CAR
戸賀編集長が『本気で買い替えを考える一台』とまで言い切る
メルセデス・ベンツ浦安 オールタイムスターズで見付けたスタイリングが秀逸なクルマとは?
納車から半年が過ぎたにも関わらず、92年式300E-24との蜜月を愉しんでいる戸賀編集長。
そんな彼をして、『買い替えを検討するかも』とまで言わせてしまうネオクラシックな一台を、今回の取材中にオールタイムスターズ浦安で発見しました! そこで今回は、戸賀編集長が『かなりグラグラきている』とまで言い切った一台の詳細を、オールタイムスターズの森さんに直撃取材。話しの聞き手は、雑誌編集者時代から30年来の付き合いを続けている、フリーランスエディターの菅原(スガ)でお送りいたします。
今まで何度も、オールタイムスターズのお話を聞かせて頂いているにも関わらず、ただの一度も実際の店舗に伺ったことが無かったJPRIME編集部。そこで今回は、オールタイムスターズの森さんにお願いをして、メルセデス・ベンツ浦安 ALL TIME STARSを取材させて頂くこととなりました。
ちなみに現在、オールタイムスターズの国内実店舗は、ひとつはここ「メルセデス・ベンツ浦安 ALL TIME STARS」、そして東京の「メルセデス・ベンツ中野 ALL TIME STARS」、最後に静岡の「メルセデス・ベンツ浜松和田 ALL TIME STARS」の3店舗のみ。
ネオクラシックなメルセデスだけが展示されているショールームと聞くだけで、アラカンのオジサンであるスガは朝からワクワクそわそわ。早速、お邪魔して参りました。
メルセデス・ベンツ浦安 ALL TIME STARSに潜入開始!
菅原 森さん、やっとオールタイムスターズの実店舗にお邪魔させて頂くことができました。いやぁ、ネオクラシックなメルセデスが並ぶ店内、僕らクルマ大好きオジサンにとっては堪らない場所ですね!
森さん 菅原さん、ようこそお越しくださいました。やはり実車を見ながらお話しができるのが実店舗の強みですよね。こちらでは、常時5台のネオクラシック、およびクラシック・モデルを展示させて頂いております。また、メルセデス・ベンツ浦安は、メルセデスがリリースしてきた数々の名車に関する本などを店内に置くなどして、フラッと遊びに来る感覚で来店されても楽しめる店舗を目指しています。まだまだ足りない部分は多いですが、『クルマ好きのオジサン』にとって、居心地の良い空間にしていけたらと考えているんです(笑)。
菅原 オジサンが居心地の良い空間! その考え方は素晴らしいですね(笑)。トガを筆頭に、僕も編集部もぜひご協力させて頂きたいと思います。しかし現代のメルセデス・ベンツのショールームに、30年以上昔のクルマが並んでいるのは本当に壮観ですね。クルマが持つオーラなのか、キラキラ輝いて見えるのは気のせいなのでしょうか。ちなみに現状の展示車はどんなラインナップなのですか?
森さん 現在は、560SEL、560SEC、そして2台の500SLの展示となっております。そして残りの1台は、菅原さんからもリクエストがありましたW124をご用意しました。あちらに展示してありますので、早速、移動しましょう!
森さん ご用意させて頂いたのは、93年式のE320カブリオレ、アルマダインレッド、走行は8万4000キロです。もちろん、必要とされるオールタイムスターズの整備、部品交換はすべてやっておりますし、タイヤも新品に交換しています。
菅原 E320カブリオレですか! 今見てもスタイリングが最高ですよね。旧いという感じがまったくしない。セールスポイントとしては、どんなことが言えますか?
森さん 菅原さんがおっしゃるように、まずは美しいスタイリングだと思います。幌を開けた状態だけでなく、幌を閉じた状態での美しい佇まい。その美しい佇まいから、何の変哲もない幌のデザインであっても、少しも手を抜かず製作されていることが見て取れます。もちろん30年以上前のクルマでありながら、現代においても「実用性がある」「しっかり4人乗車ができる」というような一般的なセールストークもできますが、やはりこのクルマなら、幌を閉じても美しいスタイリングが一番のポイントだと思います。
E320カブリオレは、雨漏り知らず⁉
菅原 カブリオレと聞くと、「幌の開閉の手間」や「雨漏り」などが気になると思うのですが、その辺はどうですか?
