リッチなオジサンの合言葉は
“一日一贅”

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リッチなオジサンに贈るオーラ格上げ術

誰と行くかより先にどの店に行くか! リッチなオジサンのリザベーション術

2022.09.23

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誰と行くかより先にどの店に行くか! リッチなオジサンのリザベーション術

リッチなオジサンは“夜の嗜み”でも欲を満たすべき! どんな服や靴を身に着け、どんな車に乗り、どんな家に住まうか。ライフスタイルすべてにおいて取捨選択が求められ、そこには、その人のセンスが表れます。もちろん、レストラン選びも同様。リッチなオジサンとしては、センスと経験値の高さが、同伴者にさりげな~く伝わるような店をセレクトしたいところです。というわけで、お相手を「さすが!」と唸らせられる店選びのコツ、伝授します!

3〜6ヶ月後にしか取れないはお店をおさえてから相手を誘う! デキるオジサンの新常識です

大切な人を誘って食事に出かける。それは、心を満たす豊かな時間であり、日々を全力疾走するためのモチベーショにもなります。だからこそ、店選びに失敗は許されません。味も、雰囲気も、ロケーションも、もちろんシェフや大将の人柄や客層も、心から満足し、納得いくところを選ぶのが、リッチなオジサンの矜持とも言えるでしょう。

が、ここで問題がひとつ。そういう店は、なかなか予約が取れない! 意中の相手をやっと口説き落とせたのに狙っていた店は軒並み全滅、とりあえず確保した店にお連れすることになっては、その後の展開も変わってくるというものです。
そこで、提案したいのが、「先に店を押さえる」というスタイル。「そこでしか食せない名物がある店」「いつ、誰と行っても間違いがない店」「期間限定の旬の味が楽しめる店」を、あらかじめ予約しておくというもの。食通のクライアントなら、珍しい食材を凝った調理法で出してくれる鮨屋に、雰囲気にもこだわる女性なら、インテリアも素敵な空間に……と、店に合わせて誘う人を変えるというのが、スマートかもしれません。

そもそも、そうした店はなかなか予約ができないことで有名な可能性が大。ということは、「〇〇を押さえているんだけど、予定空いている?」なんて、“逆張り”もできちゃうということ。それまで難攻不落だった女性も、ビジネス相手も、「あの店に行かれるなら」と、首を縦に振ってくれる可能性はぐんと高まるというものです。

今回は、この方法を実践している戸賀編集長の行きつけの店を料理別に一部ピックアップ。数か月前なら予約可能なちょうど良さも魅力です。ここぞという時のキラーレストランとして、ご活用あれ!

厳選した素材×自由な発想×熟練の技=唯一無二の美味「銀座 やまの辺 江戸中華」

日本全国から美味が集まる”江戸“で、四季の食材を確かな技と豊かな発想で中国料理に仕上げるのは、山野辺 仁オーナーシェフ。白木のカウンターに作家ものの和皿を多用した和の雰囲気が洒落ていて、とくに女性を招くのにおすすめです。
「オーナーシェフは10年以上前から知っているけれど、年々パワーアップしています。名物のビーフンは、季節の食材を合わせるのですが、この日は毛蟹、蟹の卵、カラスミをこれでもか!と(笑)。シャトーブリアンの春巻にキャビアをのせたものや、紹興酒漬けしたマグロに黄身を塗った寿司など、とにかく驚きの連続。土鍋の麻婆豆腐のパチパチ、グツグツいう音など、プレゼンテーションも楽しいんです」(戸賀編集長)  予約は、毎月1日から3ヶ月先末日までの受付開始。

銀座 やまの辺 江戸中華
住所 東京都中央区銀座6-7-6 ラペビル9階
営業時間 12:00~14:00 18:00~23:00
定休日 日・祝
電話番号 03-3569-2520
https://ginza-yamanobe.com/
※外部サイトに移動します

港区コスパ最強の寿司屋! 頑固な大将も魅力的(笑)「すし処 美波」

オープン~わずか2年にして、予約の取れない人気店に。「気軽に寛げる雰囲気で、満足度の高いおまかせコースを」という、小川洋史大将の言葉通り、豊洲市場だけでなく、大将の故郷、富山県氷見から仕入れた珍しい魚介などを、ていねいな仕事で堪能させてくれます。南青山の閑静な住宅街にひっそりと佇む隠れ家感も、リッチなオジサン好み。それでいて、コース1万円代前半と破格です。
「『鮨なんば』で腕を磨いた大将だけあって、つまみも握りも素晴らしい! カワハギの糠漬けやスミイカのゲソの梅じそ和えなど、酒飲みの心、わしづかみされます(笑)。小肌の締め方も僕好みだし、鰯は手巻きというのもおもしろい。旨くて、大将やシェフの人柄がいい店。これが、僕が店に通う条件ですが、ここは完璧」(戸賀編集長)
予約困難店ではあるものの、FBで直前の空き情報がアップされることもあるので、こまめにチェックを。

