リッチなオジサンの合言葉は
“一日一贅”

FASHION

J PRIMEリニューアル1周年! 加藤章太郎×戸賀編集長が振り返る Vol.2

トレンド3割、らしさ7割がリッチなオジサンのファッション勘

2023.08.27

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トレンド3割、らしさ7割がリッチなオジサンのファッション勘

好きな服を好きなように着るは若者の話。「自分は服が大好きです」が可愛がられるのも若者の特権でしょう。ですが“ファッション”が好きなのは年齢に関係あらず。リッチなオジサンは良い服を最良の“こなし”ができなくてはいけません。そんなオジサンならではのファッションをメインモデルである加藤章太郎氏と戸賀編集長に解説してもらいます。

トレンドに流されない服の幅は、男の幅である

戸賀 ファッション誌をやっていたこともあって、服に対してはずっと意識し続けているけれど、向き合い方って変わってくるよね。特にトレンドかな。追いかけるのって20代、30代がピークな気がするんだよね。40代、50代はらしさとか自分のキャラとかも確立されてくるから、実は選べる幅が広がる。その幅が余裕を感じさせるポイントだとも思う。もちろん選び方を間違えると違和感は出てしまうけどね。

加藤 同じく若いころは若者向けの雑誌のモデルもやらせていただいていましたし、自分自身のファッションも今見返すと若いな〜って感じますね。

戸賀 本当にそうだよね(笑)。僕はファッションは歳とともに考え方が変わってよいと思っているんだよ。根底にある好みとかは変わらないけれど、考えた方は変化してきたかな。それによってトレンドとか周りの人のファッションへの見方も変わってきたよ。

加藤 僕もそうですね。年相応とはちょっと違うんですが、個性よりも上品さとか落ち着きとかを意識するようになりました。素材や柄に対する向き合い方とかも20代、30代のころとは全然違いますね。守りに入っていると感じられるかもしれませんが、今の自分とコレは合わないなとか考えられるようになりましたね。

戸賀 決して守りとかではないと思うよ。キャラとかライフスタイルを意識するファッションって大切だよね。全身ブランドでこれ見よがしだったりするのもリッチなオジサンの着こなしとは言い難いなと。自分のキャラと照らし合わせる間があることも大切だし、ハイブランドじゃなくても、素材がよいとかシルエットがよいとかで、いろいろなものを取り入れる幅の広さをもつことでファッションを楽しめるしね。

加藤 頑張り方を間違えないってことですね。

戸賀 そうそう。品よく見えることは大前提だけど、ファッションで目立ちたいみたいなのは卒業しているというか、アピールするポイントがいっぱいあるのもリッチなオジサンだからね。

メディアは決して教科書ではく参考例の採掘場所

加藤 改めて幅って大切ですよね。どうしてもファッションってこうしなくてはいけないみたいなことが頭をよぎる世代といいますか…。

戸賀 J PRIMEは決してファッションの教科書ではないってことは伝えたいな。条件ばっかり出されたら堅苦しいでしょ(笑)。もちろんアイテムとか着こなしは提案するのだけど、一番伝えたいのはバランス感とかリッチなオジサン的な考え方。ファッション好き=服好きというだけでなくて、自分のキャラとかリッチさを演出する着こなしを考えることだって“好き”だからできることでしょ。もうさまざまな服を着てきた方々だと思うから、ルールじゃなくて別の考え方をしてみてはどうですか?というイメージなんだよ。

加藤 シーンとかTPOをしっかりと伝えているので、撮影のコーディネートとか僕も参考にさせてもらっています(笑)。あとはチャラく見えないようにするのも大切ですよね。女性が違和感をもたない着こなしとかアイテム選びも重要だと思っていて、僕も気をつけていますよ。

戸賀 ロゴドンみたいなアイテムも上品に着こなせて、PTとかオジサンの永世定番ブランドも愛用する、これって若い人だと意外にも板につかなかったりするよね。オジサンでキャラがあるから成立するんじゃないかなって。この幅とバランスの自分ならではの物差しを見つけると、服を買うことがもっと楽しくなるんですよ。これもオジサンの特権だね。

加藤 手に入れるかは別として、服を購入する際は幅広く見ているかもしれません。そのなかで吟味して今の自分に合うのはどれかなって。それはライフスタイルとかも考えながらですね。

戸賀 服に限らずだけれど、幅をもてるって余裕を生み出すための大切な要素だからね。

加藤 あとは服を上手に使うといいますか、着こなしでスタイルをよく見せることでのマイナス5歳効果とかもありますよね。

戸賀 章太郎くんはもともとスタイルいいじゃん!(笑) 僕は結構意識しているよ。ジムに通うとかもそうだけど、カラダのラインが綺麗だと活き活きして見えるもんね。女性だけじゃなくてオジサンだって意識しないと。

加藤 お洒落ってカッコ良いだけじゃなくて、セクシーさを演出するのもお洒落をすることですよね。リッチなオジサンはファッショニスタな見た目より、余裕を感じさせる着こなしができる人ではないかなって思います。これって若い人たちも憧れを抱くと思うんですよね。

着用衣装
加藤章太郎/
ブルゾン¥85,800(税込)
チルコロ 1901
パンツ¥27,500(税込)
ブリリア 1949
シューズ¥69,300(税込)
デューカルズ/以上トヨダトレーディング プレスルーム
https://toyodatrading.com
ニット¥12,100(税込)
アウール/AOURE 大丸東京店
https://aoure.jp
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戸賀編集長/
ジャケット¥107,800(税込)
ラルディーニ
ニット¥36,300(税込)
フィリッポ デ ローレンティス
パンツ¥27,500(税込)
ブリリア 1949/以上トヨダトレーディング プレスルーム
https://toyodatrading.com
シューズ¥239,800(税込)
ジョンロブ/ジョン ロブ ジャパン
https://www.johnlobb.com
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撮影 杉田裕一
スタイリング 鈴木 肇
ヘア&メイク 米尾太一
文 藤倉大輔

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