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日本に導入される新型「Eクラス」は、セダンとステーションワゴンが同時に登場!

新たなEクラスに搭載されるパワートレインは、全車ISGもしくはプラグインハイブリッドになり、全車の電動化が実現

2024.01.14

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新たなEクラスに搭載されるパワートレインは、全車ISGもしくはプラグインハイブリッドになり、全車の電動化が実現

メルセデス・ベンツEクラスは、そのモデル名からも分かる通り、Eセグメントのモデルであり、歴史をたどると1936年に登場した170シリーズ(W136型)がEクラスの始まりといわれています。

最高に地味?で、最高の性能をもった名車の予感

今回、日本に上陸した新型Eクラスは、170シリーズ(W136型)から数えると実に11代目のモデル。ここまでの累計販売台数は1700万台を超える、メルセデス・ベンツの歴史の中でもっとも売れたモデルとして知られています。

ちなみにEクラスというモデル名は、1985年に登場したW124型以降から使われ、戸賀編集長も、W124型から3台乗り継いでいるという、かなりお気に入りのモデル。
戸賀編集長、いわく、『最高に地味?で、最高の性能をもった名車であり、欧米ではスタンダード。間違いのないクルマ』とのことです。

昨年の4月に世界初公開され、同年夏に欧州市場で発売が開始され、今回、ついに日本でも発表された、6代目新型 Eクラス(W214型)。
日本のクルマ大好きオジサン達の注目を集めているこのモデルは、一体どんな仕上がりとなっているのでしょうか?

先代モデルと比較しながら、検証してみましょう。

エクステリア

新型フロント
先代フロント
新型サイド
先代サイド

新型Eクラスのボディサイズは、全長4949mm×全幅1880mm×全高1468mm。これは先代のW213型と比べると長さで9mm、幅で30mm高さは13mm大きくなっていて、さらにホイールベースも22mm長くなっています。
じつはライバルと目される、BMWの5シリーズの全長が5mを超えたことを考えると、ここは評価するべきポイントでしょう。

エクステリアデザインは、メルセデス伝統の「キャブバックワード」デザインを採用。このデザインは、短いフロントのオーバーハングと長いボンネット、そしてキャビンが後方に寄っていることが特徴で、メルセデスでは、『クラシック・プロポーション』と呼ばれる伝統のデザインとして知られています。

フロントに目を向けると、先代とは大きくデザインが変更されていることが分かります。新型は、電気自動車のEQシリーズのデザインによく似た雰囲気を感じることができます。

新型正面
新型ヘッドライト
また、新型のサイドに注目してみると、メルセデスの電気自動車やSクラスにも見られる、格納型のドアハンドルを採用していることが分かります。

このハンドルは、キーを持った人が近づくことで、自動的にボディからせり出す仕組み。小さな変更ながら、メルセデスが新型Eクラスを、「電気自動車の前衛的なトレンドセッターとの間をつなぐ架け橋のような存在」と位置付けた意味が分かる変更点と言えます。

新型リア、新型リアランプ
先代リア

リア回りで特徴的なのは、やはりツーピース型のLEDコンビネーションランプでしょう。画像からも分かるように、スリーポインテッドスターのモチーフが昼夜問わず浮かび上がる特別なデザインが採用されています。電気自動車にもスリーポインテッドスターのモチーフを多用してきているメルセデス。新型Eクラスは、まさにトレンドと伝統を繋ぐ、架け橋のような存在と言っても過言ではありません。

インテリア

新型インテリア
先代インテリア

インテリアでは、全モデルに「MBUX スーパースクリーン」(助手席一体型ディスプレイ)がオプション設定されていることに注目。
このMBUXスーパースクリーンと呼ばれる装備は、すでにEQSやEQEにも設定されているものですが、ダッシュボードのほぼ全てが液晶ディスプレイで覆われている様子はまさに圧巻。電気自動車ではないモデルに搭載されるのは、この新型Eクラスが初めてというから、新しもの好きなJprime読者のリッチなオジサンには、是非モノのオプション装備です。

また、リッチなオジサンが気になるシート地には、E200、E220dがレザーARTICOを、E350eにはレザーARTICO/MICROCUT(スウェード調ファブリック)を採用。オプションの「レザーエクスクルーシブパッケージ」をチョイスした場合は、伝統のナッパレザーが選択されます。

さらに後席の室内幅は25mm増えて1519mmに拡大。驚くことにこの数値、ほぼSクラスと同じ広さということです。ホイールベースが長くなったことで生まれた広々とした室内も、新型Eクラスで注目したいことの一つです。

パワートレイン

パワートレインはISG、もしくはプラグインハイブリッドを採用したことにより、全車の電動化が実現されました。

E200に搭載されるのは、エンジン単体で204ps、320Nmを発する新型 2.0リッター直列4気筒ターボエンジン「M254」。 E220dには、エンジン単体で197ps 、440Nm を発する、2.0リッターのクリーンディーゼル直列4気筒ターボエンジン「OM654M」を搭載。
どちらのパワートレインも、エンジンとトランスミッションの間に、電気モーター「ISG」が配置されることによって、最大で 23ps、205Nm の短時間ブーストが可能となっています。
プラグインハイブリッドモデルとなるE 350 eスポーツEdition Starには、最高出力95kW/129psの電気モーターとエンジンが組み合わされ、システム出力は最大で230kW/312ps。またEV走行可能距離は112kmを実現しています。

ステーションワゴンも同時に展開!

今回、発表された新型「Eクラス」では、セダンと同時にステーションワゴンも導入されました。ステーションワゴンモデルの特徴といえる荷室容量は、先代モデルからさらに向上。気になるその数値は、通常時で615リッター、最大1830リッターを実現しています。

戸賀の視点

「愛車遍歴でも連載しているけど、思えば俺はW124から3台のEクラスに乗ってきたんだよ。最初が1995年、W124のE280、次がW211のE500ステーションワゴン、そして最後に乗ったのがW213のE220d アバンギャルドだった。最初のE280では、メルセデスの良さが濃厚に詰まっていたこともあって、一気にメルセデスにハマった。そして最後に乗ったW213のE220d アバンギャルドは、今まで乗ってきた歴代の愛車の中でも、5本の指に入る名車だった。新型のEクラス、気にならないはずがない(笑)。ステーションワゴンも気になるね。これからじっくり検討したいと思います(笑)。」

セダン

E 200 アバンギャルド(ISG 搭載モデル) 2.0リッター直4直噴ターボ ¥8,940,000(税込)
E 220 d アバンギャルド(ISG 搭載モデル) 2.0リッター直4直噴ディーゼル ターボ ¥9,210,000(税込)
E 350 eスポーツ Edition Star 2.0L直4直噴ターボ+プラグインハイブリッド ¥9,880,000(税込)

ステーションワゴン

E 200ステーションワゴン アバンギャルド ¥9,280,000(税込)
E 220 dステーションワゴン アバンギャルド(ISG 搭載モデル) 2.0L直4直噴ディーゼルターボ ¥9,550,000(税込)

文 菅原 晃

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2024年12月8日(日)パネライ大丸心斎橋ブティックにて戸賀編集長のショッピングアドバイス

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