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FASHION

スタイリストが教えるストールの活用術

巻物は武器になる! 色気とオーラを演出する首元テクニック指南

2023.01.16

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巻物は武器になる! 色気とオーラを演出する首元テクニック指南

ふとビルのウインドウに写る姿を見て、なんだか物足りなさを感じることがありませんか? アウターの存在感にかまけて、コーデが大味になっているのが原因です。その物足りなさ、ストールで解決できます!

一折、一差しを加えるだけでなぜか素敵に写る

かつてネクタイは、スカーフのようなものでした。その目的は、軍隊における所属を示すもの。しかし、同時に装飾の意味もありました。そう、実は昔から男性も首元に巻物をして着飾る習慣があるんですよね。
昨今、ビジネスではネクタイを締めなくなったという人も多いでしょう。しかし首元の巻物には、お洒落としての効果が結構あるんです。まず、顔周り&カラダの中心にくるアイテムとあって、アクセント効果が高い。そして、ボリュームやドレープによって表情を豊かに見せられる。最後に、トップスやアウターでは取り入れにくい色柄を思い切って楽しむことも可能。どうです? 結構、有効なアイテムだと思いませんか?
で、今回はその効果をストールで体感しちゃいましょうってわけ。ストールの場合は、巻き方によって印象がガラリと変わるとあって、前述の効果をより実感しやすいんです。温かさや首元のシワ隠しといったメリットもありますしね。

「複雑な結び方をすればお洒落…というわけではないのがストールです。むしろ歳を重ねた男性であればシンプルだけど、どこかアクセントがあるというほうが似合いますし、キャラクターを演出してくれると思います。とはいえ上品さは欲しいところなので、ドレープやボリューム感というのが大切。そのため簡単にできて、エレガントを演出できる巻き方をおすすめしたいですね」(スタイリスト 鈴木 肇さん)

スタイリスト鈴木 肇さんによるおすすめの巻き方3パターンを参考に、是非とも取り入れてみてください。

パートナー、彼女に掛けてあげても評価アップな“羽織巻”

言うなれば、ストールを広げて羽織っただけ。そう、誰にでも簡単に出来る楽しみ方です。でも、シンプルだからこそ奥が深いというもの。まず端っこを少し折るのがポイントで、それにより首元からフロントにかけて立体的なドレープが生まれるんです。それが、ストールのやわらかなシルエットを強調してくれて、エレガントに見えるってわけ。思わず女性も包み込まれたくなる・・・はず!?

1. 首にあたる部分を少し折って「襟」を作る。この工程により、普通に掛けるよりも台襟っぽく見せられる。
2. 「襟」を崩さないように首後ろに左右均等を意識し、掛けるというより肩に乗せるイメージで。
3.薄手であればもう一折り加え、ボリュームが出るよう無造作にアレンジ。

ストール¥48,400(税込)
ノラ/エイチジェイエム
03-6434-0885

ホッコリ系で下心さえも隠すマフラー使いな“ボリューム巻き”

ボリューム系の巻き方として“ミラノ巻き”というスタイルが有名です。しかしこちらはより簡単に一つ結びしただけ。あまりテクニカルに巻き過ぎず、シンプルに巻いた方がオトコらしくてイイという女性からの意見も結構あるんですよね。二重に巻くので、あたたかさは言うまでもなし。首元にボリュームがかなり出るので、ゆったりしたコートと合わせるとシルエットバランスも良いですよ。

1. 結び目を前45度にセットするための長さ配分で巻く。
2. 首元で一巻きする
3.先端が長くならないようにフワッと結ぶ。すでに巻き上げている部分を引き上げることで、斜めに結ぶことでタートルネック感がでる。

ストール¥42,900(税込)
ジョンストンズ/ビームス 六本木 ヒルズ
https://www.beams.co.jp
*外部サイトに移動します

首元細めで長めに垂らす“エレガント巻き”

ぐるりと一周させただけのシンプルな巻き方。片方を輪っかの中に差し込むことで、ズレ落ちるのを防止するだけでなく、首元がタイトに締ります。その結果、垂らした部分のドレープが強調され、メリハリのある巻き姿に。さらにポイントは、垂らした部分の長さを左右違えること。あえてアシンメトリーにすることで表情がより豊かになり、こなれた雰囲気が楽しめるのです。

1.先端を立たせるために斜めにまとめていく。
2.ニュアンスを出すために、アコーディオンのように折り目を重ねて巻く。
3. 首とストールの間に上からくぐらせる。こうすることで垂らした際に首から抜けづらい。首元にニュアンスも加えられる。

巻き方にテクを加えたいなら大判を選ぶ

(上/ブルーチェック)創業1767年。イギリス・ヨークシャーの老舗ファクトリーが手掛けるブランド。こちらのカシミアストールは大ぶりなブラックウォッチをポイントにしながら、肩に広げて羽織った際に柄がアシンメトリーになる計算されたデザイン。
(中/グリーン)2009年にサスティナブルを指針としたブランドとして設立。モンゴル産のカシミアをはじめとした希少&オーガニックな天然素材にこだわることで、サラリとした極上の肌触りを実現しています。アクセントとなるエッジの差し色使いも見どころに。
(下/ブラウンチェック)1866年にスコットランドで創業。最高級の天然素材によるストールの品質の高さは、多くのメゾンからのOEM指名が証明しています。写真のカシミアストールは、シックながら大胆なカラーブロックにて、冬の装いをエレガントに見せる仕上がり。

左/
ストール¥68,200(税込)
ジョシュアエリス/グリニッジ ショールーム
https://showtell-online.com
※外部サイトに移動します

中/
ストール¥104,500(税込)
コジ/エスディーアイ
https://sdijp.jp
※外部サイトに移動します

右/
ストール¥77,000(税込)
ベグ アンド コー/ボーダレス
https://www.beggxco.com/
※外部サイトに移動します

モデル 加藤章太郎
撮影 杉田裕一
スタイリング 鈴木 肇
ヘア&メイク 米尾太一
文 安岡将文
編集 藤倉大輔

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