モーガン

英国のクラシックスポーツカーをハンドビルドする「Morgan Motor Company」。伝統的な製法と職人の技で造られるスポーツカーは、世界中のカーマニアから強く愛されています。そんなモーガン から2021年の年末に、世界限定9台のモデルが発表されました。現代風にアップデートしたNEWモーガンを紹介します。

1968年登場の名車が、令和の時代に蘇る!

モーガン社は1909年、ヘンリー・フレデリック・スタンリー・モーガン氏によって、英国ウスターシャー州に設立。翌年のオリンピアモーターショーにおいて前輪が2つ、後輪が1つの「3ホイーラー」を発表し、自動車メーカーとして名乗りを上げます。
ラインナップの中でも主力車種である『プラス8』は、1968年に生産を開始したモーガン伝統の2シーター・ロードスターです。2012年から旧ローバー製に代わるBMW製の4.8リットルV8エンジンを搭載し、最大出力367hp(スポーツエグゾースト仕様は390hp)を発揮。車両重量が1100kgということもあって、0-100km/h加速は4.5秒、最高速250km/h(リミッター作動)という、クラシカルなスタイルからは想像しにくいパフォーマンスを誇っていました。が、2018年に生産を終了。

モーガン
(画像=ボディデザインにおいて、リアエンドやフロントフェンダーのディテールが見直され、さらにフロントリップスポイラーとハードトップが装備されています。)

そして、「プラスFour CX-T」に続くモーガン特別プロジェクトの第二弾として、2021年に生産を開始されたのが、この「プラス8GTR」です。従来のモーガンのボディには見られなかったハイショルダーラインや、1990年代のプラス8のレーシングカーを彷彿とさせる5本スポークのセンターロックホイールが特徴的ですが、全体的にはモーガンのクラシカルなイメージは踏襲されています。

モーガン
(画像=ブラックが基調の渋いインテリア。フルバケットシートを装備し、カーボンパーツを多用しているところが、現代風アップデータと言えます。)

このプロジェクトは、プラス8のローリングシャシーをモーガン社が買い戻したことによって実現。もともとレースでの使用を目的に2018年以前にモーガンが製作したシャシーは、今回の限定9台に合わせて各部品をアップグレードされています。そのローリングシャシーから完成車を組み上げる工程は、モーガンの伝統的な車体製造技術を使用してハンドメイドされ、プラス8GTRが完成しました。

エンジンはBMWの4.8リットルV型8気筒を搭載。新しく施されたエンジンチューンとキャノンスタイルの2本出しスポーツエグゾーストによって、スロットルレスポンスが向上するとともに、最高出力は375hpにアップしています。

モーガン
(画像=メーター類はデジタル表示ではなく、アナログ式なので古い世代のクルマ好きオヤジはひと安心!? しかもセンターに配置しているところが、オヤジの琴線を刺激します。)

トランスミッションは6速MTまたは6速ATが組み合わせられますが、若い頃にスポーツドライビングに熱中したオヤジなら、迷わずMTを選びますよね!? 手足を存分に駆使して、現代に蘇った往年のエキセントリックカーの走りを堪能してくださいませ。

文 高 成浩


【関連記事】
エルメス、グッチ、フェラーリ、フィアット…!? クルマとブランドのコラボが生んだ、超レアなコンパクトカーが狙い目!
究極のラグジュアリーSUV、ベントレー ベンテイガの高級感がさらにスケールアップ!
世界で1台限りの“ワンオフモデルフェラーリ”に乗れる!