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J PRIME編集長として考えるマストバイ

モダンなオヤジの足元選びは、柔軟と美学の両立が大切

2021.10.28

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モダンなオヤジの足元選びは、柔軟と美学の両立が大切

27年間の編集者人生を送り、オヤジが興味を持つものに常に向き合ってきた戸賀編集長の、今だから欲しいアイテムをご紹介。「どこが良いのか?」「なぜオススメめなのか?」を解説しつつ、クルマや時計、ファッションから美容にいたるまでの逸品を一人の“コンシェルジュ”としてご提案していきます。もちろん、自分も欲しいものです(笑)。今回はジョンロブ「ロペス」です。

結局、ジョンロブのロペスがあれば、それでイイんじゃない?

「ビジネスでさえカジュアルに寛容になった今、オヤジの足元選びも随分と変わりました。オンでもオフでも履ける、そんな謳い文句が飛び交う中、僕はジョンロブのロペスこそが、真にそれを謳うことが許された1足だと思っています。その理由は、ずばりコバの張り出し方にあります。

戸賀編集長

以前は、ナローなラストのローファーを好んで履いていました。いわゆる、色気を求めていた時代ですね(笑)。でも、時代が変わりスポーティさやリラックスといったキーワードがトレンドを牽引するようになってからは、以前好んでいたシュッとした繊細なローファーよりも、ある程度存在感のあるローファーが気になるように。そんな中、辿り着いたのがジョンロブのロペスです」。

ジョンロブ¥●,●●
¥217,800

「ロペスは、イギリス的な端正さとフランス的なエレガンス、アメリカ的な無骨さと、多彩な顔を持っています。その要因となっているのがコバで、絶妙な張り出し方なんです。オンオフ兼用を実現するためにコバを張り出させるのは常套手段ですが、僕は足のサイズが44と大きいので張り出し過ぎた1足だとデカ足に見えてしまう…。
でもロペスは、ギリギリのラインに留めているんですよね。だから、スーツにもデニムにも似合うんです。

戸賀編集長

それから、トゥのボリュームも絶妙。昨今カジュアルを意識するあまり丸いトゥのラストを採用したローファーを散見しますが、それだと僕的にはチープに見えてしまう。やはりクラス感は欲しいところですから。

昔はスーツにローファーはNG。あくまで休日靴という位置付けでしたが、時代は変わりました。守るべきドレスコードはもちろんありますが、昔ながらの『〜じゃなきゃいけない』に過度に縛られる必要はないと思います。変化もファッションの楽しみ方のひとつですから。
とはいえ、ソールは昔ながらのレザーにこだわっていますけどね。ラバーの方が歩きやすいし便利なのは理解していますが、歩いた時、足を組んだ時にチラッと見えるレザーソールは、やっぱりカッコいいですから(笑)。

時代に柔軟に対応しつつも、美学や矜持は持ち続ける。ジョンロブのロペスは、急激に変化する時代において求められるそれらの両立を果たした1足ではないでしょうか」。

戸賀編集長

「ロペスだけで10足ほど所有しているけど(笑)、意外に持っていなかったのがブラックスエード。現行にはない色で、なんでも数年前に店頭展開終了になっているのだとか。ということで、今回特別にオーダーして、今完成待ち。楽しみ!」。
*20%のアップチャージでバイリクエストにてオーダー可能

ジョンロブ¥●,●●
¥217,800

「コバとラストがもたらす多面的な魅力は、革によってもさらに増します。面白いと思ったのが白のディアスキンで、シボの強い革になるとカジュアルだけど色気のある不思議な顔つきに。革がやわらかいので、ハーフサイズ下で履いてます」。

ジョンロブ ジャパン
https://www.johnlobb.com/

Staff
撮影鈴木克典
安岡将文

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