パターン別！ オヤジのwithスポーティなちょいお出かけ服

大人ストリートがすっかり浸透した昨今。例えば休日の足元選びにおいては、スニーカーが主役の座に着きました。でも、単に軽快さに終始したのではやっぱり大人として形無し。リラックスしつつも、大人としての見栄えを意識したいところです。

スポーツやアウトドアといったキーワードが並ぶファッショントレンド。スウェットやスニーカーをはじめ、機能的でリラックス感のあるアイテムは、休日を快適に過ごすには願ったり叶ったりです。
でも、だからこその課題が。そんな時流にかまけて、「ちょっとそこまで」といったいわゆるワンマイルコーデにおいて、力の抜き加減を間違えている人を結構見かけちゃいます。深夜のコンビニならまだしも、都心のビル街でスウェット上下にスリッポンなんて、やっぱり気抜け過ぎです。重要なのは、スポーティだけどちゃんとラグジュアリーであること。天然素材を意識したり、ドレス要素を取り入れたり、はたまたクリーンな色でまとめたりなどなど。時には、ハイブランドのロゴを主張するのも、大いに活用したいところです。
今回は、リッチなオヤジの休日にオススメな、ちょいお出かけコーデをご紹介。お出かけ先はあくまでご近所だけど、行く先々にはオシャレなカフェやショップが並ぶ都会に住む、ニューリッチのための実例です。要は、バランスですよ、バランス。

休日ランチは、スポーツとドレスのベストミックスで

ちょっと遅く起きた日曜日。港区のマンションからほど近い、行きつけのカジュアルレストランでランチを。リラックスコーデでOKなレストランだけど、とはいえそれなりの立地。肩の力を抜きつつも、場にふさわしいリッチ感が欲しいところです。 例えば、このモンクレールのウインドブレーカーには、フードのジップ周りやアームにブランド名のレタリングやロゴが。パンツにおいては、ゴムウエストのイージー仕立てながらウールフランネルが上質感をアピール。クリースやインナーのニットもしかり、全体的にはスポーティながら、天然素材やドレス要素でちゃんとラグジュアリーに着地させています。

MONCLER（モンクレール）
ジャケット¥149,600
ニット¥85,800
パンツ¥101,200
シューズ¥74,800
＊すべて税込

すべてモンクレール／モンクレール ジャパン
https://www.moncler.com/ja-jp/

ハイブランドにも入れる清潔感と歩きやすさの両立

ご近所からちょっと足を伸ばして買い物へ。ついでにカフェでコーヒーでも、なんて日には軽い仕立てのジャケットが使えます。こんな爽やかなライトブルーの一着なら、なおさら理想的です。 素材はコットン。サックスブルーの生地に対して、ホワイト色のボタンが一層春らしい軽快さを披露します。ゆったりしたシルエットは、カーディガンに通じるリラックス感が。腕まくりもサマになるそんなジャケットに対して、パンツはスウェットを。チグハグになりそうですが、スニーカーとともにクリーンなホワイトにし、全体的に明るい色でまとめることで、意外になじんでくれるんです。

DSQUARED2（ディースクエアード）
ジャケット¥126,500
カーディガン¥63,800
Tシャツ¥52,800
スウェットパンツ¥51,700
＊すべて税込

シューズは参考商品
眼鏡はスタイリスト私物
すべてディースクエアード／スタッフ インターナショナル ジャパン クライアント サービス
https://www.dsquared2.com/jp

気取らず、でも洒落っ気のある大人の夜遊びコーデ

学生時代の友人たちと、ビストロでワインでも。気の置けない仲間との再会に、気取ったコーデは必要ありません。親しみを与えつつ、それでいて自然体な洒落感を楽しみたいところです。 そんな折、こんなニットはまさにお目当て。ベーシックなグレーベースにあしらわれている柄は、なんとカイト＝凧。トム ブラウンらしい遊び心あるモチーフは、これまたここらしいくるぶし丈のパンツとともに、肩の力が抜けつつも都会的な洗練さを両立してくれます。足元を革靴にしたのも、その洗練さをあと押し。洒落感がありながらもあざとさやイヤらしさがないこんなコーデなら、例え悪友との集まりでも奥様もきっと快く送り出してくれることかと（笑）

THOM BROWNE（トム ブラウン）
コート¥320,100
ニット¥133,100
パンツ¥386,100(スーツプライス)
シューズ¥135,300
＊すべて税込

すべてトム ブラウン／トム ブラウン 青山
https://www.thombrowne.com/jp/

撮影 杉田裕一
スタイリング 鈴木 肇
ヘア＆メイク 米尾太一
文 安岡将文
編集 藤倉大輔

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