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圧倒的な存在感と希少性を備える周年モデル

ステンレススティールの歴史を変えたロイヤル オークの50年

2022.02.28

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ステンレススティールの歴史を変えたロイヤル オークの50年

人気時計のトップを走るオーデマ ピゲのロイヤル オーク。一貫してハンドメイドにこだわり続ける傑作モデルが今年50周年を迎え、さらに注目度を高めています。特別なディテールを備えたアニバーサリーモデルは、腕元で圧倒的な存在感を放つ、至極の時計。その徹底的に妥協を許さない生産工程から貴重さも極めているロイヤル オークは、手に入れて満足ではなく、どのように着けこなすかを見られていることも念頭に置いて纏う必要があります。

ロイヤル オークはその一本を作り上げるのに、非常に多くの時間を要する工芸品的なウォッチです。供給量が絞り込まれてしまうのも、最高峰の品質を万全に保つための止むを得ない処置。本新作にしても恐らく手にすることができるラッキーな人は、極わずかだと言われています。まさに夢の一本と言える貴重を極めた存在だからこそ、着ける際にはファッションやライフスタイルにおいても時計に負けないようにする必要があるのです。

50周年を祝うスペシャルなローターが目印

スポーツミックスなどのエレガントかつアクティブな着こなしがファッションシーンを席巻する昨今。一種軽快と言えるスタイルに大人の“重み”を添える小物として、ラグジュアリースポーツウォッチが人気を博しています。とはいえ、高級時計をしていれば…という時代は過ぎ去り、スタイルのひとつとして、着こなしや自分のキャラクターに合う一本をチョイスする必要があるのです。
なかでもスイスの名門、オーデマ ピゲのロイヤル オークは、元祖“ラグスポ時計”のアイコンとして、ブーム以前から世界的に支持を得ている傑作であることは周知の通りでしょう。そして頂点に君臨する時計を着けるからには、イタリアオヤジたちのようにファションにも気を使うべき。
お洒落な実業家が多いイタリアや欧米のリッチなおじさんは、ラグスポが一大トレンドになる前からこのロイヤル オークにご執心だったことは知る人ぞ知る事実。クラシコスーツなどの袖先から多角形ベゼルをチラ見せする小粋なテクニック?が、エグゼクティブの間で定番化し、近年におけるブームの先駆けにもなっていたのです。

そんな名作時計の初出となるのは1972年。天才時計デザイナー、ジェラルド・ジェンタにより、ダイバーの潜水へルメットからインスピレーションを受けビス留めの八形ベゼルが考案されたのです。従来の時計デザインとは一線を画す斬新なルックスは、世界に大きな衝撃をもたらしたと言われています。

衝撃のデビューから時代を経て、現在では多彩なバリエーションを擁するロイヤル オークのコレクション。なかでも今年は生誕50周年を迎える大きな節目です。不出世と謳われるジェンタデザインの美観はしっかりと継承しつつ、ムーブメントの刷新や、ディテールをさらにモダナイズさせた完成度の高い新作が、多数リリースされることとなりました。

ロイヤルオーク

注目の新モデルは自動巻きと自動巻きクロノグラフを中心とし、37㎜と38㎜、それに41㎜といったサイズにて展開し、ケースとブレスレット、ダイヤル等において人間工学的なアレンジも加えられています。

ロイヤルオーク

特にケースとブレスレットには広めのポリッシュによる面取りを施し、スリークなラインを形成。さらにサテンブラッシュとポリッシュの巧みな使い分けにより、光をまばゆく反射する仕上げが与えられています。

少しばかりマニアックですが、使い心地やルックスをスマートに進化させるため、一体型のブレスレットはケースと繋がる初段リンクの厚みをわずかに抑えた仕上り。台形のシェイプに絞られた初段リンクには、控えめながらも、さらなる高みを目指すロイヤル オークの願いがしっかりと込められているのです。

唯一無二を実現する手作業の極みともいえる工程

そもそもロイヤル オークはデビュー当時から、職人的かつ高度な技巧を凝らして製造されてきたモデル。“タペストリー”紋様と呼ばれる文字盤の細工にしても、単なる格子柄ではないのです。多くの人が点の集合体ととらえがちな“タペストリー”ですが、実は精巧に設計された台形の集合体。すべての微細な台形は、ひとつずつ正確無比に立体的に削りだされているからこそ、光を均一に反射しクオリティの高い視認性が実現できているのです。

約200から650個ものパーツを組み合わせて作り上げられるロイヤル オーク。すべての部品を同じような情熱でもって時間と労力、手間を注ぎ込んで完成させており、ひとつのケース製造だけでもなんと10時間を擁すると言います。その努力の結晶としてロイヤル オークはオート・オルロジュリーの頂点に君臨しているのです。

ロイヤルオーク

そんな傑作時計の新たなトピックとして見逃せないのが、タペストリー文字盤にあしらわれたロゴ。新型ロイヤル オークの多くは24Kゴールドのアプライドロゴが添えられています。頭文字タイプの「AP」デザインではなく、フルレター・デザインによるロゴは、どこか手書きのようなエレガンスを放つ洒脱なルックスです。手首から圧倒的なオーラを発してくれることは間違いありません。

ロイヤルオーク
ロイヤルオーク
ロイヤルオーク
ロイヤルオーク

ロイヤル オークの栄えある50周年を華やかに祝うため、一発で差別化が図れるパーツもしっかり搭載。自動巻きと自動巻きクロノグラフタイプのほとんどには、「50」の数字をデザイン化したスペシャル・ローターが組み込まれています。さらにこのローターは、ケースカラーとコーディネートされ、特別でありながら目立ち過ぎない絶妙なアクセントを放つもの。

誰もが手に入れたいと願うロイヤル オークの新たなモデル。身につけていれば周囲の人がうらやむことまず間違いありません。とはいえ、最高峰の一本をTシャツやスウェットなど、ラフなコーデで着けるのは避けるべき。カジュアルな服装で着けるならばロイヤル オーク オフショアやCODE 11.59 バイ オーデマ ピゲを選ぶことをお薦めします。自分に合う時計、時計に合うコーデで着けこなしてこそ、雲上時計の真価を発揮するのです。
ロイヤル オークの周年モデルともなれば、服装やシーンといったところに一層気を使う必要があります。例え手に入れることができたとしても、時計が歩いているように見られてしまっては本末転倒というわけです。

オーデマ ピゲ
公式サイト
https://www.audemarspiguet.com/com/ja

日本特別コンテンツ
https://borninlebrassus.audemarspiguet.com/

文 長谷川 剛

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