森さん まず開閉でいうと、最初のフックを外す、そして最後にフックをロックさせるところだけが手動で、あとはすべて自動で開閉できます。雨漏りについてはAピラーと幌のつなぎ目のところが気になると思いますが、このモデルは現代のクルマと比べても遜色なくしっかりとロックが入りますから、まず心配はいらないと思います。この車種で雨漏りという事案は、そうそう聞いたことがありません。幌に関しましても、昔の107型のSLなどですと本当にキャンバス地のテントのような幌でしたが、W124の時代では複層構造の幌になっていて、遮音材なども織り込まれています。高速道路を走っていても風切り音などは気になりませんし、クーペと比べても遜色ないと私は思います。また、Cピラーのところのリアスクリーンは、熱線入りのガラスが採用されているので、視界の確保やお手入れのしやすさなども、本当に実用的です。美しいスタイリングを持ちながら、実用性もある点からも、これから先も長く楽しんで頂ける一台と言っても間違いないでしょう。さらに、ここにある個体は3年ほど前に新品の幌に張り替えておりますので、より安心してお乗り頂けるのではないでしょうか。
菅原 新品の幌(驚)! う~ん、森さんのセールストークにやられそうな勢いです(笑)。
森さん さらに言うと、この個体は前オーナー様から直接買取りで譲り受けたクルマですので、こまめに整備ですとか細かいリフレッシュを繰り返されていたことも存じ上げてております。素性のはっきりしている、まさにおススメの一台であることは間違いありません。
森さん流、E320カブリオレの愉しみ方
菅原 なるほど。では質問の方向性を変えて、このE320カブリオレの乗るのなら、こう楽しんで欲しい、というような森さんの希望はありますか?
森さん そうですね。しっかり4人乗車ができるクルマではありますが、やはり2ドアなので奥さまや恋人、大事な方と2人で愉しんで頂きたいですね。美しいスタイリングのE320カブリオレのリアシートには、冬ならばコートやバッグ、エルメスのブランケットなどが置かれている。お子さんと一緒ならカシウエアのブランケットなども良いですね。それだけで絵になってしまう。売り手側から見ても、本当に美しいクルマだと私は思います。でも一方で、バリバリに仕事をこなしてしまうような女性にこそ乗って頂きたい気持ちもあるんです。そんな女性が普段使いでE320カブリオレに乗っている姿は、街中でも確実に映えるように思います。ちなみにこのクルマの価格は750万円。私的には本気でおススメの一台です。
戸賀編集長流のE320カブリオレの愉しみ方とは?
菅原 トガ、早速メルセデス・ベンツ浦安 オールタイムスターズに行ってきたよ。この時、森さんが出してきたのが93年式E320カブリオレ、ボディカラーはアルマダインレッド、走行は8万4000キロという個体だった。今回は、このE320カブリオレでいかに愉しむか? ということをレクチャーして貰いたいんだよね。
戸賀 了解。スガ、その前に少し真面目な話しをしても良いか? 今回のネオクラシックのメルセデス探しは、「190Eって実は良いんじゃない?」ってところからスタートしたよな。で、オールタイムスターズの存在を知って、クルマを探して貰い、最終的に極上の300E-24に着地した訳だ。
菅原 もちろん知っているよ。
戸賀 そして俺は、300E-24には十分満足しているし、オールタイムスターズが仕上げるクルマのクオリティにも驚いている。現代でも十分普段使いすることが可能だからね。
菅原 それも知っている。
戸賀 でもな、俺が一番欲しかったのはW124のクーペであり、カブリオレだったんだよ。
菅原 あ、それは知らない。
戸賀 だから俺は今でも、カーセンサーでE320カブリオレのチェックを続けている。ちなみに約50万台の中古車が掲載されているうち、E320カブリオレは3台のみ。
菅原 トガ、お前300E-24買った後もE320カブリオレのチェック続けていたのか?
戸賀 もちろん。でもクーペにはたまに出物があるけど、カブリオレは滅多に出てこないんだよ。
菅原 (驚いたことに、本当に毎日チェックしていたみたいだな)ところでトガ、もし出物が出てきた場合、お前はどうするつもりなの?
戸賀 まずは森さんに実車を見に行ってもらうよ。その結果、程度も良さそうな個体なら買い取ってオールタイムスターズに持ち込む。あまり知られてないみたいだけど、オールタイムスターズは並行輸入車であったとしても、メルセデス・ベンツであればオールタイムスターズ・クオリティに仕上げてくれるんだよ。これって最高のシステムだよな!