すし処 美波
住所 東京都港区南青山1-9-2 大場ビルB1F
営業時間 18:00~22:00
定休日 月
電話番号 03-6821-1395

仕込みから仕上げまで、すべて目の前! 究極の「アナタのために」感に、お相手も感涙必至⁉ 「肉割烹 岡田前」

和風から洋風まで、日本が誇る和牛の魅力を余すことなく届けるべく、完全予約制&コース1本で勝負。「食材は鮮度が命」という岡田賢一郎オーナーシェフは、事前に仕込みをせず、すべての料理をゲストの目の前で丁寧に調理してくれます。そのライブ感もごちそうのひとつ。
「締めたばかりの松坂牛のタンを生で味わえたり(しかもトリュフたっぷり!)、赤身とサシが程よく入った生肉を、キャビアと生卵とともに炊き立てご飯にのせてかきこんだりと、目の前で仕事をするからこそのおいしさに出会える店。毎月通っていますが、季節の食材を上手に取り入れたオリジナルメニューに、いつもヤラれます。松坂牛のシャトーブリアンが100gも食べられて、朝手打ちした蕎麦とお土産までつくので、値段以上の満足感が得られると、連れにも評判がいいんです。21年2月オープンと、比較的新しい店ですが、ミシュラン獲得も近いのでは⁉」(戸賀編集長)

肉割烹 岡田前
住所 東京都港区麻布十番1丁目5−23 ルネ麻布十番ビル B1
営業時間 17:00〜23:00
定休日 不定休
電話番号 03-3478-0338
https://okadamae.jp
※外部サイトに移動します

ファビュラスときどきエロティック♡ 意中の女性を誘いたいプラチナシート「スペイン料理 aca」

4年連続でミシュラン1ツ星を獲得した京都の店をクローズし、20年8月、東京・日本橋で再始動した「aca」。シェフ・東 鉄雄氏は、古典的なスペイン料理をベースにしつつ、新しいアイディアを背局的に取り入れたここだけのメニューを展開。黒を基調にしたシックなインテリアも、リッチなオジサンに刺さります。
「〆た小肌をのせたボカディージョとか、海老とフカヒレの熱々アヒージョとか。こんなの思いつくのは、東シェフしかいないのでは⁉ 想像をはるかに超えた料理に毎回悶絶させられ、何度訪れても飽きることがありません。予約困難店だからこそ、席が確保できた時は、大切な人を誘います。というか、大切な人しか誘いたくない(笑)」(戸賀編集長)
この幸運にあやかれる8席のプラチナシートは、対象月の2か月前から、抽選方式で予約を受付。詳しくは、サイトでチェックを。

スペイン料理 aca
住所 東京都中央区日本橋室町2丁目1−1 三井2号館1F
営業時間 平日 17:00〜20:00 / 20:30〜23:30、土曜日 12:00〜15:00 / 17:00〜20:00
定休日 日
完全予約制 ※2部制
電話番号 03-6262-5090
http://aca-kyoto.jp/
※外部サイトに移動します

プライベート空間で独創的な中華の一皿とワインの組み合わせで新たな体験もプロデュース「私厨房 勇」

全席シェフズテープルのプライベート空間で至極の一皿とその料理とのアリアージュが考えられたワインを堪能できる白金の名店。シェフの原 勇太氏が毎年訪れる香港で現地の料理に刺激を受け、香港特有のスパイスや干物を使用し、豊かな感性のもとに生み出される遊び心溢れるさまざまな料理は五感で楽しめるということも贅沢です。
「店主の勇太くんの人柄もよく、洒落ている店内なのに良い意味で飾り気がなく、とても落ち着く空間! 種類の豊富なワインだけでなく、自家製のお酒も絶品。ミシュラン初の中華は伊達ではありません」(戸賀編集長) 予約は一ヶ月前の日程のみ。

私厨房 勇
住所 東京都港区白金6-5-5 モリハウス 1F
営業時間 18:00~23:00(L.O.22:00)、日曜営業
定休日 月曜日
電話番号 03-5422-9773
https://yung-shirokane.com
※外部サイトに移動します

文 村上早苗

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