ベル&ロス

ダイヤモンドに次ぐ硬度を誇るサファイアクリスタル製のケースの中で、同じサファイアクリスタルのスカル(骸骨、ドクロ)が、額の中央にあるテンプを動かしながら、こちらに微笑みます。しかも、ゼンマイを巻くと、スカルの下顎が、語りかけるように動くという、大人のユーモアたっぷりの凝った仕掛けも。

今回ご紹介するベル&ロスの「BR 01 サイバー スカル サファイア」は、腕に着けて楽しめる、世界限定10本のメカニカルアート作品です。

熱心な時計愛好家なら、つい先日、2021年11月6日にジュネーブでクリスティーズ主催で行われた、難病「筋ジストロフィー」の治療研究のための世界的なチャリティーオークション「オンリーウォッチオークション」に同社が出品した、落札予想価格の2倍、22万スイスフラン(約2700万円)で落札されたドクロマークがオレンジの、世界でただ1本だけ作られた同じデザインのモデルを思い浮かべるかもしれません。

独創的かつ神秘的な顔つきに目を奪われること必至

ベル&ロス

このモデルは、ドクロマークのサファイアクリスタルがオレンジではなく無色の、つまりあのモデルの希少な別バージョンなのです。カラーが入っていないだけに、よりクールなこちらがお好きな方もいるはず。

ベル&ロスはミリタリーウォッチ好きの2人の若者、投資銀行に務めていたカルロス・ロシロとデザイナーのブルーノ・ベラミッシュが1994年に設立した時計ブランドで時計は全てスイスで製造。フランス・パリのセンスとスイスの時計作りが融合した、魅力的な時計作りを展開しています。

このモデルの原型となったレギュラーモデル「BR 01」は、そんな同社の象徴ともいえる腕時計コレクション。シンプルで機能美を極めた、航空機のコックピットに埋め込まれたクロック。そのデザインのエッセンスが凝縮され、ベル&ロスの中でも根強い人気を誇ります。

そしてスカルを大胆にあしらった文字盤も、2009年から現在まで続くBR 01コレクションの中でも人気のモチーフ。見た目のインパクトに加えて、ヨーロッパの宗教画に見られる「メメント・モリ(常に死を忘れるな)」というラテン語に象徴される、キリスト教の「生と死」に対する考え方を反映した、特別な意味と価値を表現したものなのです。

サファイアクリスタルでスカルを表現し、同じサファイアクリスタル製のケースで時計機構のすべてを目で鑑賞できる、これまでのスカルモチーフのモデルとは異次元の美しさを実現したこの限定モデルは、その究極の1本と言えるでしょう。

インパクトとサプライズ。さらに遊び心と洗練を兼ね備えた、腕に着けるこのアートピース。興味を持たれたら、ぜひ実物をご覧になることをオススメします。

ベル&ロス
ベル&ロス

「BR 01 サイバー スカル サファイア」 ¥ 13,650,000(税込) SPEC ケース径:43.5mm ケース:サファイアクリスタル ストラップ:トランスペアレントラバーストラップ ムーブメント:キャリバーBR-CAL.209(手巻き) パワーリザーブ:約48時間 防水性:30m防水

Bell & Ross(ベル&ロス) https://www.bellross.com/

文_時計ジャーナリスト 渋谷ヤスヒト


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