リッチなオジサンの合言葉は
“一日一贅”

WATCH

リッチなオジサンに贈るオーラ格上げ術

雲上時計だからTシャツでOKではなく、ドレスでこそ身に着ける

2022.08.23

Facebook
Instagram
雲上時計だからTシャツでOKではなく、ドレスでこそ身に着ける

リッチなオジサンの雲上時計への考え方はセカンドステージに。ここぞのシーンでは、しっかりスーツも着こなすのが分別ある男子というもの。問題はスーツやその装いのスペックも時代に沿ってシフトしており、合わせる時計も同様に変化しているということ。時代性とラグジュアリーの要素をキチンと備えた一本を、しっかり選び出すことが肝心です。

“第二章”なラグスポ時計は襟を正して身につけるべき

昨今はファッション簡素化のトレンドから、カジュアルなTシャツ姿で会議、なんて場面もよく見かけます。しかしリッチなオジサンは、ここぞのシーンではしっかりスーツにネクタイを締めるなど、メリハリある装いを心掛けるものです。もちろん時計もシーンや着こなしにマッチした一本を抜からずチョイスするのがお約束。というよりも、ここを外してしまってはリッチなオジサンにはなれないと言っても過言ではありません。

特に昨今、新たなドレス系ウォッチとして支持を得ているのがラグスポ時計です。1970年代に生みだされたラグジュアリー×スポーティな時計である“ラグスポ”ですが、当時はドレスウォッチとは別のカテゴリーとして注目を集めました。しかしすでに50数年を数えるカテゴリーであり、現在そのなかには、ドレッシーな貫録と異彩を放つに至ったモデルもあるのです。確かに十数年前に比べ、昨今のスーツスタイルはライトでアクティブになりました。そういった時代の変化に合わせて、ラグスポも“第二章”とでも呼ぶべき時計をきちんと選びだすのが、リッチなオジサンのドレススタイルなのです。さらに言えば、高級時計だから服装はなんでもOKというのもリッチなオジサンらしからぬこと。時計の面構えに応じたコーデを選ぶことも嗜みなのです!

次世代ドレスに合わせたい進化した元祖ラグスポ

ご存知、ラグスポ時計の元祖として絶大な支持を得ているロイヤル オーク。デビューは1972年であり、今季は生誕50周年を記念するアニバーサリーイヤーです。発表当時こそドレス時計とは一線を画すスポーティな部分にスポットが当たりましたが、四半世紀を掛け熟成を経た王道の三針モデルは、すでにクラシックと呼べる歴史を持ちながら、今なお新しさを漂わせる重厚さを放つ仕上りに。アイコンの八角ベゼルはオリジナルと変わらず重厚な力強さを感じさせながらも、最新モデルでは随所に人間工学的なアレンジが加えられ、見た目のみならず着け心地までも実にスマート至極。現代風にアップデートされた軽やかなスーツスタイルは、アクティブさと重厚感にてバランスをとるのが鉄則です。そう言う意味で、入手困難な状況は続いているもののロイヤル オークは新時代のドレス時計として完璧な一本です。

オーデマ ピゲ「ロイヤル オーク オートマティック」

¥3,025,000(税込)*表示価格は9/1からの価格となります

SPEC
ケースサイズ:直径37mm、厚さ8.9mm
ケース素材:SSケース(直径37mm、厚さ8.9mm)
ムーブメント:自動巻き(Cal.5900)
パワーリザーブ:約60時間
防水性能:50m防水
50周年記念ローターを備えたモデル

