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WATCHES AND WONDERS GENEVA 2024 Cartier

よりスマートに美しく進化したカルティエの“亀”

2024.04.10

1912年にデビューした「トーチュ」は、カルティエにおけるウォッチコレクションの中でも特に名高い傑作。そのアイコンが、このウォッチズ＆ワンダーズジュネーブ 2024において一新され華々しく登場しました。亀（トーチュ）の甲羅を思わせるオリジナルのデザインを継承しながらも、細部にわたる美的進化を遂げたところが大きな見どころです。ストラップに沿って引き伸ばされたラグや、より細く洗練されたシルエットが、華やかさと軽やかさをアピールする仕上がりです。シックなエレガンスを放つ二針モデルは、原初の「トーチュ」を思わせる貴族的なたたずまいが魅力。また、かつてファンを魅了したワンプッシュクロノグラフも期待を裏切らないデザインとスペックで再登場。カルティエファンならずとも、この「カルティエプリヴェ」は見逃せないトピックです。

シックな二針か、それとも伝説のクロノグラフか

「トーチュ」と言えば、まず時分表示スタイルの二針モデルが代表格。今回の新作も原初のトーチュスタイルをしっかり継承した流麗な曲線ケースが特徴です。ただしストラップに沿って引き伸ばされたラグや、より細く洗練されたシルエットが、フレッシュな美観を新たに打ち出しています。また今回の「カルティエプリヴェ」では、伝統的な二針モデルに加え、特筆すべき一品としてカルティエが誇るモノプッシャークロノグラフモデルの「トーチュ」をリリース。このクロノグラフには自社製キャリバー1928 MCを搭載し、1928年に「トーチュ」で初めて登場したこの機構とスタイルを現代に蘇らせています。
クロノグラフの「トーチュ」は、文字盤の視認性を高めるため、ローマ数字の外側にレイルウェイミニッツトラックを配置。ムーブメントの厚さはわずか4.3mmと、カルティエで最も薄くスマートなクロノグラフを実現させています。複雑なクロノグラフ機構の美しさは、2000年代にCPCPコレクションにて発表された特別モデルと同様、シースルーのケースバックから楽しむことが可能です。
新作「トーチュ」は、プラチナ製とイエローゴールド製の二針モデル、そしてダイヤモンドをセットしたプラチナ製モデルを含む、豊富なバリエーションも魅力のひとつ。特にダイヤモデルはカルティエのジュエリー製作の伝統を受け継ぐダイヤモンドの輝きと精緻なセッティングがポイント。また、いずれのモデルもカルティエの象徴である、美しく装飾されたダイアルと繊細なディテールが加えられ、その優雅さを一層際立たせた仕上がりです。
ちょっとドレッシーに装いたいシーンに。また、穏やかなエレガンスをアピールしたい寛ぎの時間など。いつものビジネスウォッチをはずして、こんな優雅な時計に付け替え特別な時間を楽しんでみてはいかがでしょう。