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“一日一贅”

FASHION

トガオシ。Vol.309

シャツ合わせで映えるリネンジャケットの魅力

2024.04.04

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シャツ合わせで映えるリネンジャケットの魅力

この数年はなんとなくリネンの軽快さや心地よさを忘れていた気がしませんか。なんの制限もない今春は、いよいよ本格的にリネンを楽しむ季節です。カジュアルに振れ過ぎたこれまでから抜け出すなら、毛芯を使った構築的なフォルムは必須です。

今年のリネンはハーフキャンバス仕立てを着る

デ・ペトリロ / ウール・リネン 3B ジャケット ¥212,300(税込)
マリア・サンタンジェロ / リネン ワンピースカラー シャツ ¥39,600(税込)
ピーティートリノ / ストレッチ コットンギャバ ノープリーツ パンツ ¥38,500(税込)
アンダーソンズ / ドレスベルト(カーフ) ¥20,900(税込)

リネン混のジャケットにリネンのワンピースカラーシャツ。春らしく清涼感と清潔感あるコーデに、真っ白なコットンパンツがパーフェクトなスタイリングです。今日の戸賀編集長のコーデは、いかにも旬な感じ。しかもこのデ・ペトリロのジャケット、ちゃんと芯地を使った肩構築がされていました。

「今日のジャケットはパッドのないハーフキャンバス仕立てだけど、肩周りなんかしっかり毛芯を使って構築的なフォルムだよね。こういうジャケットには襟付きのシャツをあわせたくなる。ジャケット&クルーネックのラフな着こなしも否定はしないけど、それだけじゃ心許なくなってきたのは、周りがみんな同じになってきたからかも。今シーズンはシャツを着る機会が増えそうだね」

リネンにウールを混紡した素材は滑らかで堅さを感じさせず、ウールの弾力性のおかげでシワになりにくいのが特徴です。それでいてリネンらしいナチュラルなスラブ感とメランジ調のベージュカラーがじつにエレガント。ドロップ8の絞り込みは、いかにもナポリ風ですが、どこか知的で清潔感ある紳士の装いなのは、やはりハーフキャンバス仕立てならではかもしれません。

「ノーネクタイのときはシャツ襟の形や具合にもこだわりたいね。胸元から立ち上がるワンピースカラーは、一枚で着るリゾートシャツのイメージだけど、ジャケットにも合うのはジャケットと同じくナポリブランドならでは。以前はこういう着方、よくしていた気がするけど、しばらく忘れていたよね。あらためて新鮮だし、大人にこそ似合うスタイルなんだってことを再認識するよね」

本格的にリネンを楽しむシーズンです

デ・ペトリロ / ウール・シルク・リネン 3B ジャケット ¥214,500(税込)
デ・ペトリロ / ストレッチ カシミア・リネン 4B ジャケット¥275,000(税込)

戸賀編集長が愛用するデ・ペトリロのリネン混ジャケット、今季はバリエーションが豊富です。こちらの左はリネン×ウール×シルクの三者混。上掲の戸賀編集長が着ているモデルと同じ「POSILLIPO」です。右の4つボタンダブルは、ちょっと珍しいカシミア×リネン。ナチュラルなストレッチ性があり、ゆったりと美しい艶とドレープが浮き上がるラグジュアリーな生地が使われています。

「ここ数年、ジャケットを着る機会すら減ってしまったけど、その分、いろいろな服にトライすることができた期間だったともいえる。でも、以前はこういうラグジュアリーでエレガントな服ばかり着ていたと思うんだ。クラシック回帰っていうと、昔に戻った感はあるけど、男にとっての本物の服ってこういうことなんじゃないかな。あらためてカッコいい服を着たい、カッコよくなれる服を着たいって思えるよね」

長い閉塞感あった時代を越えて、ようやく”佳き時代”に戻れた気がする今日このごろ。あらためて本物に触れることができれば、仕事も遊びもファッションももっと楽しめそうですね。

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▼こちらの記事はB.R.ONLINEでもご覧頂けます。

Producer : 大和一彦 / Photographer : 鈴木泰之 / Writer : 池田保行 (ゼロヨン) / Designer : 中野慎一郎

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