ベントレー

相変わらず衰えを知らないSUVブーム。はたして今後ディーラーにはSUVしか並ばなくなってしまうのでしょうか!? そんな中、ベントレーのスポーティな4ドア・セダン(っていうか、4ドア・サルーンと言った方がいいですかね)、フライングスパーSのNEWモデルが登場しました。そこで、改めて4ドア・セダンの魅力について語りましょう。

ショーファーではなく、自ら運転して楽しいプレミアムサルーン

業界屈指のクルマ通で知られる戸賀編集長は若い頃から、スポーツカーからセダンまでいろいろなクルマを乗り継いできました。で、現在は超ラグジュアリーなSUV、ベントレー ベンテイガ に落ち着き、ほぼ週2のゴルフを始め、奥様の送迎などもベンテイガを利用しています。 編集長〜っ、このままでSUVばっかりになってしまいますよ〜。っていうか、見晴らしが良くて使い勝手が良好なSUVがあれば、他の車種は要らなくなっちゃうんですかね〜!?
「いや、そんなことはないですよ。SUVはSUVの良さがあり、セダンはセダンの魅力がありますから。ただ、セダンはスポーツカーやワゴン、SUVよりもメリットを認識しづらいから、みんなセダンを避け気味になっているんですよ」と語る戸賀編集長。 では、セダンの魅力について教えてください。
「エンジン、居住スペース、ラゲッジスペースが頑丈なピラーとパネルで区切られているから、エンジンの音や振動をシャットアウト! しかも荷物がガタガタ動いても気にならないうえに、ボディ剛性が高いから路面からのショックも負担になりません。つまりドライブ中、乗員は快適に過ごせるってわけです」と、戸賀編集長はセダンの居住性の高さを解説してくれました。さらに「プレミアムなセダンなら、結婚式やパーティの会場に乗りつけても眉をひそめられることもないですし、大事なクライアントを後席に乗せることも可能です。しかも格式が高いゴルフ場でも、快く迎えてくれるんです」と、社会的立場からセダンを分析。

さて、それを踏まえつつ、先日デビューしたばかりのベントレー フライングスパーSに注目しましょう。ベントレーのラインナップの中でもコンチネンタルGTよりはパーソナル感が薄いフライングスパーですが、だからと言って決してショーファードリブンではありません。むしろ優れた動力性能、ドラマチックな佇まい、感動的なサウンドを新次元まで高めたフライングスパーSは“自らステアリングを握るクルマ”として、その強い個性を主張します。

ベントレー
(画像=フライングスパーSには、完全新設計の22インチホイールが用意されます。Y字型の5本スポーク仕上げは「グロスブラック」、または新登場の「ペールブロガーサテン」を選択できます。加えて、グロスブラック仕上げとブライトマシニング仕上げを施した21インチトライスポークホイールもあります。)

エクステリアで目を引くのは、このクラスのセダンにありがちな“明るく輝くメタルパーツ”がほとんどないこと! ボディ要所を飾るブラックのうブライトウェアが逞しく気高いルックスを演出し、周りの視線を惹きつけます。これほど精悍なスタイリングなら、どんなフォーマルなシーンにも似合うことでしょう。そして、滑らかなレザーとソフトな起毛仕上げのダイナミカを組み合わせたインテリアは、極め付けにラグジュアリーのひと言! この豪華で快適な室内に入り込めば、「どんなに不機嫌な妻もとたんににこやかになるでしょう。また、気難しいクライアントとも上機嫌でビジネスの話ができそう」と、戸賀編集長は明言しています。

ベントレー
ベントレー
(画像=スエード調の素材「ダイナミカ」はヒーター付きステアリングホイール、ギアレバー、シートクッション、シートバックレストに配置。レザーハイドはシートボルスター、ドアパッド、インパネ周り、コンソール周りに配置されます。 インパネはクロノメーターからインスピレーションを得たデザインが特徴です。フェイシアの金属製「S」バッジが、インテリアのアクセントになっています。 )

気になるパワートレーンは2種類! ベントレー最先端の4.0リットルV8エンジンは最高出力550PS、最大トルク770Nmを発揮。しかもこのV8モデルには急カーブ時や高速巡航時にクルマの姿勢を安定に保つ「ベントレーダイナミックライド」を標準装備しているので、乗員にストレスを感じさせることなくドライブすることができます。そのうえ、低速時には後輪が最大で4.2度、前輪と逆方向に動くので、回転径が小さくなるという嬉しい機能も! もうひとつは2.9リットルV6ガソリンエンジンと高度な電気モーターの組み合わせによりシステム最高出力544PS、最大トルク750Nmを発揮するハイブリッドパワートレインです。

「“ベントレー最先端のV8”と言ったって、現行のフライングスパーには搭載されているんですよね。しかも現行モデルにラインナップされている6リットルW12エンジン・ツインターボを載せないというのはなんでなのかな。もしかしてフォルクスワーゲン製W12の回転フィーリングがガサついていて、フライングスパーSのキャラに相応しくないと判断したのかな」と、パワートレーンについて推察する戸賀編集長。そして、「エンジンを現行モデルのままで、その代わりにエクステリアとインテリアに力を注いだことによって、かえってセダンの個性が際立ったんじゃないかと思います」とも! 
つまるところベントレーは、「フライングスパーSは既存のパフォーマンスで十分。それよりも見た目をもっとカッコ良く、室内をさらにラグジュアリーにした方が、プレミアム・セダンの魅力が確立する」と判断したということでしょうか。

ベントレー
(画像=Sデザインのフルートシートはオプションでキルティングを選択することができ、各シートのヘッドレストには「S」のエンブレムが刺繍されます(無償オプションでベントレーウィングの刺繍に変更することも可能)。まt、Aイルミネーテッドトレッドプレートには「Bentley Motors Ltd」の代わりに、「S」のデザインが刻まれています。)

さて、このフライングスパーSは6月23日(木)から6月26日(日)まで モータースポーツの聖地で開催されるグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで初公開されます。日本導入はまだ未定ですが、日本に入ってきたあかつきには、SUVに代わってプレミアムな4ドア・セダンに乗り替えてはいかがですか。

ベントレー
(画像=V8モデルは0-62mph加速がわずか4.0秒、最高速度は198mphを実現。ハイブリッドモデルにしても0-62mph加速は、V8モデルより0.1秒遅れの4.1秒です。ちなみにハイブリッドモデルは電気のみで最長41kmの航続距離を実現しています。)

ベントレーモーターズジャパン
https://www.bentleymotors.com/

文 高 成浩(POW-DER)


【関連記事】
“クーペに乗る”という美学を、メルセデスAMGの近未来カーが証明する!
メルセデスSクラス・オーナーに提案する“フレンチラグジュアリーサルーン”という選択
新型レンジローバーが遂に日本初お披露目! 気になる“あのコト”を緊急チェック!?
自分の嗜好と家族を大切にするニューリッチはアストンマーティンのSUVに乗れ!
ミディアムサイズSUVのV8エンジン搭載モデル! “ジャガーらしくない”特別仕様車がその気にさせます!