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メルセデス・ベンツのEV、「EQS:がデビュー

電気自動車の“最高”を具現化したEQSに、メルセデス・ベンツの本気が見えるか!?

2022.10.01

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電気自動車の“最高”を具現化したEQSに、メルセデス・ベンツの本気が見えるか!?

新開発のEV専用プラットフォームを採用した初めてのモデル、メルセデス・ベンツEQS。デザインと性能、どちらも最高峰と言っても過言ではない新型EVを紹介しながら、現在〜未来のクルマ事情について考えてみましょう。

メルセデス・ベンツEQSのおかげで、本格的「EV時代」の到来が予感します!

世の中にSDGsやウェルビーイングといった単語が飛び交うようになるとともに、化石燃料を消費する内燃機関を搭載したクルマに変わって電動モーターを積んだクルマが増えてきました。
それでもJ PRIMEがあまり電気自動車に興味を示さなかったのは……戸賀編集長の“食わず嫌い”もありましたが……「EVってはたしてクルマとして納得できるものなのだろうか?」という疑問があったからです。
ポルシェ タイカンに乗って電動モーターならではの驚異的な加速に感動しましたが(食わず嫌いも治りました!)、多くのEV批評はそうした加速性能ばかり取り上げがちで、「クルマとしてのパッケージングは?」「クルマ本来の機能性(使い勝手)は?」といった疑問は解決できていなかったのです。

ところが…!!! 「メルセデス・ベンツはEQSを発売するにあたり、EV専用のプラットフォームを新開発しました。ロングホイールベースのプラットフォームにパワフルなモーター、大容量バッテリーをきちんとレイアウトすることで、理想的な前後重量配分が実現。それはスタビリティトと旋回性に優れた走行性能を発揮しますし、また良好な静粛性と快適性ももたらします」と、戸賀編集長はメルセデス・ベンツEQSの真髄を分析します。

全長×全幅×全高:5225×1925×1520mm。ホイールベース:3210mm。車両重量:2530kg。流麗なスタイリングからは想像しにくいかもしれませんが、プレミアムサルーン並みのボディサイズです。

また、新開発のEV専用プラットフォームは、ロングホイールベースによる極めて美しいプロポーションを実現しました。美しい弧を描くルーフと滑らかでダイナミックな面が織りなすスタイリングは、モダンを通り越して未来を予感させます。

フロントとリアにモーターを配置。長いホイールベースの間には、107.8kWhのバッテリーを低く搭載。新開発のEV専用プラットフォームだからこそ実現できた、理想のパッケージングです。

インテリアも同様です。機能性を最優先した先進的なデザインのおかげで、コクピットはまるでSF映画に出てくる宇宙船のようですが、決してクールではなく乗員を優しく包み込むような空間に仕上がっています。「EQSの室内に居ると、深い心地よさを感じられるでしょう。これはメルセデス・ベンツが提案する、新感覚の安らぎと言えますね」と、戸賀編集長も絶賛!

「デジタルインテリアパッケージ」仕様は、運転席から助手席までがタッチパネルになります(パッケージオプション)。インターネットを通じてさまざまなサービスを利用できる「Mercedes me connect」は、まさに未来のカーライフの象徴です。「未来的だけど、テスラ のような無機質な感じじゃないところが魅力」とコメントする戸賀編集長。

さて、その戸賀編集長がEV乗り換えに二の足を踏んでいるのは、EVはまだまだ航続距離や充電の問題を抱えているからなんですが…。EQSは車載バッテリーを家庭用の電源として使用できるV2Hに、メルセデスとして初めて対応。家庭では普通充電(AC200V)と急速充電(CHAdeMO)でスムーズに充電できますし、外出先では納車時に車載される「Mercedes me Charge」専用の充電カードを使って全国に約2万基ある提携充電ネットワークを利用することができます。

「メルセデス・ベンツが独自でテストしたところによると、10%から80%に充電するのに150kWの急速充電で約48分、90kWタイプでも約55分かかったそうです。ポルシェ タイカンのところでも言いましたが、必ずしも満充電にこだわる必要はないんですけどね…。ヨーロッパの人たちみたいに、ちょこちょこ充電を繰り返しつつ目的地まで到着する方が、よっぽどストレスなくドライブできると思うんですけど」と、スマートなEVのドライブパターンを提案する戸賀編集長。

EQSのシステム最高出力は333PS、システム最高トルクは568Nm。それで車両重量2530kgのボディを滑らかに加速させます。そして航続距離はなんと、700kmを誇ります(WLTCモード一充電走行距離)。気になるお値段は1578万円〜! 

バッキバキのライバル車としては、1200万円〜のテスラ モデルSが挙げられます。ボディサイズはモデルSもEQSもほぼ一緒(モデルS がちょっと幅広!)。でも、ホイールベースの長さはEQSが250mmも長いのが特徴です。その代わりテスラ モデルS の魅力はシステム最高出力1020PSという大パワー。なにしろ0-100km/h加速2.1秒という、ポルシェもフェラーリも真っ青のパフォーマンスですから!
「テスラもEV専用設計ですが…2008年からクルマを作り始めたテスラ に対し、メルセデス・ベンツは100年以上の歴史を持っているんですから。そんな偉大なブランドに惹かれるのは、致し方ないでしょ!? そして、そんな由緒正しいブランドが作った最新のEV、メルセデス・ベンツEQSだからこそ未来のカーライフ&ドライブを楽しめるんじゃないでしょうか」と、戸賀編集長はまとめます。

メルセデス・ベンツ日本
https://www.mercedes-benz.co.jp/
※外部サイトに移動します

文 J PRIME編集部

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2024年12月8日(日)パネライ大丸心斎橋ブティックにて戸賀編集長のショッピングアドバイス

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