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Jeep Grand Cherokee L

10年ぶりにフルモデルチェンジした、コスパ、乗り回しのよさ抜群のハードボイルド系SUV

2021.09.19

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10年ぶりにフルモデルチェンジした、コスパ、乗り回しのよさ抜群のハードボイルド系SUV

Jeepブランドのフラッグシップモデル、グランドチェロキーがこの秋、10年ぶりにフルモデルチェンジ! ヨーロッパ&日本のSUVがどんどんマイルドになっていく昨今、相変わらず力強くワイルドなキャラを存分に残しているグランドチェロキーの魅力を紹介します。

世界一有名な私立探偵も愛用する元祖ハードボイルド系SUV

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二人でプロダクション・オフィスを通り、私のクルマが置いてある表の駐車場に出た。 「あんたのクルマ、どれ?」 「あの素晴らしい黒のチェロキーだ。全天候監視用にもってこいの車だ」 「とにかく、思ったよりいい車だわ」 「チャールズ・ホテルか?」私が言った。 「ケンブリッジ。何処か知ってる?」 私は上唇をぴったり歯にくっつけてボガード調で言った。 「俺は何が何処にあるか、すべて知ってるんだ、スイートハート」

……ロバート・B・パーカーの探偵スペンサー・シリーズ『スターダスト』のワンシーンです。この後パーカーはアイドリングさせたチェロキーの運転席で、ヒーターが効き始めるまでの間コートのポケットに両手を突っ込み、日が暮れようとする街並みを眺めるのですが、このシーンで印象的なのは、あのパーカーでさえチェロキーに乗ると、ついボガードを気取ってしまうこと。それも“齧られないで木についたままの林檎、ヘビにもまだ誘惑されていない”思春期前の小娘を相手に…。

かように、ジープ・チェロキーは乗る人の気分を高揚させ…良い意味で…男を粋がらせてしまうんですね。それというのも、このクルマが硬派なキャラクターとそれに相応しい性能を持っているからです。

なにしろJeepはアメリカの軍用車だった「ジープ」を先祖に持っていますから、J PRIMEをご覧になっているオヤジの男ゴコロ=冒険心を刺激するのは間違いありません。しかも、そのJeepのフラッグシップモデルですから、ラグジュアリー感も併せ持っているので、オヤジの琴線はすこぶる震えることでしょう。

では、新型グランドチェロキーLの詳細をご紹介いたしましょう。

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近代化したエクステリア&インテリア でも、ワイルドかつダイナミックな走りは健在!

まずはスタイリング。ヨーロッパ車や日本車のライバルのように、丸っこくマイルドなフォルムでもなく、かと言ってエッジィなラインを交錯させたエクステリアでもなく、直線=四角を基調としたシンプルなデザインが特徴です。でも、よくよく見ると前後のブリスターフェンダーがとてもマッシブで、力強い印象を与えています。フロントフェイスにはブランドのアイコンでもある「7スロットグリル」を踏襲しつつ、薄型のLEDヘッドライトを搭載して、全体のデザインを現代風にアップデートしています。

ところが、そんな“現代風アップデート”がもっと更新されているのは、インテリア…それもコクピットです。注目すべきは10.1インチのセンターディスプレイと、フル液晶タイプとなったメーター類! そのうえシフトはレバー式ではなくダイヤル式になり、その両脇には走行制御レバーを装備。また、周辺には2つのデバイスを同時に充電できるワイヤレス充電器が設定(オプション)されるのもイマドキと言えます。

気になるパワートレインですが、お馴染みの3.6リッターV6エンジンと5.7リッターV8、それに4xeプラグイン・ハイブリッドもラインナップされる予定。雪、砂地、泥、岩場など、さまざまな路面状況に適した走行モードを選択できるトラクションコントロールシステム「セレクテレインシステム」と相まって、ダイナミックな走りを楽しめることでしょう。

運転のしやすさから奥様も喜んで乗りたくなるような一台。ちょっと遠出のデートで運転を交代しながら、みたいなコミュニケーションもあり! コストパフォーマンスも高いので、実用者として乗り回すのも。

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かつての「グランドワゴニア」をインスパイアしたエクステリア。全長5.2mを超えるモノコック構造のボディはアルミニウムを積極的に使用し、軽量化と燃費性能の向上を図っています。

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今までのボタンスイッチを整理し、大型タッチスクリーンを採用したインパネ&コンソール。10.1インチのセンターディスプレイには、最新世代のインフォテインメント「Uconnect5(Uコネクト5)」を搭載しています。

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コンソールにはシフトレバーではなく、ダイヤルタイプのシフトセレクターを配置。両脇には「テレインレスポンス2」と「ライドハイト」のレバーがあり、指先で走行モードを切り替えることができます。

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グランドチェロキーLと旧型との大きな変更点は、ボディが3列シートになったこと。3000mmを超えるロングホイールベースにより、どのシートでも快適に座ることができるのが、グランドチェロキー Lの魅力です。

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オーディオはMcintosh(マッキントッシュ)製のシステムが搭載されています。夜間の車内を明るく演出するアンビエントライト(全5色)と組み合わせれば、ナイトクルージングをロマンチックに演出できます。

Jeep Japan
https://www.jeep-japan.com/

Staff
文_高 成浩

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