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空冷式ポルシェ911を現代に再構築

ポルシェ911(Type964)のレストアを手掛けるシンガー ヴィークル デザインが、コーンズとパートナーシップ契約を締結

2024.05.23

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ポルシェ911(Type964)のレストアを手掛けるシンガー ヴィークル デザインが、コーンズとパートナーシップ契約を締結

ポルシェ911(Type964)をベースとした、レストア事業を手がけることで知られるSinger Vehicle Design(シンガー ヴィークル デザイン)が、輸入車正規販売店コーンズ・モータースと日本でのレストア依頼をサポートするパートナーシップ契約を締結したことを発表しました。

今回の提携により、シンガーの顧客はコーンズのサポートを利用しながら、日本国内でシンガーの専門的なサービスやメンテナンスを受けることが可能に。またシンガーの日本語サイトも開設され、よりシンガーの存在が身近になったことが伺えます。

また、今回のパートナーシップ契約が発表された会場には、「ターボスタディー」と「DLSターボ」と呼ばれる、シンガーがレストアを施した2台のポルシェ911が登場。

ベースとなった車両は、もちろんどちらのモデルもType964。そのベース車両を「930ターボ」をモチーフとして再構築を進めたモデルが『ターボスタディー』と呼ばれ、モータースポーツで活躍した「ポルシェ935」を想像させる、ワイドボディーを採用したモデルが『DLSターボ』とされています。

会場では、
“シンガーでレストアされた車両は、「シンガーが再構築したポルシェ911(Porsche 911 Reimagined by Singer)」と呼ばれ、いかなる場合においても「シンガー」「シンガー911」「シンガー・ポルシェ911」のような表記をすることはない。
あくまでレストア車両は、ポルシェ911である”
ということが強く主張され、シンガーが、ポルシェ911に対する最上級のリスペクトを持ち続けていることを、うかがい知ることができました。

ちなみに今回展示された『ターボスタディー』には、最高出力510PSのターボエンジンが搭載され、レストアの受け付けは世界で475台に限定。そのレストアの費用は90万ドル(約1億4000万円)からとのこと。
また、もう一方の『DLSターボ』は、最高出力750PSのターボエンジンを搭載し、レストアは99台に限定。レストア費用は270万ドル(約4億2000万円)からと発表されています。
※レストア費用にベース車両は含まず

J PRIMEでも、戸賀編集長がネオクラシックに注目しているのは周知の事実。Type964をベース車両としてレストアを進めるシンガーの存在も、かなり以前から気になっていたようです。

「さすがに今すぐに、シンガーを購入することは考え難い。でも世界的なムーブメントとして、ネオクラシックが来ていることは間違いないと思う。自分に合った、新たなネオクラシックを探してみるのは有りかもね」(戸賀編集長)

J PRIMEでは、さらにネオクラシックについて注目していこうと考えています!

文 菅原 晃

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2024年12月8日(日)パネライ大丸心斎橋ブティックにて戸賀編集長のショッピングアドバイス

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