リッチなオジサンの合言葉は
“一日一贅”

夏の装いに大人の迫力や重みをプラスしたい。もしくは、服装はプレーンかつ品良く済ませたいけど、ラグジュアリーな個性をどこかにしのばせたい。そう考える人は意外に多いもの。そんなときに手軽に解決できる方法が、腕元へのプラスαテクニックです。今回は、過去に取材させていただいたファッション達人が実際に行っていた時計＆ブレスレットの重ね技を、実例と共にレクチャーいたします。

これからさらに暑さが本格化すると、どうしても軽装になりがちです。しかしそうすると、若者のスタイルとさして変わらない……なんてことも。また派手に着飾るのは恥ずかしいけれど、どこかにお洒落なセンスをさり気なく盛り込みたい…リッチなオジサンであれば毎年思うところでしょう。

ということで、改めてリコメンド申し上げたいのが、時計とブレスレットの合わせ技。往々にして新たなテクニックをご紹介すると「そんなテク、本当にあるの？」と言われるコトもたびたび。しかし安心してください、コレが本当にあるんです(笑)。編集長の戸賀をはじめ、J PRIMEにも登場いただいている方たちも、時計とブレスの重ね付けを日々楽しんでいるのです。理由は服同士のコーディネートに比べかなり手軽であり、リングやネックレスより気軽だから。そこで、実際にどういったブレスレットを時計に組みあわせるのかを、ご本人写真を合わせて丁寧にご説明。これをマスターすれば、ソデ捲りスタイルやＴシャツ一枚の装いも、グーンと小粋にランクアップすること確実。ぜひこの夏、トライしてみてください。

ダミアーニ・グループCEO　グィド･グラッシ･ダミアーニさんの場合
ダミアーニ×アップル ウォッチ

本人私物

クロスモチーフの「ベル エポック」など、高感度なハイジュエリーを作り出すイタリアンブランドであるダミアーニ。そのエグゼクティブを務めるグィドさんも、実は時計×ブレスレットの腕元スタイルを早くから楽しんでいるひとりです。もちろんブレスレットはすべてダミアーニ。
ポイントは複数を大胆に重ねて付けることだと言います。複数付けることで、よりファッションを前向きに楽しんでいる姿勢が演出できるとグィドさんは説明します。ユニークであるのはホワイトゴールドもローズゴールドも取り混ぜたスタイル。あえてミックスすることで、腕元が一層華やかに仕上がるのだそう。ちなみにアップルウォッチのケースも実はダミアーニ製。ダイヤがちりばめられており、ブレスのダイヤと相まって非常にゴージャス！

Damiani（ダミアーニ）
松坂屋名古屋店北館GENTA5階
052-251-1111(松坂屋名古屋店代表)

Ｊ PRIME編集長 戸賀敬城の場合
オーデマ ピゲ×カルティエ×フォッペ

本人私物

時計との重ね付けは10年以上前から実践している戸賀編集長。昨今の腕元スタイルも、基本はやはり時計×ブレスレットの重ね付け。なかでも最近のメインとなる組み合わせはオーデマ ピゲ オフショアとカルティエのLOVE ブレスレットのミックスです。
しかもLOVE ブレスレットは二本付けであり、さらに繊細なフォッペの細ブレスを重ねています。一見、プレート型とチェーン系などキャラの異なるブレスレットによるミックスですが、細身のホワイトゴールドで統一しているため、ジャラ付き感などはなく、非常にすっきりスマート。アクの強いスポーティなオフショアとほど良い対比となっているところも見所と言えるでしょう。

時計との重ね付けにベストなブレスは“細くて”“艶やか”

創業1929年という名門のイタリアンジュエラーが打ち出すフォッペ。なかでもマストハブコレクションの新作ブレスレットは、メタルでありながら独自特許製法により、優しく伸縮するところがポイントです。写真のホワイトゴールドモデルを選べばスマートかつクリーンな腕元に。極めてシンプルゆえに合わせる時計を選ばない一本です。マストハブソロFLEX’ITブレスレット　ホワイトゴールドｘブラックダイヤ　￥484,000（税込・Mサイズ）

イタリアのフォッペは、シンプルにしてラグジュアリーな雰囲気が演出できる大人のジュエリーとして、近年急速に注目を浴びるもの。ローズゴールドのブレスレットは、リッチな雰囲気が一層引き立つことで大人気。アクセントとしてブラックダイヤモンド･パーツをあしらっており、さり気なく渋味もアピールできるモデルです。やはり理想は金無垢時計と合わせたいところ。エカFLEX‘ITブレスレット　ローズゴールドｘブラックダイヤ　￥844,800（税込・Mサイズ）

FOPE（フォッペ）
松坂屋名古屋店北館GENTA 5階
052-251-1111(松坂屋名古屋店代表)

撮影 杉田裕一、鈴木克典
文 長谷川 剛

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