ディフェンダーの特別車両がチャリティーオークションで36万2800ポンドで落札！そこに垣間見えるイマドキのクルマ購入事情とは!?

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独自目線のリコメンド「戸賀編集長の“イマドキの狙い目”はコレだ！」

2022.10.08

ディフェンダーの特別車両がチャリティーオークションで36万2800ポンドで落札！そこに垣間見えるイマドキのクルマ購入事情とは!?

去る2022年9月28日、英国ロンドンでジェームズ・ボンド映画60周年を記念した公式チャリティーオークションに、『997／ノー・タイム・トゥ・ダイ』に登場したディフェンダーのスタントカーが出品。入札が殺到し、最終的には総額35万8000ポンド（約5600万円）で落札されたそうです。戸賀編集長曰く、「こうした“クルマにプレミアムが付く”という現象は、実は日本でもざらにあります」とか。そんなイマドキのクルマ事情について、戸賀編集長が解説。リッチなオジサンのカーライフに役立ていただけたらと思います。

「高級車が無い！」「お目当の高級車が買えない！」という摩訶不思議な状況

一般のクルマ好きの間では、「ディーラーに行っても、欲しいクルマを売ってくれない」という嘆きの声が聞こえます。このJ PRIMEでも試乗記を紹介したポルシェ911タルガという超人気車種は、納車2〜3年待ちは当たり前（ポルシェジャパン調べ）。筆者のゴルフ仲間は“ただの”BMW X５のディーゼルを買おうとしたら、営業マンから「いつ入るかわかりません」と言われたとか。
そんな“品薄状態”の理由として、コロナ禍による慢性的な労働力不足や、ロシア・ウクライナ紛争によるレアメタルの輸出制限などが挙げられます。
しかし、その一方で港区の路上に目をやると、「売れるクルマが無い」「買いたいクルマが無い」の筆頭であるメルセデス・ベンツGクラスや、ポルシェ911ターボ、フェラーリのフラッグシップモデルがざらに走っているんですな（あるいは路上駐車）。
これってどういうこと？

「ポルシェやフェラーリといった人気ブランドは……こう言ってはなんですが、ディーラーでいくらお金を積んでも買えない（売ってくれない）んです。それって、特別なクルマほどそういう傾向は強いですね。例えば、いつか911GT3に乗りたいなぁと思ったら、ポルシェというブランドと長い長〜いお付き合いをして、すなわち普通のポルシェを何台も乗り継いだら、ようやく911GT3の顧客リストに加えて貰うことができるんです」と、戸賀編集長は自身の経験も踏まえて解説します。つまるところ、港区を走っているピカピカの超ラグジュアリーカーに乗っている人は、多かれ少なかれそういう地道（？）なカーライフを送ってきたというわけ。「え〜、そんなの不公平じゃん」と思うかもしれませんが、これはクルマ以外でも該当するモノがありますよね。

リッチなオジサン（芸能人含む）が大好きなメルセデス・ベンツゲレンデヴァーゲン。戸賀編集長もつい最近、ディーゼルエンジンのG400dを購入しました。

さらに衝撃的な事実が続きます。「そうして苦労して手に入れた超ラグジュアリーカーは、数年乗っても値落ちがしないどころか、新車で買った時よりもプレミアムプライスが付くこともあります。世界的に高級車が“品薄”な昨今、クルマを投資の対象として考えてもいいでしょう。同じ投資といっても株やゴールドと違って、クルマは乗って楽しめるというメリットがありますし（笑）」と戸賀編集長は語ります。
「え〜、投資の対象となる超ラグジュアリーカーの顧客リストに入っていない人はどうするの？　ますます不公平じゃん！」という不平不満が聞こえそうですが…。戸賀編集長、何か良いクルマはありますかね？
「僕はランドローバー・ディフェンダーが狙い目だと思います。冒頭で紹介した007の特別車両は極めてレアなケースですが、ディフェンダーも相場が急騰しているのは確か！　人気度＝プレミアム感はゲレンデヴァーゲンと同等か、まもなくすると抜いてしまうかもしれません。それなのにディフェンダーはゲレンデヴァーゲンや911のような“顧客リスト入り待ち”は無いですから」と、太鼓判を押す戸賀編集長。