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FASHION

トガオシ。Vol.321

今夏、大人が自信を持てる美脚ショーツを

2024.06.28

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今夏、大人が自信を持てる美脚ショーツを

この時季になると、やれ女子ウケだの、すね毛だの、たびたびその是非が取り沙汰される大人のショーツ。BRは当然ながら「是」派です。まだ迷っている方、スリーシーズンショーツスタイルの戸賀編集長に、さらりとショーツを穿きこなす、その極意を聞いてみませんか?

オンもスマートな大人のショーツが増えています

インコテックスのショーツのコーディネート

ザノーネ / ミラノリブ シャツ型ニットジャケット ¥67,100(税込)
アンティーチポ / スムースコットン クルーネック Tシャツ ¥14,850(税込)
インコテックス / ストレッチ コットンツイル ノープリーツ ショーツ ¥41,800(税込)

「ショーツ?今年は4月から穿いているし、去年は11月まで穿いていたからね。いろいろ言われているのは知っているけど、ファッション業界の人たちにとって、ショーツはとくに意識するようなアイテムじゃないし、若い人は許されて大人はダメっていうのもおかしな話し。みんな、もっと自信持ってショーツを穿いていいんじゃないかな?」

カジュアルすぎるとか、大人の男性がすね毛を見せるのはタブーなんていうのも今は昔。すね毛が気になるなら脱毛すればいいし、日焼けして目立たなくするのだっていいはずです。

「それに、ここ数年、夏が暑すぎるでしょ。暖冬なのに分厚いダウンを着る必要がないように、酷暑の夏は服装で体温調整しないとね。ちょっといいレストランでも、ショーツOKなところが出てきているように、オフィスでショーツビズを認めてくれてもいいのでは。探してみると、品よく穿けるショーツは増えているからね」

そう戸賀編集長が仰るように、イタリアのパンツ専業メーカーからは美脚を活かした大人ショーツが多彩にリリースされています。たとえばこちらは、美脚パンツの雄、インコテックス。とくにツンと上向くヒップラインと、適度に細身の膝上丈はジャケ短パンスタイルにも似合いそうで、オフィス用ショーツとしてもハマりそう。

「インコの定番ショーツは、裾へ向かうテーパードラインがじつによく研究されていて脚長に見える。誰が穿いても似合うシルエットだし、インコなら安心して任せられる。スラックスは会社に穿いて行ってるっていう人はもちろん、まだインコ穿いたことない若い人にも絶対受け入れてもらえる一本じゃないかな」

インコテックスならではの美脚ショーツ

インコテックスのショーツ

▲ インコテックス / ストレッチ コットンツイル ノープリーツ ショーツ(オフホワイト/ブルー/ベージュ) (ネイビー/ブラウン) ¥41,800(税込)

美脚パンツのブランドが自信を持って贈る美脚ショーツ。ノープリーツの股上浅め仕様で、フロントにはフラップ付きフォブポケット、バックポケットは左側のみフラップ付きがアクセントになっています。

生地はストレッチコットンツイル「ロイヤルバタビア」。白でも透けることなく、適度な伸縮性をもちながらシルエットがきれいに出るクリース入りです。戸賀編集長が穿かれているホワイトのほか、ネイビー、ブラウン、ブルー、ベージュとベーシックカラー中心に展開。小僧っぽさは皆無なうえ、爽やかさが際立つので若々しさあふれるスタイルが作れます。

インコと双璧をなすPT TORINOの「BERMUDA」

PT TORINOのBERMUDAのコーデ

タリアトーレ / ウール&リネン バスケット織り 6B ジャケット ¥115,500(税込)
セッテフィーリカシミア / BR別注 クルーネック コットン ニット ¥46,200(税込)
ピーティートリノ / ストレッチ コットン ギャバ ノープリーツ ショーツ ¥30,800(税込)

インコテックスがイタリア美脚パンツの“龍”なら、こちらは“虎”。PT TORINOの「BERMUDA」は、先ほどのインコテックスと比べて、やや細身&丈長で、こちらもスマートなシルエットです。

「普段からPTを穿き慣れている人なら、ぜんぜん違和感ないはず。フラップポケットやピンループといったお馴染みのディテールもちゃんと付いてる。シルエットも腰回りのフィット感もPTっぽいね。膝下スリムテーパードで知られるPTは、ふくらはぎがパツパツっていう人もいると思うけど、ショーツなら穿けるっていう声も聞くからね」

このブランドお得意の製品染め洗い加工が施されているので、適度にこなれて雰囲気ある「BERMUDA」ですが、戸賀さんのようにジャケットを羽織って着こなすとこなれて見えます。夏のオフィススタイルとしても十分に都会的ショーツです。

「大人ショーツはあまり南の島のリゾートっぽくならないほうがいいと思うんだ。せめて軽井沢とか山中湖あたり、都会から1時間半ぐらいで行ける避暑地のイメージだね。サンダル・スニーカーより、ローファーやスリッポンではけて、品よく着こなす。日帰りで夜は都内で会食するスタイルって感じかな」

オンもオフもこの夏はショーツがマスト

ピーティートリノのストレッチショーツ

▲ピーティートリノ/ストレッチ コットン ギャバ ノープリーツ ショーツ (ブラック/ネイビー/ターコイズブルー) (ホワイト/カーキ) (アイボリー/ピンク) ¥30,800(税込)

カラーバリエーションも豊富なPT TORINOの「BERMUDA」。製品染めならではの風合いがありながら、ちゃんとクリースを入れて穿けるエレガンスも備えています。細部のデザインは、戸賀さんも指摘された通り、ポケット縁のAMFステッチまでイタリアパンツならではの作り込みがされていて、まるでトラウザーズを穿いてる感覚のショーツスタイルに変換できます。

生地はドライなタッチのコットンギャバジンを製品染め加工でソフトな風合い。ブラック、ネイビー、ベージュあたりは夏ビズ用に、ピンクやターコイズブルーあたりは挿し色としてカジュアルに着こなすのも良さそうですね。

この夏は酷暑が予想されているだけに、ショーツがマストになりそうです。戸賀編集長のように、オンもオフも日常にショーツスタイルを取り入れることは、もう特別なことではないってこと、再確認していただけるはずです。

▼こちらの記事はB.R.ONLINEでもご覧頂けます。

Producer:大和一彦/Photographer:鈴木泰之/Writer:池田保行 (ゼロヨン)/Designer:中野慎一郎

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