CAR
リッチなオジサンのハイスタンダード
75年の歴史に最新デジタルを取り込む、新型メルセデスベンツ「Eクラス」のエレガンス
アッパーミッドに属するラグジュアリー・サルーンの金字塔として、75年以上に渡ってその地位を守り続けているメルセデス・ベンツ「Eクラス」が、この秋のフルモデルチェンジを目前にして、”チラ見せ”の情報公開がされました。「Eクラス」のご先祖さまにあたるメルセデス・ベンツのアッパーミッドサイズの元祖である「170V」から数えての累積生産台数は、なんと(!)1600万台以上。
初代に続いて、1953年に登場した「ポントン」、1961年に登場した「テールフィン」、1968年デビューの「ストローク/8」といった伝説的なモデルをあげたら、(ウェブではありますが)限られた紙幅が尽きてしまいそうです。「Eクラス」の呼び名が始まったのは、”リッチなオジサン”世代が学生時代に憧れた「W124」からです。ツインヘッドランプとなった2代目「210」と、その後に続く3代目「211」では安全性能を、4代目「212」では環境性能を追求し、現行モデルの「213」ではレベル2の自動運転機能を搭載するなど、その時代ごとの最先端テクノロジーを搭載しているのも、「Eクラス」の特徴です。
最新デジタルと先進的な電動パワートレインを搭載
「Eクラス」と呼ばれるようになってから6代目となる新型の社内開発コードは、「214」シリーズです。最大のセリングポイントは、包括的なデジタル体験を可能にするべく、エレクトロニクス・アーキテクチャが刷新されたこと。この発表にさらに先んじて、2月末にシリコンバレーにあるメルセデス・ベンツの研究開発拠点でユーザーインターフェイスを体験してきましたが、まるで最新のスマホをあつかうかのごとく、サクサクのデジタル体験ができたことをご報告しておきます。
もう一つ、電動化に大きく舵を切ったことも、「214」シリーズの特徴です。6機種すべてがハイブリッド機構を備えた電動モデルとなります。心臓部にはメルセデス・ベンツ独自の2リッター4気筒エンジンと3リッター6気筒エンジンを搭載しており、ターボによる過給とハイブリッドを組み合わせることで、イマドキの地球環境に優しい低燃費エンジンでありながら、アッパーラグジュアリーらしいパワフルな走りにも対応します。2リッター4気筒ターボエンジンを積む「E200」、2リッター4気筒ターボ・ディーゼルエンジンを積む「E220d」「E220d 4MATIC」は、マイルドハイブリッド機構を搭載しています。一方、「E300e」「E300e 4MATIC」「E400e 4MATIC」と「e」の付くモデルは、25.4kWhもの大容量電池を積んだプラグインハイブリッド車です。
エレガントなデザインは踏襲しつつ、スポーティネスとデジタルを融合
なによりも気になるのは、スタイリングがスポーティな印象が増して、若々しくなったこと。短いフロントオーバーハングと長いボンネットが特徴的で、いわゆる「キャブフォワード」のデザインを美しく描き出しています。グリルとヘッドランプを結ぶ黒いパネルは、電動シリーズの「EQモデル」を彷彿とさせるエレガントさを持ち合わせています。
室内に目を向けると、冒頭でもお伝えした通り、滑らかな曲線を保ったエレガントなデザインは踏襲しつつ、デジタル体験をサクサクにできそうな設計になっています。まず目に飛び込むのは、「MBUXスーパースクリーン」なる巨大ディスプレイがダッシュボードを覆っていることです。運転席と助手席の間に広がる巨大なスクリーンは、まるで未来を描いた映画のワンシーンのようです。テスラに代表される電気自動車では巨大ディスプレイは珍しくなくなっていますが、新型「Eクラス」では違和感がないのが秀逸です。中央の画面からダッシュボードの下までつながるセンターコンソールがスムーズな線を描いているからでしょう。
ラグジュアリーを謳うのに欠かせない快適さにも妥協はありません。現行モデルと比べて、運転席の頭上は+5mm拡大し、後席の足元は膝前+10mmと足回り+17mmを拡張し、左右の席同士の距離に至っては旗艦モデルの「Sクラス」並です。ゴルフなどの遠出の際に気になる荷室容量も540リッターにアップしています。
