リッチなオジサンの合言葉は
“一日一贅”

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リッチなオジサンのマストハブJ PRIME的THE BEST OF BEST5〜ファッション〜

襟無しインナーでサラッと羽織りたい【カジュアル使いジャケット】

2023.09.22

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襟無しインナーでサラッと羽織りたい【カジュアル使いジャケット】

カットソー1枚じゃ心許ない、シャツ1枚じゃ物足りない。そんなこれからの季節に、お気に入りのジャケットがあるとコーデは断然捗ります。数多あるジャケット市場だからこそ、幅を考えて数着スタメンをおさえておくべきです。

上質さと着心地の良さのバランスに優れた一着を

アンコン仕立てやリラックスフィットが主流となった近頃、テーラードブランドだけでなく、もはやストリートブランドでさえジャケットを展開しています。選択肢が増えたとも言えますが、結局何を選べば良いのか迷ってしまうことも。そんな時は、やっぱり基本に立ち戻るべきです。
リッチなオジサンに似合うのは、基本の仕立てと素材が上質であること。過度にワイドシルエットやドロップショルダーになっているものは、イマドキ感が楽しめる反面、大人が着るとなるとやはりシーンと相手を選びます。どんなシーンでも、どんな相手に対しても一見してスマートでスタイリッシュな印象を与えるためには、ジャケット作りにおける確かな実績があるブランドを選びたいところです。とはいえ、クラシックに固執した堅くて構築的なジャケットは、リアルな今には不釣り合い。テーラードをベースにしながら、生地や副資材の種類、パターンの微調整などで程よいリラックス感を演出したジャケットが理想です。
つまりは、軸がありながらもどこか余裕のあるジャケット。それ、オトコに言い換えればデキるヤツってことです。もちろん、女性からモテるのは言うに及ばず。

リッチと着心地の両立、さらにトレンド感までも

誰が着てもカッコよく見えるジャケット作りの名手。もはやそう言っても過言ではないでしょう。イタリア発のラルディーニは、確かな仕立て技術はもちろん、トレンド性の高い提案も得意とする点が見どころ。こちらのジャケットも、ボタンを外してもサマになる合わせの浅いダブルやソフトな着心地のニットを採用し、見栄えと着心地を両立します。

「素材はウール×アルパカ×ナイロン。ヘリンボーン柄のニット編みは、実にやわらかであたたかみがあります。それでいて、ピークドラペルや合わせの浅いダブル仕立てが、ちゃんとリッチで程よい貫禄も示してくれます。この辺りのバランス感が、さすがですよね」(戸賀編集長)

¥115,500(税込)
LARDINI (ラルディーニ)
トヨダトレーディング プレスルーム
https://toyodatrading.com/
*外部サイトに移動します

素材と作りの美しさは襟なしもドレッシーに魅せる

クラシコイタリアを代表する名門サルト。そのカッティングの美しさは着る者を一段上に高めてくれると評判ですが、今回ご紹介するのはニットジャケットです。1枚仕立ての薄く軽いニットは、実にリラックスした雰囲気に。一方で、そのシルエットにはやはり無駄がなく、素材もウールにシルクとカシミアをブレンドするなど、実に上質感に溢れています。

「何気ない無地のニットジャケット。だからこそ、質の高さが出るという好例ですね。白ジャケットはともすればキザに見えがちですが、こんな薄手のニットならリラックス感を以て着られます。さらに肌触りが極上。女性と手を組んだ際に、感動してくれるかと(笑)」(編集部)

¥264,000(税込)
ISAIA(イザイア)
イザイア ナポリ 東京ミッドタウン
03-6447-0624

ニットの技術をテーラードに落とし込んだ秀作

イタリア・ペルージャで創業したラグジュアリーニットブランド。ここが作るニットジャケットとなれば、言うまでもなくリッチでモダンな姿を思い浮かべるかと。素材はカシミアにシルクとナイロンをブレンド。ゆとりを持たせつつもウエストは程よくシェイプ。さらに着丈が短めとあって、リラックスした着心地ながらスマートな着姿を楽しめます。

「女性にも人気のニットブランドだけに、ウケは抜群でしょう(笑)。上質な素材に美しい編み、そしてテーラードブランドとはひと味違うモダンなパターンにして、テーラードに通じる仕立て映えが魅力。休日のジャケットスタイルで重宝すること確実です」(編集部)

¥278,300(税込)
Cruciani(クルチアーニ)
ストラスブルゴ カスタマーセンター
https://strasburgo.co.jp/
*外部サイトに移動します

人前に立つことが多い人でも安心できるジャージー

いまやジャケット選びのスタンダードとなったジャージー素材。その先駆けと言って差し支えないのが、イタリア発のチルコロ1901でしょう。ストレッチ性の高いジャージー生地が快適な着心地を約束しつつ、いざ袖を通せばちゃんとジャケット然とした着姿に。このダブルのジャケットを、一見して着心地がスポーツウェア並と理解できる人は少ないでしょう。

「コットンにポリウレタンを5%ブレンドした生地が、実に快適。それでいてキックバックが良いのも、ここの魅力。だから、一見してジャージー感がなく、きちんとした着姿になるんです。見た目はビシッとキメているのに、中身は優しいオトコってモテますよね」(編集部)

¥75,900(税込)
CIRCOLO 1901(チルコロ 1901)
トヨダトレーディング プレスルーム
https://toyodatrading.com/
*外部サイトに移動します

上質を極めたモダンクラシックを体現する一着

ご存知名門ロロ・ピアーナ。ここの醍醐味は、クラシックにしてモダン、そしていかにもなトレンド感アピールをしない、素材のクオリティで魅力を物語る点です。こちらはアルパカ×カシミア。一見するとナチュラルなカラーが素朴なあたたかみを感じさせつつも、カシミアが入ることでよく見ればその風合いは繊細。着心地も軽くやわらかです。

「生地にふと触れただけでわかる上質さ。このジャケットは、さらに取り外しが可能な中綿入りのビブがフロントについているなど、実用性も備えます。シックな色とあって、あからさまにリッチ感をアピールしないのがいいですよね。わかる人にはわかるってヤツです」(編集部)

¥1,137,400(税込)
Loro Piana(ロロ・ピアーナ)
https://www.loropiana.com
*外部サイトに移動します

文 安岡将文

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