菅原 いや、最高だとは思うけど、その場合300E-24はどうするんだよ。
戸賀 その時に欲しいって人が出てきてくれたら、喜んでお譲りさせていただきます。何度も言ってきたけど、中古車はやっぱり出会いがすべてなんだよ。自分の理想を追い求めると、出会える確率がグッと減ってしまう。だから、どこかで妥協しなくちゃならないんだけど、あの時ちょうど良い感じの妥協点が300E-24だった。だから、新たな出会いがあれば、300E-24を手離すことは仕方のないことだと思う訳だ。
菅原 なるほどね。ちなみに、今回見てきたE320カブリオレはコレ。(写メを見せるスガ)
戸賀 おお~~っ、これがアルマダインレッドかぁ、内装は黒。汚れが目立たないし良いんじゃない!
菅原 でね、走行距離が8万4000キロで、値段が750万だった。
戸賀 悪くないね。ちょっと今、グラグラきてるよ (笑)。
菅原 そういえば、前のオーナーが幌を交換したばっかりとも言っていたなぁ。
戸賀 スガ、このクルマ、俺が300E-24を決めた時にあったら、間違いなくこっちを買っていたと思う。でもこれが中古車ならではの、出会いの難しさなんだよ。う~ん、マジでグラグラきているけど、……どうすっかなぁ。とりあえず、森さんに相談してみるか!
菅原 そこはトガの判断で(笑)。そして、質問に答えて貰っても良いかな?
戸賀 すまんすまん。E320カブリオレの愉しみ方だよね? 戸賀的には、オープンだったらブランケットはマスト。このクルマがデビューした当時、俺はCar Ex編集部にいたから、アメカジの流行りもあってブランケットなら「ペンドルトン」みたいなことを言っていたけど、今ならエルメスかルイ・ヴィトンしかないと思う。それをリアシートに置く。そしてE320カブリオレに限ったことではないけど、この時代のクルマならキーホルダーにはこだわって欲しい。俺は、ここ7年ぐらいエルメスのカルメンを気に入って使っているけど、それに合わせた小銭入れ、カードキーケースを揃えるのもありだね。例えば、同じカラーグラデーションで、深緑、グリーン、薄緑とか。そういう愉しみ方も、Car Ex時代とは違う感じで良いだろ?(笑)さらに、自分の好みのフレグランスを置いて愉しむっていうのもありだと思います。
菅原 なるほど。素晴らしいアドバイスをありがとうございます。(Car Ex編集部にいた頃より、トガが大きく成長しているのは間違いないんだよなぁ)
戸賀 でもさスガ、93年式E320カブリオレ、アルマダインレッドで走行は8万4000キロ。さらに幌は新品に交換したばかりなんだろ? いや、マジでグラグラくるのは仕方ないよな。
菅原 こちらの方に、まったく成長の跡が見られないのは、ちと残念ですが(笑)。
次回は、560SEC、560SELについて、森さん、戸賀編集長に語って頂きたいと思います!
メルセデス・ベンツ品川
東京都品川区東品川3丁目28−25
営業時間:平日 9:30~18:00 土・日 10:00~18:00
定休日:祝日
電話番号:03-5479-1700
メルセデス・ベンツ 浦安 ALL TIME STARS/サービスセンター
住所:千葉県市川市塩浜3丁目10−25
営業時間:10:00~19:00
定休日:毎週水曜日
電話番号:047-305-8800
文 菅原 晃
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2024年12月8日(日)パネライ大丸心斎橋ブティックにて戸賀編集長のショッピングアドバイス
【オープニングトークショー】
2024年12月8日(日曜)15時より
J PRIME戸賀編集長によるトーク後におこなわれるショッピングアドバイス(1組15分間 記念写真撮影込み)は
daimarushinsaibashi@panerai.com
に下記の必要事項をお送りください。
*11月15日(金)締め切り
・氏名(漢字・フリガナ)
・同伴者名(お一人でご参加の場合は不要です)
・電話番号
・誕生日
・ご興味のあるコレクション(ラジオミール、ルミノール、サブマーシブル、ルミノール ドゥエの中からお選びください)
パネライ 大丸心斎橋 ブティック
場所:大丸心斎橋店 〒542-8501 大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-7-1