旧暦では2月4日に立春を迎え、コートがいらなくなる季節も目の前。そろそろ冬に溜め込んだものをリセットしたい気持ちになってきます。一時的なブームではなく、全米一と注目され多くの大富豪が住むカルフォルニア州バークレー。その先進的な健康食の実態を紹介します。

毎日食べているもので自らはつくられる 未来の身体につながる意識

米カリフォルニア州バークレーと言えばリベラルな雰囲気に包まれ、スローライフや地産地消を既に実現している街。オーガニック食材を扱うスーパも多くファーマーズマーケットが定期的に開催されています。

顔が見えない大規模農家からではなく、持続可能な有機農法で安心・安全をモットーに近郊の大自然の中で育った農作物を小規模農家から購入するライフスタイルが根付いています。

バークレーでは地域に根付く活動が盛んで、地産地消は市民全体が評価し楽しみながらシェアできる価値として深く浸透しているのです。

近郊で育てられた有機農法野菜には身体が必要とする栄養素が豊富

確かに、便利な加工食品は忙しい毎日には手放せないものです。しかしながら、実は日本が添加物大国であることも頭に入れておきましょう。スーパーマーケットに並ぶ虫食い一つない、均一な形をした野菜は、一年中季節を問わず出回っています。大量生産や生産効率などの視点から、作物の品種改良が行われている一方で、野菜が本来持つ含有栄養価にまで考えが及んでいるかというと、実態は違います。

現代農法では作物の成長スピートを上げるために化学肥料を散布し、虫がつかないよう農薬をまく栽培方法が主流になっているのです。こうした農法をある一定の水準まで継続した場合に何が起こるかというと、土壌の疲弊により、もともと土壌に存在する栄養素を作物が吸収できなくなるのです。

「ホウレンソウに含まれるビタミンCが、20年前の半分に」という記事が2001年3月22日の朝日新聞に出ました。これらは栄養価の高い東洋種から西洋種と交配させたものへと品種が変わったこと、また旬ではない夏にもホウレンソウが出回るようになったことなどが主因です。現代人が以前と同じような食事をしていても摂取している栄養価が低くなっているのは、そういった背景があるからです。

天皇家もオーガニックガーデンで有機農法野菜を育てる

日本にとどまらず他国の首相もオーガニックガーデンを所有しています。農薬を使用せず持続可能な有機農法で農作物を栽培する農家はまだまだ少ないのが現状ですが、最近ではインターネットで情報発信する小規模農家も増え、直接農家から作物を購入できるようにもなってきました。医食同源という言葉の通り、かかりつけの医者を持つように、まずは近くで開催されるマルシェに出掛けて旬の野菜を手にとり、この春からかかりつけの農家を見つけてみてはいかがでしょうか。

文・J PRIME編集部 坂本美樹(オーガニックファーマー)

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