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トガオシ。Vol.328

戸賀敬城が推す最新デニムブランドとは?

2024.08.16

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戸賀敬城が推す最新デニムブランドとは?

秋から春まで、デニムはブラックデニムもしくはホワイトデニムを愛用することが多い戸賀さんが、いま注目しているデニムブランドを紹介してくれました。それはイタリアで半世紀以上の歴史をもつ老舗のデニムブランド。昨秋、日本に本格上陸して以来、着実にファンを増やしています。

戸賀敬城が注目する新たな「老舗デニム」

セッテフィーリカシミアのBR別注を着た戸賀敬城

セッテフィーリカシミア/BR別注 コットン&カシミア ニット ¥69,300(税込)
ロイ ロジャース/ジャージーデニム パンツ¥35,200(税込)

「夏はデニム、穿かないんだよね」という戸賀編集長ですが、そろそろ秋アイテムが出揃ってきたので、今秋からのデニム探しにも余念がありません。

戸賀編集長のデニムといえば、ブラック&ホワイトが定番で、ブルーデニムはそれに次ぐ立場といったところ。ホワイトは戸賀さんのアイコンカラーですが、同じぐらいブラックデニムも定番です。スタイリングが万能なうえに、引き締まったパンツスタイルを簡単に描けることからも、大人にこそおすすめなのだそうです。

「80年代末の渋カジブームからヴィンテージデニムを知る世代にとって、誰もがデニムには一家言お持ちだと思うんです。だからこそモノ選びには相応の理由が必要。いまから生のデニムを穿き込む理由はないけど、1952年にイタリアで初めてオリジナルのブルーデニムを生みだしたといわれるロイ ロジャースなら、そんなこだわり派の人も納得してくれるんじゃないかな」

ロイ ロジャースはイタリア最古のデニムブランド。日本でも一部のセレクトショップで扱われてきましたが、これまで大々的に展開されることはありませんでした。現在、世界2000店舗以上で展開しているワールドワイドなブランドに成長し、昨秋にはついに日本にも本格上陸しています。

「インラインには、しっかりと縦落ちされたデニムもあるんだけど、個人的に推したいのはジャージーデニムのLEONARDOというモデル。ブラックデニムの洗い加工感をリアルに再現した技術力は、さすがの老舗。ジャージーだけに伸縮性は抜群なのに、適度にデニムらしい硬さも残してるんだ。これ以上柔らかいとデニム感がなくなる、ギリギリのところを攻めてるんだね。ストレッチ混のデニムとは別格の快適さだよ」

戸賀編集長が、「これなら夏でもイケそう…」とつぶやいたように、軽さと柔らかさの快適バランスが抜群のジャージーデニム。もちろん、戸賀編集長らしいホワイト、定番として人気のインディゴブルーもラインナップされています。

デニムは個性や感性を共有するギア

ロイ ロジャースのジャージーデニムパンツ

▲ロイ ロジャース/ジャージーデニム パンツ (ブラック)、(インディゴ) ¥35,200(税込)
ロイ ロジャース/ジャージーデニム パンツ/ホワイト ¥33,000(税込)

ロイ ロジャースのジャージーデニムは、ブラック、ホワイト、インディゴブルーと、それぞれのカラーによって、コットン、ポリエステル、ポリウレタンの混率が異なっています。色味に合わせて、穿き心地と色落ちの加工感を演出するに当たって、もっとも適切な素材選びがされているんです。

「ブラックデニムは、少し固めの質感がいいので、ポリエステルを多めに混紡しているね。ホワイトデニムはポリ少なめで、さらりと穿けるきれいめ感が強い。それに対してブルーデニムは、ポリを含まないストレッチコットンにして、デニムならではの味わいを強く残してるんだ。こだわってるなぁ」

同じ素材を染色で加工するのではなく、それぞれのカラーデニムのファッション性に合わせて素材を使い分けるあたり、さすがの研究心の賜物。ヒップポケットの4枚ハギは、このブランドのアイコニックな仕様で知っている人なら必ず目を引きます。

「こだわりのデニムブランドは、どこもそれぞれのアイデンティティをしっかり持っているもの。選ぶ側としてモノ作りの姿勢に共感して選ぶ点は、クルマや時計に近いんじゃないかな。デニムはファッションとしてだけでなく、個性や価値観を表現できるギアでもある。ロイ ロジャースみたいなブランドを選ぶ人と、価値観や感性を共有したいよね」

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▼こちらの記事はB.R.ONLINEでもご覧頂けます。

Producer:大和一彦/Photographer:鈴木泰之/Writer:池田保行 (ゼロヨン)/Designer:中野慎一郎

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