップデザイナーとのコラボによる名作を次々と発表しています。

今回ピックアップしたROSETNOMADE2(ロゼノマド２)もそのひとつ。1996年に発売されたロングセラーを2013年にリモデルし、よりスタイリッシュに、より心地よく、より活用しやすくなりました。デザインを手がけたのは、LVMHグループやディオールのオフィスや、ランバン、セリーヌなどの店舗デザインも手掛ける大御所、ディジェ・ゴメズ。さすがの洒落感に加え、座面のクッションはソフトな座り心地ながら高密度でへたりにくい品質のウレタンを使用するなど、ハイ・スペックなのも、リッチなオジサン好みです。

「座面、本体、背クッションのファブリックをそれぞれ選べるのも魅力。しかも、ファブリックの種類は200以上！　どれを選ぶか迷いますが……、白の伝道師としては、やっぱりホワイト系は外せません(笑)。ということで、座面とクッションは白をセレクトしました。サイズバリエも豊富なので、部屋の広さに合わせて組み合わせられるのも、嬉しいですね」(戸賀編集長)

ソファに合わせたのは、大理石仕上げを施した美しいテーブル、ROSETAMADORA(ロゼアマドーラ)。小さなテーブルと大きなテーブルがセットになっており、重ねて入れ子にすることができる「ネストテーブル」仕様なのも、アレンジがしやすくお薦めです。

ミッドセンチュリーで上品にダイニングを“遊ぶ”

リビングをフレンチ・シックでまとめたら、ダイニングは少し冒険してみましょう。優美な曲線が印象的なROSETTADAO（ロゼタダオ）チェアは、1950-60年代のミッドセンチュリーデザインを再解釈したデザインです。緩やかなカーブが特徴的な本体と、細く長く伸びた脚が美しく融合し、とてもシンプルなフォルムに仕上がっています。そして本体の厚みが薄く、シャープな印象です。また座面奥側はフレームとジョイントされず軽快に感じられるデザインですが、その構造によって背にもたれかかった時のクッション性は高く、快適な座り心地を演出します。

となれば、テーブルも、チェアに負けない遊び心のあるモノを選びたいところです。ROSETENNEA（ロゼエンネア）は、３つの三角形を組み合わせた脚が目を引くユニークな高いテーブル。天板は、写真のホワイトマーブルセラミックのほか、ウォールナット無垢材、エコ商材として注目されているMDFの３タイプ、脚はブラックオーク無垢材とナチュラルオーク無垢材の２タイプから選択できます。

ミッドセンチュリーなダイニングの仕上げは、1960年発表のペンダントライト、SKY FLYER(スカイフライヤー)で。円盤形シェードを上下に組み合わせて、細いボールチェーンで吊り下げたレトロモダンなデザインです。乳白色のアクリルを通して広がるソフトな光が、浮遊感を演出し、空間に軽やかさをプラスしてくれます。

上質なフレンチ・シックは、こなれた大人の名Buddy！

リッチなオジサンにちょうどいい、上質さと高級感、伝統と遊び心を備えたフレンチ・シックな家具。今こそ選びたいligne roset®(リーン・ロゼ)の魅力＆実力を体験しに、トガルームに出かけてみませんか。

大丸インテリア館 ミュゼ エール
住所：神戸市東灘区向洋町中6-9　神戸ファッションマート2F
問い合わせ先：078-846-5017
平日/午前10:00〜18:00 水曜日定休（祝日の場合は営業）

撮影 杉田裕一
文 村上早苗