オーデマ ピゲ
https://www.audemarspiguet.com/ja

日本特別コンテンツ:https://borninlebrassus.audemarspiguet.com

薄型と防水を追求したエレガントなタフ時計

ロイヤルオークと双璧をなすラグスポ時計の雲上モデルとして、高い評価を得ているパテック フィリップのノーチラス。1976年にデビューを飾り「ウェットスーツにもタキシードにもマッチする」をコンセプトとした薄型防水時計は、船の舷窓からインスパイアされた力強いベゼルがポイントです。当時、正統派のドレスウォッチはゴールドケースに革ベルトというスペックが定番。しかしパテック フィリップはその常識を破り、世界一高額なハイクラスステンレススチール時計を見事作りだしたのです。写真はその傑作におけるフライバックのクロノグラフ版。6時位置に同軸のクロノグラフ計を配しており、ワンカウンターゆえに非常にエレガントなルックスです。ドレススタイルに合わせることで、上品かつ精悍な印象が無理なく作り出せるのです。SS ケースは、現行のラインナップからは外れており、現在は金無垢かコンビのみの展開。※画像は私物。

「ノーチラス Ref.5980/1A」

SPEC
ケースサイズ:40.5mm(10-4時方向)
ケース素材:SSケース
ムーブメント:自動巻き
パワーリザーブ:最大55時間
防水性能:12気圧防水

パテック フィリップ
https://www.patek.com/ja

最新モデルは3つのベルトで着せ替え自在

スイス御三家の一角と謳われるヴァアシュロン・コンスタンタンが手掛けるラグスポと言えば、このオーヴァーシーズです。1977年にリリースされた「222」をひとつの源流とし、ブレスレットまで緻密にデザインに組み込んだステンレススチールの時計は、現代的な使い勝手とクリーンで高級な洒落感を併せ持つところが魅力です。雲上ブランドによるラグスポがそうであるように、このオーヴァーシーズも特徴的な意匠をしっかり完備。同社のアイコンであるマルタ十字をアレンジした6つの切り欠きを持つベゼルが、アクティブな強い個性を引き立たせる“顔”となっているのです。新作では清廉なブレスレットの他、レザーやラバーストラップも付属し、装いやシーンに合わせて瞬時に着せ替えることが可能です。

「オーヴァーシーズ・クロノグラフ」
¥4,224,000 (税込)

SPEC
ケースサイズ:42.5㎜
ケース素材:SSケース
ムーブメント:自動巻き
パワーリザーブ:52時間
防水性能:15気圧防水

ヴァアシュロン・コンスタンタン
https://www.vacheron-constantin.com/jp

高速振動がフロントからも確認できる

ゼニスが誇る強心臓ムーブメントであるエル・プリメロは、1969年デビューの世界初となる高振動自動巻きクロノグラフとして完成し一躍有名になりました。それから時代は移り変わりましたが、基本的にエル・プリメロの構造は大きく変わることなく進化を遂げつつ今に至っています。直近の2021年にも同系機械を載せたモデルが、ジュネーブ時計グランプリでクロノグラフ賞を受賞。途切れないエル・プリメロの優位性を見事にアピールしたのです。なかでも新作のクロノマスター オープンは、1/10精度の高振動が正面からも堪能できるオープン文字盤が特徴的。シックなスーツスタイルに合わせることで、秘めた躍動感をさり気なくアピールすることができる一本です。

「クロノマスター オープン」
¥1,166,000 (税込)

SPEC
ケースサイズ:39.5mm
ケース素材:SSケース
ムーブメント:自動巻き
パワーリザーブ:約60時間
防水性能:10気圧防水

ゼニス
https://www.zenith-watches.com/ja_jp

モデル着用
時計/オーデマ ピゲ ¥3,025,000(税込)*表示価格は9/1からの価格となります
オーデマ ピゲ/オーデマ ピゲ ジャパン
https://www.audemarspiguet.com

スーツ¥181,500(税込)ラルディーニ、シャツ¥31,900ジャンネット
トヨダトレーディング プレスルーム
https://toyodatrading.com

その他:スタイリスト私物

モデル 加藤章太郎
撮影(モデル) 杉田裕一
スタイリング(モデル) 鈴木肇
ヘア&メイク 米尾太一
文 長谷川 剛
ヘッダーデザイン 五月女幸希

Facebook
Instagram
TOPTOP