遠出といえば、高度運転支援システム(ADAS)にも注目です。普段の運転を安全にサポートする自動ブレーキやレーンキープアシストに加えて、連休などの帰り道、渋滞にハマった時などにお役立ちのアダプティブクルーズコントロールなどの最新のテクノロジーは当然のごとく搭載されています。ハイブリッド化によって、室内が静かになっていることもあって、オーディオも気になるところ。ドイツの高級オーディオ・システム「ブルメスタ」のプレミアム・サウンドシステムを選ぶこともできます。
スポーティネスとエレガンスを融合させたスタイリング、パワフルな走りを保ちながらカーボンニュートラルに向けた低燃費性能とを実現した高性能なパワートレイン、そして先進的なデジタル・テクノロジーが融合した理想的なラグジュアリー・セダンは、リッチなおじさんにとってのマストアイテム。クルマは自分より大きなものを身に纏うという点においても、ファッションと同様に、ライフスタイルと価値観を表現するアイテムです。日本への上陸は未定ですが、新型「Eクラス」とともに送るエレガントで鮮やかなライフスタイルを想像しながら、日本にデリバリーされる日を待つことにしましょう。
Mercedes-Benz(メルセデス・ベンツ)
https://www.mercedes-benz.co.jp/
※外部サイトに移動します
文 川端由美
FASHION
2023.11.08
ロゴドンニットは暖かい気候においてアウター級の活躍をする!
一枚で今どきかつリッチに映える必携アイテム
FASHION
2023.11.08
FASHION
2023.10.24
リッチなオジサンに欠かせないJ.M. WESTONの名作スリッポンの新作もラインナップ
松坂屋名古屋店のショップがリニューアル
FASHION
2023.10.24
GOLF
2023.07.17
スワロフスキーをアクセントにしたラグジュアリーなゴルフギアの所有感
クリスタル装着に大理石調クラウンの究極仕様なゴルフギア
GOLF
2023.07.17
ART
2022.03.10
初個展を開催するDaokoにインタビュー。若手の才能と感性に触れられる個展内容とは?
GINZA SIXにて初個展が開催
ART
2022.03.10
GOURMET
2024.10.17
レトルトなのに高級感も味わえる国産黒毛和牛を使ったビーフカレーをお取り寄せ
【取り寄せ企画】フードパントリーに常備したい逸品
GOURMET
2024.10.17
FASHION
2024.10.12
コーデもメンテも楽チンなラグジュアリーリラックス服
オフスタイルでも一目置かれるアイテム選びとは!?
FASHION
2024.10.12
CAR
2024.08.25
戸賀編集長が語る愛車ヒストリー第29弾。フェラーリ F8 トリブートを選んだ理由とまさかの事態とは? (後編)
“クルマ通”戸賀編集長愛車遍歴
CAR
2024.08.25
FASHION
2024.08.14
時計とブレスレットの重ね付けで傷を恐れずリッチな手元を作る完全ガイド
アクセントと個性を出す手首のコーデ
FASHION
2024.08.14
2024年12月8日(日)パネライ大丸心斎橋ブティックにて戸賀編集長のショッピングアドバイス
【オープニングトークショー】
2024年12月8日(日曜)15時より
J PRIME戸賀編集長によるトーク後におこなわれるショッピングアドバイス(1組15分間 記念写真撮影込み)は
daimarushinsaibashi@panerai.com
に下記の必要事項をお送りください。
*11月15日(金)締め切り
・氏名(漢字・フリガナ)
・同伴者名(お一人でご参加の場合は不要です)
・電話番号
・誕生日
・ご興味のあるコレクション(ラジオミール、ルミノール、サブマーシブル、ルミノール ドゥエの中からお選びください)
パネライ 大丸心斎橋 ブティック
場所:大丸心斎橋店 〒542-8501 大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-7-1