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チャリティーオークションでオーデマ ピゲに驚異的な価格が!

最後の「ロイヤル オーク“ジャンボ”エクストラ シン」が約3億8500万円で落札!

2021.11.13

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最後の「ロイヤル オーク“ジャンボ”エクストラ シン」が約3億8500万円で落札!

2021年11月6日(日本時間7日)、2年に1度開催されているオンリーウォッチ チャリティーオークションが開催されました。オークションの収益は、デュシエンヌ型筋ジストロフィーの医療研究支援のために寄付されます。

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オーデマ ピゲは、このオークションに世界で1本のみの「ロイヤル オーク“ジャンボ”エクストラ シン”」(15202XT.GG.1240XT.99)を出品。310万スイスフラン(約3億8500万円)で落札されました! ロイヤル オークは、言わずと知れた世界中に多くのファンを持つ人気モデルですが、この落札価格には誰もが驚かされたことでしょう。

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八角形のベゼルと8個の六角形のビスがトレードマークの「ロイヤル オーク」は、オーデマ ピゲが1972年に発表した初のラグジュアリースポーツウォッチです。ステンレススティール製のケースに当時として最も薄い自動巻きムーブメント、キャリバー2121を搭載した名作ですが、高級時計にステンレススティールを用いることは当時としてはあまりにも衝撃的で、独創的なデザインも含めて、時計界の常識を覆したモデルとして大きな話題となりました。

オークションに出品された今回のモデルは、ダイヤルの色は新しいグレーを採用していますが、デザインコードは1972年のオリジナルのロイヤル オーク5402Aシリーズを忠実に再現。プリントされたロゴ、12時位置のオートマティックの表記、6時位置のAPモノグラムと、随所にロイヤル オークならではの特徴が見られます。さらに、6時位置のアワーマーカーの下には初代モデルと同様の「Swiss」の印字が確認できます。

一方で、ケースやブレスレットにはチタンと、新しいパラディウム性の金属ガラスを採用。パラディウム性の合金は高い強度と耐摩耗性を備え、手仕上げによって美しい光を放つのも特徴です。この手仕上げで磨かれた金属ガラスは、ベゼル、サファイアケースバックのフレーム、ブレスレットのスタッズなどに使用され、チタンケースと美しいコントラストを生んでいます。また、サンドブラスト加工と鏡面仕上げを併用したチタンケースとブレスレットも絶妙なニュアンスをつくり出しています。

今回のオンリーウォッチの最も注目すべきポイントで、なおかつ予想をはるかに超える落札価格に至った理由のひとつと考えられるのは、キャリバー2121が搭載されたことではないでしょうか。1972年当時からロイヤル オークに搭載され続けてきたキャリバー2121は、2021年末に終了となることがすでにアナウンスされているため、15202のリファレンスナンバーでキャリバー2121を搭載したモデルは今回が最後。正真正銘の「最後のロイヤル オーク“ジャンボ”エクストラ シン」なのです。

わすか3.05㎜という厚さは、セントラルローターとデイト機能を搭載した自動巻きムーブメントとしては、当時、世界最薄を誇りました。オーデマ ピゲは1875年の創業当初から極小、極薄の機構を追求し続けたブランドで、1938年には厚さ1.64㎜の手巻きキャリバー9ML、1967年には数社と共同開発した厚さ2.45㎜のセントラルローター付き自動巻きキャリバー2120を発表。これにデイト表示機能を搭載して1970年に発表したのが、キャリバー2121なのです。

キャリバー2121を搭載した最後の「ロイヤル オーク“ジャンボ”エクストラ シン”」は、この伝説のキャリバーの約50年にわたる歴史の終焉を告げるタイムピースで、ロイヤル オークは2022年の50周年に向けて新たな一歩を踏み出します。オンリーウォッチはオークションのために製作される世界で1本だけの時計ですから、どの参加ブランドにとっても特別なモデルであることは間違いありません。約3億8500万円という驚異の落札額は、キャリバー2121の感動のフィナーレにふさわしい金額だったということなのでしょう。

AUDEMARS PIGUET(オーデマ ピゲ)
「ロイヤル オーク“ジャンボ”エクストラ シン」

SPEC
ケース径: 39㎜
ケース&ブレスレット:ポリッシュ仕上げの面取りが施されたサンドブラスト仕上げのチタンケース
ムーブメント:自社製キャリバー 2121 (自動巻き)
パワーリザーブ:約40時間

オーデマ ピゲ
www.audemarspiguet.com

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