クリーニングの日,衣類,メンテナンス
(画像=hrui/Shutterstock.com)

9月29日が、「クリーニングの日」であることをご存じでしょうか。全国クリーニング環境衛生同業組合連合会が、クリーニングの良さを知ってもらうため、1982年に制定した記念日です。確かに衣服を購入する際、「クリーニングのしやすさ」「洗濯のしやすさ」を考慮に入れることは少なくありません。素材の特性や生地の特徴を知れば、洋服をより長持ちさせることができます。今回は、衣服の素材ごとの特徴・メンテナンス方法や、クリーニングの特性を解説します。

クリーニングと家庭での洗濯、一番違うのは何か?

衣服のお手入れと聞いて最初に思いつくのはクリーニングです。しかしクリーニングと家庭での洗濯は、いったい何が違うのでしょうか。最も違うのは「水で洗うのか」「油で洗うのか」ということです。一般的な家庭の洗濯では洗剤を使いながら水洗いするのが普通です。しかしクリーニングでは、「有機溶媒」と呼ばれる石油系の溶剤を使って洗濯します。

これがドライクリーニングと呼ばれるものです。洋服の汚れには、水溶性の汚れと脂溶性の汚れがあります。水溶性の場合は水洗いでも汚れを落とせますが、脂溶性の汚れ(たとえば皮脂の汚れや、油汚れなど)はなかなか家庭のクリーニングでは落とせません。しかし油で洗う脂溶性の汚れは、ドライクリーニングによって落とせます。

またドライクリーニングであっても、まったく水分がないというわけではないので水溶性の汚れを落とすこともできます。ドライクリーニングにはもう一つメリットがあります。それは「型崩れしにくい」ということです。ウールや麻、シルクなどの素材は水を含んだ状態で動かすと繊維がずれることがあり、型崩れの要因になります。

ドライクリーニングでは使う水分が少ないため、普通の洗濯に比べて型崩れしづらく良いものを長く使うのに適しているといえるでしょう。

クリーニングに向いているアイテムとは?

上記のメリットを生かすために、クリーニングに出したほうがいいアイテムとは、いったいどういったものでしょうか。一番は型崩れするとダメになってしまう衣服です。スーツやジャケット、厚手のコートなどがその代表格でしょう。もちろん工夫すれば家庭で洗えないことはありません。しかしプロに任せるのが安全です。

またカシミヤやシルク、麻などは、素材自体が縮みやすかったり繊維がずれやすかったりする性質があります。このような素材を使ったものは、基本的に繊細に作られていることが多い傾向です。こういった商品も特に高価なものはクリーニングに出したほうがいいでしょう。

主な素材別のメンテナンス方法

具体的な素材別では、どのようなメンテナンスをすればいいでしょうか。

綿・コットン

綿は比較的家庭で洗濯しやすい素材で、特に洗剤も選びません。ただシワになりやすい特徴がありますので脱水は短めにするといいでしょう。またアイロンは高温でかけるとよくシワが取れます。

麻はコットンに比べて縮みやすく、シワになりやすいという性質を持っています。そのため麻素材は、乾燥機にかけることはやめたほうがいいでしょう。多少脱水が弱い状態で陰干し。アイロンは高温でかけましょう。

ウール

ウールは獣毛であり濡れた状態で摩擦が加わると縮みやすいのが特徴です。そのため家庭で洗濯はできますが、乾燥機を使うのはおすすめできません。また日光に当たると黄ばむ性質もあるので、陰干ししてください。アイロンは中温でかけましょう。

化学繊維(ポリエステル・レーヨン)

化学繊維の中でも、よく使われているポリエステルとレーヨン。いずれも家庭で洗濯しやすい素材であり、通常の洗濯機、乾燥機で洗濯できます。アイロンは中温でかけてください。

大事な洋服はプロに任せて長く着よう

家庭でも素材によって洗濯方法や気をつけるポイントは異なります。また水洗いの場合、どうしても型崩れするリスクというのはドライクリーニングに比べると高い傾向です。クリーニングは、水洗いでは落ちない汚れも落としてくれますし型崩れもないため、その分洋服が長持ちします。そのため大事に着たい洋服、長く着たい洋服はクリーニングに出すことがおすすめです。

文・J PRIME編集部

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