お酒,心理学
(画像=KieferPix/Shutterstock.com)

お酒の力を少し借りながら、心理的な距離を近づけたいという場面は突然やってくるものです。その際に「丸腰」ではうまくいかず、場合によっては致命的な失敗をおかしてしまう可能性もあります。そこで「スティンザー効果」や「HLA遺伝子」の特性を生かすなど、心理学的に解き明かされたメカニズムを踏まえて、うまく事を運ぶ方法を考えてみましょう。

まず紹介するのは、お酒を飲む際に座る場所の話です。アメリカの心理学者であるスティンザーは、座る場所の選び方を心理学的に研究しています。具体的な例を見てみましょう。

・自分の正面に座るのは反対意見や競争心を持つ人
・横に座るのは味方になる可能性がある人
・斜めに座るのは緊張感が少ないため親しい仲になれる人

実はこの効果はすでに日常のさまざまな場面に応用されています。百貨店などの接客では、多くの場合、店員が横について商品を説明することが多い傾向です。対面販売などでも、詳しい説明をする際は適宜移動して横から話をする場面が見られます。なぜなら横に位置取ることで、お客が店員に親近感を持ち、つい購入を決めてしまうという効果があるからです。

これをスティンザー効果と呼びます。会議や恋愛などお酒を飲む場面にうまく応用している人も少なくないかもしれません。仕事の接待や恋愛など場面によって使い分けは必要ですが、関係を近づけたいと思っている人がいたら、正面を避けて真横か斜め前、コーナーを利用して90度になる位置で座ると効果的でしょう。知らずに生まれる親近感から、話が盛り上がり、打ち解けた雰囲気の中で時間を過ごすことができます。