(画像=Sean Pavone / Shutterstock.com)
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2019.3.5

劇団四季の劇場新設、ソフトバンク本社移転…話題の新ウォーターフロント「竹芝開発」

東京では今、多くのエリアで大規模な再開発・新規開発が進んでいます。中でも2019年に入り注目度急上昇なのが竹芝(JR浜松町駅周辺)。劇団四季の劇場新設を軸にしたプロジェクトが進む中、さらに2019年1月末、ソフトバンクが2020年度中の本社移転を発表。メディアの視線が一気に竹芝エリアに集まります。これらの開発の全貌を見ていきましょう。

劇団四季の劇場のうち2館を新設、商業施設+高級ホテルも展開

劇団四季の劇場に係わる開発とソフトバンク本社の移転は、どちらも竹芝エリアでほぼ同時期のタイミングで進んでいます。しかし、これらは異なるプロジェクト。立地も微妙に違います。前者はJR東日本×劇団四季が牽引する開発で、浜離宮を望む水辺エリアが中心です。これに対して後者は、東急不動産×鹿島建設が開発する竹芝駅前のスマートビルに、ソフトバンク本社が入るというものです。

はじめに、JR東日本×劇団四季のプロジェクトですが、「ウォーターズ竹芝(WATERS takeshiba)」と名付けられ、「文化と水辺の融合」を軸にした開発が進んでいます。すべての棟を合わせた延床面積は10万平方メートルで、「劇場棟」(地上6階・地下1階)、「高層棟」(地上26階・地下2階)、「駐車場棟」(430台分)を展開。このうち劇団四季の専用劇場の入る「劇場棟」は、2020年内に開業の予定です。

劇場棟には、これまでこの地にあった四季劇場[春][秋]を新設。既存の自由劇場と合わせて3劇場が集約されます。2階-6階に劇場、その下の1-3階では商業施設が展開する予定です。一方、高層棟に目を転じてみると、1-14階までには商業施設とオフィスが配置され、16-26階をホテルが占めます。ここには世界的なブランド力のあるラグジュアリーホテルが入る予定で、現時点では265室になる見込みです。

劇団四季の余韻を水辺で味わった後ディナー…といった楽しみ方も

JR東日本×劇団四季のプロジェクトに、ラグジュアリーホテルが含まれることで、観劇者の動向に変化が生まれる可能性があります。これまで劇団四季を観劇した後にアクセス便利なホテルとしては、『ホテルインターコンチネンタル 東京ベイ』(自由劇場から徒歩5分)や『ベイサイドホテル アジュール竹芝』(自由劇場から徒歩1分)などの選択肢がありました。しかし、タイミングによっては満室ということもあり、汐留や大崎などのホテルまで足を伸ばす必要がありました。

この状況が「ウォーターズ竹芝(WATERS takeshiba)」により一変。単に、劇団四季の劇場周辺の宿泊施設キャパシティが広がるだけではありません。公演を見た後に、慌ただしく移動するのではなく、水辺で余韻を楽しんでラグジュアリーホテルでディナー、そのまま宿泊といった楽しみ方ができるようになります。

ソフトバンクの本社移転は新たなビジネス開拓の狙いも

もうひとつのソフトバンクに係わるプロジェクトですが、東急不動産と鹿島建設が設立した事業会社「アルベログランデ」が主体となって、ゆりかもめ・竹芝駅前にスマートビルを開発。この先進の環境・防犯性能を持ったビルに、ソフトバンクグループ株式会社、ソフトバンク株式会社の2社が入るという枠組みです。移転完了は2020年内と発表されています。

ソフトバンクと言えば、コアタイムの撤廃をはじめ、ワークスタイルの変革に積極的な企業として知られます。先進のスマートビルへの本社移転によってその取り組みをさらに進めることに加えて、新たなビジネスを開拓するためのデータ収集にも役立てたいという考えもあるようです。AIやIoTの活用によってビル内外のさまざまなデータを収集。これをもとに、ビル所有者などに対してスマートビルの提案などを行っていきたいとの考えです。

劇団四季とソフトバンクが係わる開発が同時併行で進み、勢いのある竹芝エリア。今後、開発がさらなる開発を呼ぶということも考えられるため、目を離せないエリアと言えます。

文・J PRIME編集部

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